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法華経の佛・菩薩・神・鬼神等Ⅲ

今回は第3回目です。すべてを網羅しているかどうかはわかりませんが、ある程度重要なところは全部抑えていると思います。

只内容は、簡素にしていますので、基礎の基礎という程度にとらえていただければ幸いです。

★シ~タ

シュボダイ 須菩提(81

スブーティ釈迦十大弟子の一人であり解空第一、被供養第一または無諍第一と称 十六羅漢の一。
法華経序品1,釈迦牟尼仏の霊鷲山説法の聴聞衆の大羅漢19番目に記される。
信解品4、慧命須菩提の名で登場他の長老僧3人と共に 舎利弗の作佛に歓喜、自ら譬喩を述べる。
授記品6に於いて釈尊より授記を受け最後身成仏することを告げられる☞   名相如来

シュミソウ(ニョライ 須彌相(如来(82

法華経化城品7 大通智勝如来、出家前の十六御子の一人 西北方にて作佛したときの名 

シュミチョウ(ニョライ 須彌頂(如来(83

法華経化城品7 大通智勝如来、出家前の十六御子の一人 東方にて作佛した二人の裡二番目の佛の名、 国の名は歡喜國

ジョウギョウボサツ 上行菩薩(84

法華経従地涌出品15、娑婆世界の地の虚空より突如として現れた菩薩群の四導師の 第一番目の菩薩。                          日蓮は自ら法華経の弘通する行者として上行菩薩の生まれ変わりと称した。
如来神力品21、釈迦牟尼仏より法華経末代弘通の命を下される
屬累品22、釈迦牟尼仏の屬累等諸説語を聞き歓喜遊藥す
妙音菩薩品24、釈尊を供養礼拝の為飛来した妙音菩薩と邂逅(☞上行意菩薩)

ジョウギョウボサツ 淨行菩薩(85

法華経従地涌出品15、娑婆世界の地の虚空より突如として現れた菩薩群の四導師の一人、 第三番目の菩薩。

ジョウケシュクオウチニョライ 淨華宿王智如来(86

法華経妙音菩薩品24、釈迦牟尼仏の白毫の光明に照らし出された東方八萬那由陀恒河沙等の 佛の世界淨光荘厳(一切淨光荘厳とも)という國の佛 妙音菩薩はこの国の菩薩。
淨華宿王智如来應供正徧知明行足善逝世間解無上士調御丈夫天人師佛世尊

ジョウゲン 淨眼(87

法華経妙荘厳王本事品27、藥王・藥上菩薩の因縁過去譚
及往古世の時代、雲雷音宿王華智多陀の光明荘厳國の妙荘厳王と夫人淨徳の間の子で後の世の 釈迦佛の世界の藥上菩薩となる。               父母を神變を駆使して雲雷音宿王華智多陀のもとへ往至する。

ショウゴンオウボサツ 荘厳王菩薩(88

法華経妙音菩薩品24、釈迦牟尼仏を礼拝供養のため東方八萬那由陀恒河沙等の佛の世界淨光荘厳 という國の佛淨華宿王智如来の下から飛来した妙音菩薩と他の菩薩たちと共に邂逅

ショウゴンソウボサツ 荘厳相菩薩(89

法華経妙荘厳王本事品27、藥王・藥上菩薩の因縁過去譚に登場
雲雷音宿王華智多陀の光明荘厳國の妙荘厳王の夫人、後の世釈迦牟尼仏の世界に於いて 荘厳相菩薩として生まれ変わる光照荘厳相菩薩のことで湯音菩薩とも呼ばれる。

ショウジュセソン 聖主世尊(90

法華経見寶塔品11、釋迦牟尼佛が多寶如来への呼びかけるときの尊称

ジョウショウジンボサツ 常精進菩薩(91

法華経所品1釈迦牟尼佛の霊鷲山説法の聴聞菩薩衆として菩薩群の4番目に登場
法師功徳品19に於いて釈迦如来より法華経受持の功徳による、六根荘厳清浄の説を聞く

ジョウシンブツ 淨身佛(92

法華経序品1 過去譚の中で日月燈明如来の世界の菩薩で名は徳藏が如来より授記をうけ、後に 佛となったときの名                                浄身多陀阿伽度阿羅訶三貌三佛陀

