カテゴリー別アーカイブ: いぬすき

災害時の愛護活動のありかた

避難所での人とペットの問題

先日ズームで「人とペットの防災セミナー」参加。一口にくくるのはいけないかもしれないが、要は有事の際の避難所でのペットと人の共生をいかに図るかということにつきるようだ。

そのためにはまずは、常日頃からの飼い主さんに対する啓蒙啓発により、問題意識をもってペットに接してもらうということが必要。
また有事の際の対応を平時から、行政・関係団体・獣医師会・ボランティア等で協議会を立ち上げ事前に話し合っておく必要もあるということだ。

被災した愛護団体等は?


愛護団体の保護していている犬猫に関しては昨日のセミナー内容からみると之はまた別問題ということになるようだが、しかし、もし事前の協議会を発足させるのであれば、愛護団体の保護犬猫の避難の仕方避難場所についても話合う必要はある。そうでないと片手落ちだと思うが・・


保護団体やブリーダーさん・ペットショップが抱えている動物の居場所がなくなることは、大問題で大きな環境破壊にもつながりかねないと思うが、それを各団体だけの自助努力でというのはちょっと過酷ではないかとおもう。

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場所の準備が必要


そういった動物の保護を集約的に収容できる場所があれば保護団体・ブリーダーさんや専門家の人たちが主体となってボランティアチームを結成し避難所に行けない一般の飼い犬猫の世話もできるのではと思うのだが・・・
前提問題として協議会の立上に際しては愛護団体他関連団体の参加が必須

其の上で有事の際の収容場所をあらかじめ決めておくことも必要かと思う。そして行政的縦割りの対処の仕方だけでなく、常日頃からの各部署、部署が一体となった横の密なる連携も必要となってくるとおもう。

思うことは  

それにしても、災害時にどうするかの問題は大きい。一朝一夕でどうこうできることではなさそうだ。

環境庁からは災害時のガイドラインが出ているそうだが、それも、個人個人のペットに関してのことのよう。またほとんどの各地方行政関係部署はその存在すらも知らないという現実があるようだ。

要するに災害に際して、人と動物の命を守るためには、もっともっといろんなところから、いろんな声を上げていく必要があるということに尽きるようだ。

集合

さくら猫活動

TNR

「さくら猫」とはTNR(捕獲保護・避妊手術・地域へ返還)の猫のこと。不幸な仔猫たちを増やさないために、又地域の環境を守るために大切な活動。現在全国でも多くの任意団体や個人のボランティアの方々が取り組んでいますが、これを組織的に行っているのが「公益財団法人どうぶつ基金」です。

個人でやる場合やNPOでやるときでも当然、手術費用など大きな負担がかかりますが、「どうぶつ基金」さんは、その負担を少しでも軽減させるよう、無料チケットを毎月発行し、協力動物病院で施術を行って言います。

また、組織的に行政・任意団体・ボランティア・協力獣医さんと連携して各地域で集中的にTNPを実施されています。

今回その活動の公募が発表されていますのでご紹介します。ただ、大々的な組織活動になりますので、ある程度地域の行政、一般団体、個人ボランティアの連携ができていない地域では無理かもしれません。

私どものいる北九州も、まだまだ環境がそこまで至っていない状態ですので今のところは、各個人で動くという活動にとどまっています。早くプロジェクトが導入できるような環境作りができるよう努力したいと思っています。

公募内容

(どうぶつ基金おしらせより)

大阪・福岡・宮崎で2021年4月からスタートした「TNR地域集中プロジェクト」。 予想を上回る成果を上げていることから、 2022年度も「地域集中プロジェクト」を継続すること、 そして、実施地域を公募することが決定いたしました!

本日は、2022年度「TNR地域集中プロジェクト」候補地の公募について
お知らせいたします。

1.「TNR地域集中プロジェクト」とは
TNRが必要な猫がいてTNRを行うボランティアの方も大勢いる。
だけど協力病院が不足していて、不妊手術の需要を満たすことができていない…
「どうぶつ基金として、もっと何かできることがあるのではないか」
そんな想いから始まったのが「TNR地域集中プロジェクト」です。
どうぶつ基金自らが病院を開設し、その地域のTNRを集中的に行うというものです。

  1. 2021年度の実施状況および実績について
    「TNR地域集中プロジェクト」は、大阪・福岡・宮崎の3地域で2021年4月からスタート。
    3地域で毎月600頭✕12か月=7,200頭を目標に、
    不妊手術、ワクチン、ノミ除けおよびこれらに伴う獣医療を無償で提供しています。
    2021年8月終了時点の実施頭数は3地域合計3,403頭。
    目標の7,200頭を大きく上回るペースで順調に進んでおり、
    福岡では福岡県・山口県の12行政が当プロジェクトに参加するなど、
    これまで動物愛護活動の方針や対策を巡って対立しがちだった
    官民協力の貴重な土台となりつつあります。
  1. 候補地の公募について
    実施1年目で大きな成果が予想されることから、
    どうぶつ基金では2022年度も「地域集中プロジェクト」を継続することを決定し、
    2022年度の候補地を公募するものといたします。
    応募資格、応募条件については応募要領をご覧ください。
    【募集期間】
     2021年10月15日(金)~11月30日(火)

【応募方法】
 専用の応募フォームより必要事項を入力のうえご応募ください。
 https://business.form-mailer.jp/fms/bb4ddcfb155687

#保護活動 #里親募集 #愛護活動 #さくら猫活動 #地域猫

動物愛護週間

※ どうぶつ基金さんからの動物愛護に関するmailです。長文ですが、大切なことなので引用させていただきます。

目次

  1. mail全文
  2. 動物愛護管理法
  3. ひとと動物が一緒に暮らす社会のために
  4. 「動物殺傷罪」と「虐待と遺棄」
  5. 「命が終わるまでちゃんと飼う」ことの難しさ
  6. どうぶつ基金情報

mail全文

特定非営利活動法人あおぞら(杉原 英子/塚田 澄代/白川 頼子)さま

動物愛護週間が始まりました。
動物愛護週間、って、耳では聞いたことはあるけど、いつだっけ。この秋の始めの気持ちの良い季節だとは知らない人も多いかも。じつは毎年9月20日から26日までと法律で決まっているんです。なんで毎年この日って、決まってるのかな。それは、この「動物愛護管理法」は、とっても大事だから。みんなに知ってもらいたい。

だから動物愛護週間を決めて、イベントやシンポジウムをしてもらおう、
という法律からのメッセージなんです。

動物愛護管理法

では肝心の「動物愛護管理法」って、どんな法律なんでしょう。すごくざっくり言うと、「動物愛護管理法」の目的は、動物の愛護(つまり可愛がり方)と、危害や迷惑の防止(適切な管理)のふたつです。

すべての人は、「動物は命あるもの」であることを認識し、動物を虐待しないだけでなく、人間と動物が共に生きていける社会を目指して、動物の習性をよく知ったうえで適正に取り扱ってください。

(環境省「動物愛護管理法の概要」よりマエキタがざっくりダイジェストしました)

もう少し詳しく、でも、よく使うところだけ話し言葉にしてみます。動物愛護管理法というのは、こんな決まりです。

ネコや犬などペットを飼う人は、いじめたり、捨てたりせず、健康にも気をつけて飼ってください。ペットは他人を傷つけたり、噛みついたり、他人の物を壊したりするときもあるので、気をつけてください。

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ひとと動物が一緒に暮らす社会のために

どうぶつには命があるので、だれであっても、殺したり、傷つけたり、苦しめたりしてはいけません。ひとと動物が一緒に生きていけるよう気をつけて、その習性を考えて、世話をしないといけません

だれであっても、動物を飼うときは、ちゃんとエサと水をやって、健康管理して、その動物の種類や習性を考えて、環境を整えなくてはいけません。

国や地方自治体は、この動物愛護と、ちゃんと飼うことについて、連携をとって学校、地域、家庭での教育と広報を通じて、みんなに知らせないといけません。命ある動物をかわいがって、ちゃんと飼うことについて、関心と理解を深めるために、動物愛護週間を、9月20日から26日までと決めました。