ジョウゾウ 淨蔵(93

法華経妙荘厳王本事品27、藥王・藥上菩薩の因縁過去譚、 及往古世の時代、雲雷音宿王華智多陀の光明荘厳國の妙荘厳王と夫人淨徳の間の子で後の世の 釈迦佛の世界の藥王菩薩となる。父母を神變を駆使して雲雷音宿王華智多陀のもとへ往至する

ジョウトク 淨徳(94

法華経妙荘厳王本事品27、藥王・藥上菩薩の因縁過去譚 
及往古世の時代、雲雷音宿王華智多陀の光明荘厳國の妙荘厳王の夫人、 藥王・藥上菩薩の前世 淨蔵・淨眼二子の母。子の勧めにて佛に帰依し後の世、釈迦牟尼仏の世界に 於いて生まれ変わり荘厳相菩薩となる

ジョウトクオウ 淨徳王(95

法華経藥王菩薩本地品23、及往過去、日月浄明徳如来の世界の王の名、藥王菩薩の前身である。 一切衆生喜見菩薩が王の宮殿に子として転生する。

ジョウフキョウボサツ 常不經菩薩(96

法華経常不經菩薩品20、威音王如来の世界の菩薩、法華経功徳の過去譚として登場  釈迦牟尼仏の前身 先佛(威音王如来)の下で法華経を読誦し人の為に説いた因縁を以て 、疾く阿耨多羅三藐三菩提を得ることが出来たと明かす。

ジョウメツ(ニョライ 常滅(如来(97

法華経化城品7 大通智勝如来、出家前の十六御子の一人 南方にて作佛した二人目の名。

ジヨウラク 持瓔珞(98

法華経陀羅尼品第26 法華経を信じる者の守護神として現れる鬼子母神の眷属
十羅刹女の八番目として登場。

ジョギイ 除疑意(99

法華経序品1、過去譚 日月燈明佛が出家する前の子、八王子の一人父の出家により法師となる。  6番目に記、妙光菩薩の八百人の弟子のひとり

ゼンイ 善意(100

法華経序品1、過去譚日月燈明佛が出家する前の子、八王子の一人父の出家により法師となる。 2番目に記、妙光菩薩の八百人の弟子のひとり

ゾウイ 增意(101

法華経序品1、過去譚日月燈明佛が出家する前の子、八王子の一人父の出家により法師となる。 5番目に記、妙光菩薩の八百人の弟子のひとり

ソンダラナンダ 孫陀羅難陀(102

釈迦仏の弟子の一人。釈迦とは異母兄弟にあたるとも、あるいは孫陀羅・難陀と難陀は別人ともされる。
法華経序品1、釈迦牟尼仏の霊鷲山説法の聴聞衆として、大羅漢17番目に記される。

ダイイトクカルラオウ 大威徳迦樓羅王(103

法華経序品1、釈迦牟尼仏の霊鷲山説法の聴聞衆の四人の迦樓羅王の1番目に記される。
インド神話のガルダを前身とする、仏教の守護神。八部衆、後には二十八部衆の一員となった。 「迦楼羅」の音写はパーリ語に由来する。迦楼羅天、迦楼羅王とも呼ばれる。
食吐悲苦鳥(じきとひくちょう)と漢訳、口から金の火を吹き、赤い翼を広げると336万里にも達するとされる。

ダイギョウセツボサツ 大樂説菩薩(104

法華経見宝塔品11・勧持品13等に出てくる菩薩。
見宝塔品11では、大地から七宝の宝塔が涌出し、宝塔の内より釈迦の説法は皆真実であるとの大音声が 聞こえた時、衆生の疑問の心を察して宝塔湧現の因縁を釈迦に尋ねた。
勧持品13では、藥王菩薩と釈迦の前で2万の菩薩眷属と共に、仏の滅後の教化は難しいが 大忍力をもって弘経していくと誓った。