国と地方自治体は、ふさわしい行事が行われるように努めてください。

・動物を飼っている人は、病気になったら治療してあげてください。

・動物を飼っている人は、その命が終わるまで、ちゃんと飼ってください。

・やたらと増えてちゃんと飼えなくならないように気をつけてください。

・・・こんなふうに、動物を飼うのならこうしてください、が書かれている「動物愛護管理法」。

その他にも、ペットショップやブリーダーやシェルターをするのならこうしてください、といういろいろもここに書かれています。

「動物殺傷罪」と「虐待と遺棄」

さらに去年2020年6月には、動物を虐待した人への罰則が厳しくなりました。具体的に言うと、動物を殺したり傷つけた場合、これまで2年以下の懲役または200万円の罰金、だったところが、5年以下の懲役または500万円以下の罰金と厳しくなりました。

また、動物をいじめたり捨てたり、(いい人にもらわれてねなどと書いても書かなくても)置き去りにした場合(これを、捨てる、遺棄といいます。
悲しいお別れ、とはいいません。)も、これまでは100万円以下の罰金だったところが、1年以下の懲役または100万円以下の罰金と厳しくなりました。

生まれてから8週たたない子猫や子犬の売買も禁止されました。
(それまでは7週だったのが1週間長くなりました。)

昭和48年に議員立法で成立し、平成11年、平成17年、平成24年、令和元年に、これまた議員立法で法改正が行われてきた「動物愛護管理法」。時代のニーズに合わせて、少しずつ、しっかり育ってきました。

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「命が終わるまでちゃんと飼う」ことの難しさ

「その命が終わるまで、ちゃんと飼ってください」というのは、当たり前に聞こえますが、実は「その命が終わるまで、ちゃんと飼えなくなる」ケースはまだまだ多いようです。

全国の2019年度のデータを見てみると。

・引き取った犬 32,555頭、引き取ったネコ 53,342頭。

・そこから返還できたのが、犬 10,814頭、ネコ 305頭。

・譲渡できたのが、犬 16,312頭、ネコ 25,636頭。

・殺処分されてしまったのが、犬 5,635頭、ネコ 27,108頭。

(環境省ホームページ「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」2019年4月1日~2020年3月31日より:2021年9月19日時点)

ペットが手に余った時、子猫を産んだ時、迷子の犬やネコを保護したとき地方自治体の保健所に持ち込まれます。これが「引き取った」犬やネコです。

ここから、もとの飼い主のところへ運よく戻ることができたのが「返還できた」犬やネコです。

そうでない犬やネコが新しい飼い主を見つけられた場合、「譲渡できた」犬やネコになります。ここまでは良いのですが、返還や譲渡ができなかった場合、最悪の悲しいこと「殺処分」になってしまうのです。

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例えば、犬を飼っていたけれど雇い止めにあってしまい、引っ越さなくてはならなくて、行先の住まいがペット不可のところしか見つからなかったり。

・家族が急にアレルギーになってしまったり。

・被災してしまったり。

・事故にあって入院してしまったり。

こんな、少しは同情の余地のある話もあるけれど、現実は、

・子供の情操教育のためにホームセンターで犬を買ったけれど、
今度は私学受験で散歩どころではなくなった。

・ウンチが臭い!鳴き声がうるさい。

・マンションの抽選に当たったけれど、そこはペット禁止だった。

・離婚になって、どっちもペットは引き取りたくなかった。

・不妊手術をしなかったので子犬がいっぱい産まれてしまった。

・ローンで犬を買ったがローン地獄になった。

・親が死んで、遺産は欲しいけれど、親が大事に飼ってたペットは邪魔、いらない。

などなど。

うんざりするくらい無責任で身勝手な人間の都合で、ペットの命は危機にさらされます。このコロナ禍やコロナ不況で、心が病んでしまう人も増え、状況は悪化しているかもしれません。

それでも長い目で見ると、殺処分の数はゼロに向かって、減っています。

たとえば15年前の平成18年(2006)には、
犬の引き取り数は142,110頭、
ネコの引き取り数は232,050頭、
返還・譲渡数はたったの犬28,942頭、ネコ4,427頭、
殺処分数は圧倒的に多い犬112,690頭、ネコ228,373頭でした。

こんなにたくさんの犬やネコが殺処分されていたのです。
この日本全国、たったの15年前の話です。

それが最新の2年前のデータでは、処分される犬は返還譲渡される犬の4分の1。ネコはまだ殺処分される数の方が多いのですが、殺処分と返還譲渡の差があと1167頭と迫ってきています。

もしかしたら今年のデータでは、逆転できているかもしれません。

↑出典:環境省

様々な団体や、保健所自体も率先して譲渡会を開き、あるいはネットや動物病院で里親を募集したり、殺処分をゼロにするため努力しています。

もちろん、どうぶつ基金も、殺処分ゼロには、TNRで大きく貢献しています。

動物を大事にする動物愛護な社会は、人間にとっても暮らしやすい優しい社会です。

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どうぶつ基金情報

(発行:公益財団法人どうぶつ基金事務局)
よくある質問と回答:https://www.doubutukikin.or.jp/question 
お問合せフォーム:https://business.form-mailer.jp/fms/bfa107a14087
どうぶつ基金HP:http://www.doubutukikin.or.jp/
Facebook: https://www.facebook.com/doubutukikin/
Instagram:https://www.instagram.com/doubutukikin/
Twitter:https://twitter.com/Doubutukikin

(文責 マエキタミヤコ)

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NPO法人あおぞらNPO法人あおぞらの代表、杉原英子です。福岡県北九州市門司区を中心に活動しています。私どもは保護を必要とする犬や 猫の救済を通じて地域の環境保全を考えるとともに人と動物が共生できるやさしい社会環境づくりを目指して活動をしてい ます。

緊急!里親希望者探してます。

目次

  1. 孤軍奮闘
  2. ご協力をお願いします
  3. 里親さん募集💛
  4. mail

孤軍奮闘

先日、福岡県水巻在住のS・Yさんより悲痛な電話、庭に来るノラたちを何とか助けたいと、今も頑張っているが、親猫が2匹仔猫が12匹となって、今後が不安、どうしたらいいか悩んでいるとのこと。

動物病院にも相談し、避妊・去勢できる子たちは順々に手術を施しながら、病院に預かってもらったり、知人に預かってもらったりしながらなんとか面倒を見ているとのこと。もちろん、病院や知人の方、預かり賃等は有料、それらの費用、すべて個人で賄っている由。

一人で抱え込むことで若干疲れが出てきてる様子、将来が見えないことで、精神的にも不安がいっぱいな感じ!何とかしてあげたいと、親猫の不妊手術を優先して行うことやその後、里親がむつかしい子たちは地域猫としてなるべく、目の届くような状態面倒をみてあげること、里親へ行けそうな子は早急に里親さんを探すこと等々で少しでも負担を軽減できるよう「あおぞら」もサポートしますとお話ししてます。

ご協力をお願いします

以下S・Yさんのmail一部を引用いたします。

2021.8.25
◎特定非営利活動法人 あおぞら
杉原 英子様

本日、保護猫の件で、電話相談をさせて頂いたS・Yと申します。
突然、お電話をしたにも関わらす、親身に相談にのって頂き、ありがとうございました。
泣いても仔猫12匹と母猫2匹が幸せになるわけではないので、心を強く持ち、出来ることから一つずつ行っていきたいと思います。

里親さん募集💛

昨日、去勢、避妊手術をして帰ってきた猫3匹の写真を送信させて頂きます。よろしくお願いいたします。

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仮名 メアリー、三毛猫、メス、
生後5ケ月位。避妊済、ノミ、ダニ駆除済。
兄弟猫5 匹が血液検査、陰性のため、この子も
陰性の可能性が高いと獣医に言われています。
性格は、とても人懐っこく、さするとすり寄って来て、
もっともっととおねだりをし、ゴロンと転がります。
おもちゃで遊ぶのも得意です。
明るく、元気で健康なチャーミングな猫ちゃんです。

ショーン1

仮名 ショーン、ハチワレ、オス、
生後5ケ月位。去勢済、ノミ、ダニ駆除済。
兄弟猫5 匹が血液検査、陰性のため、この子
も陰性の可能性が高いと獣医に言われています。
性格は穏やかで、無駄鳴きをせず、シャイな男の子です。
動じす、どんとした感じですが、話しかけると鳴いて
くるかわいい子です。
見た目は、ハチワレもどき?で、スッとしたハンサム猫です。
ドライフードもしっかり食べて元気で健康です。