ダイジザイテンジ 大自在天子(105

法華経序品1、釈迦牟尼仏の霊鷲山説法の聴聞衆天子群の7番目に記される

タイシャクテン 帝釈天(106

法華経序品1、に別称 釋提桓因して登場。
随喜功徳品18、説法中の登場 法華経を行ずる者は帝釈天の後世、坐處へ生まれる。

ダイシンカルラオウ 大身迦樓羅王(107

法華経序品1、釈迦牟尼仏の霊鷲山説法の聴聞衆の四人の迦樓羅王の2番目に記される。
迦樓羅王については大威徳迦樓羅王参照

タイソウ(ニョライ 帝相(如来 (108

法華経化城品7 大通智勝如来、出家前の十六御子の一人 西南方にて作佛した一人目の名 

ダイツウチショウニョライ 大通智勝如来(109

法華経化城品7、釈尊の説法過去譚の中で久遠の昔、好成という國にいた佛の名
大通智勝如来應供正徧知明行足善逝世間解無上士調御丈夫天人師佛世尊

ダイバダッタ 提婆達多(110

法華経提婆達多品12、過去世に於いて釈迦を悟りの径に導いた仙人とされる。
仏典では釈迦のいとこ。釈迦の太子時代の競争者で,釈迦が悟りを開いてからその弟子 となったが,のちに離反。釈迦の殺害を企てたともいう。

ダイヒ 大悲(111

法華経化城品7、大通智勝佛の瑞相による光明に照らしだされた東南方の梵天王の國の大梵天王の名。 宮殿が光明照耀したことに抱く衆生の疑問に答えへ大通智勝佛のもとへ飛来することを促す。

ダイホウキンナラホウ 大法緊那羅王(112

法華経序品1、釈迦牟尼仏の霊鷲山説法の聴聞衆の四緊那羅王の3番目に登場する
緊那羅王については法緊那羅王参照

ダイマンカルラオウ 大満迦樓羅王(113

法華経序品1、釈迦牟尼仏の霊鷲山説法の聴聞衆の四人の迦樓羅王の3番目に記される。
迦樓羅王については大威徳迦樓羅王参照

ダイモクケンレン 大目犍連(114

目犍連/目連ともいわれる 釈迦十大弟子のひとりバラモンの家に生まれ,初め六師外道の一人である。 懐疑論者サンジャヤの弟子であった。のち友人の舎利弗 (しゃりほつ) に誘われて仏弟子となる。 神通第一と称された。
法華経序品1 釈迦牟尼仏の霊鷲山説法の聴聞衆として大羅漢7番目に記される
信解品4、摩訶目犍連の名で登場 他の長老僧3人と共に舎利弗の作佛に歓喜し自ら譬喩を述べる。
授記品6、釈尊の授記を受け未来世に作佛し多摩羅跋栴檀香如来となる。

ダイリキボサツ 大力菩薩(115

法華経序品1 釈迦牟尼佛の霊鷲山における説法聴聞衆菩薩群の12番目として名を連ねる。
密教では三宝を護持し、正法を建立する国を守護する五人の大力ある菩薩。
仁王経では、金剛吼(く)・龍王吼・無畏十力吼・雷電吼・無量力吼の五菩薩。

ダツイッサイシュジョウショウケ 奪一切衆生精氣(116

法華経陀羅尼品第26 法華経を信じる者の守護神として現れる鬼子母神の眷属
十羅刹女の十番目として登場。

タホウニョライ 多寶如来(117

法華経見寶塔品11、サンスクリットではプラブータ・ラトナ Prabhūta-ratna、東方の宝浄国の教主
「多宝」は意訳七寶の寶塔に乗り釈迦牟尼仏の法華経説法の場へ讃嘆するために顕れた無量千萬 億劫の昔に滅度した佛。
如来神力品21、釈迦牟尼仏と並んで寶塔の中に在ます姿を聴聞衆仰ぎ見る。
屬累品22、釈迦牟尼仏の屬累等諸説語を聞き歓喜遊藥す。
妙音菩薩品24、妙音菩薩を釈迦牟尼仏のもとへと招来する。

タホツ 多髪(118

法華経陀羅尼品第26 法華経を信じる者の守護神として現れる鬼子母神の眷属

タマラセンダンコウジンツウ(ニョライ 多摩羅跋栴檀香神通(如来(119

法華経化城品7 大通智勝如来、出家前の十六御子の一人 西北方にて作佛した名。

タマラバツセンダンコウ(ニョライ 多摩羅跋栴檀香 (如来 (120

法華経授記品6で釈尊より弟子大目犍連が授記を受け未来世において作佛の約束を受け佛となった ときの名。                        多摩羅跋栴檀香如来應供正徧知明行足善逝世間解無上士調御丈夫天人師佛世尊

以上第3回はこれまで次回も40の名称を挙げる予定です。