とら1

3匹目は、仮名 とら、キジ猫、オス、
生後5ケ月位。去勢済、ノミ、ダニ駆除済。
兄弟猫5 匹が血液検査、陰性のため、この子も
陰性の可能性が高いと獣医に言われています。
性格は、話しかけたり、さすると喜んで甘えた声
で鳴いて寄ってきます。
よくゴロン、ゴロンと転がり、甘えん坊で、色々な人にすぐに懐いて、人見知りをしません。
遊び盛りでおもちゃで遊ぶのも大好きな元気いっぱい、健康な子です。
見た目もとても可愛らしく、イケメン君です。

簡単な紹介ですが、よろしくお願いいたします。

 以上

ご自分でなくても、どなたかお知り合いの方でも、お声掛けして里親さん探しにご協力をお願いいたします。無理は言いませんが、できれば北九州近辺在住の方々であれば、うれしいですね。

よろしくお願いいたします。

WEBサイト「ペットのおうち」にも掲載いたします。

mail

mefamily@khc.biglobe.ne.jp

blognote「NPO法人あおぞら」より抜粋 https://note.com/2019dobutu


どうぶつ基金の考え方と活動「さくら猫」

私たち「NPO法人あおぞら」はどうぶつ基金の活動を支持いたします。ここに、どうぶつ基金の基本的な考え方をご紹介いたします。

こんにちは、どうぶつ基金です。

いつもノラ猫に餌をやってくださっていて、ありがとうございます。みなさんがノラちゃんたちにごはんをやってくださるので、ネコが元気に暮らすことができ、周りの人たちも、ネコの可愛い姿を見ることができ、癒されたり、元気づけられたりしています。

でもなかには時間に余裕のない方もいて、ちょっとの時間でパッと餌を置いてきて後片づけをはしょっちゃう場合、ネコたちは「自分でお片づけ」ができないので、食べた後の容器がそのままになってしまいます。

特にネコが好きなカリカリは虫たちも大好物とあって(カリカリだけではなくネコが好きな食べ物のほとんどが虫たちの大好物。) ネコの次に虫たちがたかっていることもあります。こうなってしまうと、周りの人たちは、虫が寄ってくる恐怖から、ネコを可愛がる余裕がなくなってしまいます。

これは本当に残念なことです。よく「無責任なエサやりはやめよう」などと
書かれたポスターを見ますが、この「無責任」という言葉、 いつも「紋切り型で雑で嫌な表現だなあ」と思ってしまいます。


「自分が家のなかで飼っているのではないネコにエサをやること」
イコール「無責任」ではないのです。おなかをすかせたノラ猫がかわいそうだからとエサをやるのは、 ひとの優しさの現れです。

その優しい気持ちは、地域の人間関係や暮らしやすさを 豊かにする方向へも活かせるはずです。「エサやるなら不妊手術して。そこまでできないならエサやらないで。」 という人もいます。

エサをやるから、

・ノラ猫が集まってきて子ども産んでどんどん増えて街が汚くなる。

・不妊手術にお金がかかる。

・あるいは殺処分しなくちゃならなくなる。

だからエサやらないで。というわけです。そのため、どうぶつ基金はTNR活動を進めています。どうぶつ好きな人から寄付をいただき資金を集めて、地域行政とも連携し、「さくらみみは愛され猫のしるし」という合言葉で、不妊手術を進めています。
この不妊手術が終わって 耳にV字カットを入れた猫は「さくらねこ」と呼ばれます。迷惑、(お世話をする人は)無責任、と呼ばれるノラ猫が、
一代限りの愛され猫になるのです。

本来ネコはきれい好きな美しい動物です。 でも、もらった餌の食べ残しを片づけたり、寄ってくる虫を追い払ったり、とまではいきません。ですから、ネコの食べた後のお片づけもきれいにしてください。そしてできれば不妊手術をしてあげてください。
ぜひよろしくお願いいたします。

棄て犬の句を見て

51NPO法人あおぞら2021/02/07 06:55

「野良犬となりても生きよ月に棄つ」

目次

  1. 雑誌の記事
  2. 祈り
  3. おもうこと・・
  4. おわりに

雑誌の記事

古い本を整理していた時、見つけた雑誌「太陽」―昭和59年9月号―に掲載されていた俳句です。
この号は俳句の特集号で多くは蕪村・一茶・山頭火の生涯と作句を特集していました。コラムとして短い文章ですが俳人加藤楸邨が俳句について語っている記事があり、その中に例として挙げてある句のひとつが上記の句です。
かつて楸邨が選者となって選んだ一般公募の句の一つだそうですが、この句を掲載した時の反響と楸邨自身のこの句に対する思いが綴られていました。

祈り

一節を引用しますと

「・・・ところが犬を棄てるとは何事か、動物愛護の精神を知らぬにもほどがあるという投書が殺到した。私はこの句を読んだ時、犬の子を棄てる事の善悪については決して人々の批難に反対する気はない。しかしここに一人の、どうしても棄てるほかなくなった人の切ない祈りを読みとった。すてたくはないがどうしようもなくなった。犬の子よ何とか生き抜いてくれ、たとえノラ犬となったとしても何とか生きて行ってくれという祈りの中に、犬の子から放す手は浩々たる月を浴びるのだ。月が明るければ明るいほど作者の気持ちはやり切れないのである。・・」


(この句はおそらく昭和40年後半から50年初期ころに読まれた句ではないでしょうか。現代の豊かな状況ではあまり考えられない心情の句だと思います。)

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おもうこと・・

私たちは動物愛護のNPO団体です。どちらかというと批難の側に立つのかもしれません。しかし、豊かになった現代でもやはり身勝手にではなく、いろんな事情により棄てざるを得ない状況というものは存在するのではないでしょうか。私たちはただ批難するだけではなくその痛みというかその状況に共感し共有できる団体でもありたいと思います。


私たちは破棄された犬猫の里親を探すことによって少しでも幸せになれる犬猫が増えればと願っています。と同時に微力ですが破棄せざるを得なくなった悲しい状況が改善されていく環境作りを目指し、ともに豊かに共生できる社会を実現できればとも願っています。

おわりに

みなさまと共に明るい社会づくりができることを願っています。よろしくサポートお願いいたします。

メールアドレス

mefamily@khc.biglobe.ne.jp

セミナー決定

譲渡団体様向けセミナーを開催します!(メーカーさんmail)

譲渡団体の皆様には「#獣医師開発猫トイレ&猫砂 プレゼント企画」にご協力いただきまして、誠にありがとうございます。

日頃の皆様への感謝と、よりたくさんの猫ちゃんに快適な暮らしを送ってもらいたい、という気持ちから、ライオン商事㈱の獣医師による、特別オンラインセミナーを開催いたします。

セミナー詳細
□タイトル:猫のしあわせ オーラルケア&トイレセミナー

対象者:「#獣医師開発猫トイレ&猫砂 プレゼント企画」協力譲渡団体様
及び譲渡団体様よりご案内を受けた里親様等

□費用:無料!
□時間:50 分
オーラルケアセミナー(25 分),トイレ環境に関するセミナー(15 分)質問タイム(10 分)
□場所:Zoom

ということで参加予定人数約10名で希望日を決めて申し込みましたところ、6月8日PM6:00よりということでご返事をいただきました。

「あおぞら」クローズのセミナー、参加者にはこちらからまたURLを送付することにしています。内容等はセミナー終了後、後日報告いたします。

動物愛護というNPOを立ち上げてはいますが、手探り状態で始めた私どもにとって、知識に関してはほぼ素人というに等しい感じ⁉ そういう点からもメーカーさんのご協力はありがく、今回の専門家によるセミナーは有意義なものと非常に楽しみにしています~(^_-)-☆

メーカーの支援

今年のはじめ、突然ペット用品の大手メーカーさんよりメールが届き「猫砂セット」プレゼント企画に参加しませんかとのお誘いを受けた。内容はコロナ禍の中動物愛護NPOの活動支援の一環として団体から新しく保護ネコを譲渡した里親さんに「猫砂セット」(猫砂5kg×2+トイレ容器)をプレゼントしますとのこと。

早速申し込みただいま活用させていただいてます。里親さんたちも思わぬプレゼントに大喜び。こういう企画は大歓迎ですね。

今回は同じメーカさんよりリモートによる猫の健康管理のセミナー参加へのお誘いがありまました。専門家獣医師さんによる講習会で時間は50分ほどということで、さっそく希望者を募り申し込むことにしました。

今後リモートによる譲渡会また里親さんの相談会などを考えていたタイミングでの企画。大いに参考にさせていただきたいと思っています。

多頭飼育の現状

目次

  1. 動物基金活動紹介
  2. 【さくらねこ便り】
  3. 適切な判断
  4. 大きな社会問題
  5. 啓蒙活動の重要性

動物基金活動紹介

公益財団動物基金から全国各地で行われている活動の事例紹介記事が時々メールで送ってきます。今回はちょうど年度末ということもあり2020年の活動の総括的な内容がおくって参りました。その中でやはり多頭飼育の救済活動が大きな問題として取り上げられています。その内容を少しご紹介いたします。

【さくらねこ便り】

史上最大級の犬多頭飼育救済を終えて~獣医師からのリポート

島根県出雲市で発生した史上最大級の犬多頭飼育崩壊の救済支援

ボランティア獣医師のコメント(抜粋)
現場で飼い主さんと接して感じたのは、多頭飼育崩壊に至る特定の原因や要素を元々持っているわけではなく、お話をする限りでは温和で優しいごく普通の方であるということです。犬たちと接する姿からも一定の愛情を感じ取ることができました。

一方で、犬たちがどんどん多頭化していくなか避妊去勢等といった適切な対処を取らないままに多頭飼育の状況が30年以上にわたり常態化していった結果、その状況が異常であるという正しい判断ができない状態になってしまっていたのではないかと感じました。・・・・・

適切な判断


このコロナ禍にあって、20年後の未来を明確に予想できる人はどのくらいいるのでしょうか。経済事情、家族の状況、自身の病気、災害等々どんな状況であっても、飼い主は生涯責任をもって飼育しなければなりません。

一時の感情で衝動的に飼い始めてしまい、その後に適切な飼育が継続できていない場合、それは虐待となってしまいます。・・・・・・

多頭1

普通の家庭から、ちょっとしたきっかけで、虐待や多頭飼育崩壊は起きてしまうと思うのです。最後になりますが、どうぶつ基金さん、地元の保護団体の方々、その他一緒に現場で頑張ってくださった方々、寄付を送ってくださった全国の皆様、この件を気にかけご心配してくださったサポーターの皆様、本当にありがとうございました。・・・・

大きな社会問題

多頭飼育崩壊はまだまだ尽きない社会問題ではありますが、同じ問題に向き合ってくださっている皆様とともに、不幸な命を少しでも減らしていければと思います。

多頭2

啓蒙活動の重要性

こういう現状を少しでも減らしていくためには、単純に里親さんを探すというだけでなく、やはり地域のボランティア・NPO等愛護団体、愛護センター・保健所をはじめ地域の方々が協力して、弛まぬ啓蒙活動、情報の共有をしながら一人一人が大切な命を預かっているという自覚をもって行動していくことが大切な事になってくるのではないでしょうか。

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さくらねこTNR無料不妊手術チケット


春本番出産本番(#^.^#)

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いよいよ春本番となってきましたね。春はノラたちの出産ラッシュの時期でもあります。各地でいろんなボランティアの皆さんや保護団体の方々が、なるべくいい環境をと考えながら保護したり里親を探したりとてんやわんやの時期となります。でもすべてのノラたちを助けることは無理です。すべてのノラ達を里親にというのも無理な話。となればやはり地域の方々の温かいご理解が不可欠となります。そして不幸なノラたちを増やさないためにも地域猫さくら猫活動も必要となって参ります。

一番は保護団体あるいはボランティアの方でも、地域の状況に応じもしノラたちに困っているという情報があれば、すぐに出かけて対処するというのが理想的です。でもなかなかそういう具合にはいきません。その一つの要因はやはり資金不足と人財不足いうことになります。そのため、やりくりしながらなんとか避妊の手術代を捻出したり保護活動をしたりしているのが現状でしょう。結局根本の問題の解決にはならずその場しのぎの対処療法に終始するという結果になっているのが実情です。

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