タグ別アーカイブ: 松下幸之助

一日一話 松下幸之助

十一月の言葉

東の野に炎の立つみえて                            かへり見すれば月傾きぬ        柿本人麻呂

三日 日本人としての自覚と誇り

国破れて山河在りと云う言葉が有ります。例え国が滅んでも自然の山河は変わらないと云う意味ですが、山河は亦我々の心の故郷と共言えましょう。歴史に幾変転はあっても人の故郷を想う心には変わりはありません。此の国の祖先が培ってきた伝統の精神、国民精神も又変わることなくお互い人間の基本的な心構えであると思います。我々は日本と云う尊い故郷を持っています。此れを自覚し誇りとして活動する其処にはじめてお互いに納得の行く動きが起こるのではないでしょうか。日本人としての自覚や誇りの無い処には日本の政治も経済もないと思うのです。

  • 文化の日 
  • Memo―恒常性・遵守事項

五日 大器晩成と云う事

能く世間ではあの人は大器晩成型だ等と云いますが、その場合どちらかと云えばあまり褒めた様には使わない事が多いようです。詰り今はまあまあだけれどもその内に何とか一人前になるだろうと云った調子です。併し私は此の大器晩成と云うのはもっと大事な意味を持っているのではないかと思うのです。真の大器晩成と云うものは人生は終生勉強であると云う考えを持って、菟と亀の昔話の様に一歩一歩急がず慌てず日々精進し進歩向上して行く姿ではないかと思います。其う云う姿を目指す事がお互いに大切だと思うのです。

  • 2011年(H23)津波防災の日制定
  • Memo-生涯学習百朝集三学

*八日 振子の如く

時計の振子は右に振れ左に振れる。そして休みなく時間が刻まれる。其れが原則であり時計が生きている証拠であると云って好い。世の中も亦人生も斯くの如し。右に揺れ左に揺れる。揺れてこそ世の中は生きているのである。然し此処で大事な事は右に揺れ左に揺れると云っても、その揺れ方が中庸を得なければならぬと云う事である。右に揺れ左に揺れるその振幅が適切適正であってこそ其処から繁栄が生み出されてくる。小さく振れてもいけないし大きく振れてもいけない。中庸を得た適切な触れ方揺れ方が大事なのである。

  • 今日はレントゲンの日 
  • Memo―中庸とは

十五日 自分の働きの価値は

皆さんは自分の働きの価値と云うものをどのように考えているでしょうか。仮に月給十万円の人であれば十万円の仕事をしたのでは、会社には何も残らない事に為ります。私は自分が十万円貰っていれば少なくとも三十万円、出来れば百万円位の仕事をしなくてはいけないと考えます。そうすれば会社に金が残ります。その金は会社だけでなく社会へ還元される訳です。会社から十万円貰って八万円の仕事をしていたら会社は二万円損ですから、そういう人ばかりだとその会社は潰れてしまいます。会社に働く者としてはそう云う事を絶えず頭に置いておく必要があると思います。

  • 1836年(天保6)坂本龍馬生 1867年(慶応5)坂本龍馬没 
  • 今日は七五三の日
  • Memo-社会還元意識

十六日 成功するまで続ける

何事に拠らず志を建て始めたら少々上手くいかないとか失敗したと云う様な事で、簡単に諦めてしまってはいけないと思う。一度や二度の失敗で挫けたり諦める様な心弱い事では本当に物事を為し遂げて往く事は出来ない。世の中は常に変化し流動しているものである。一度は失敗し志を得なくても其れにめげず辛抱強く地道な努力を重ねて行く内に周囲の情勢が有利に転換して新たな道が開けてくると云う事もあろう。世に云う失敗の多くは成功する迄に諦めてしまう処に原因が有る様に思われる。竿後の最後迄諦めてはいけないのである。

  • 今日は幼稚園記念日 
  • Memo-初志貫徹精神

*二十日 寛容の心で包含

世の中には好い人ばかりではない。相当良い人もいるが相当悪い人もいる訳です。ですからきれいな人、心の清らかな人そう言う人ばかりを世の中に望んでも実際には中々その通りにはなりません。十人居たら其の中に必ず尾ならざる者正ならざる者も入ってくる。そういう状態で活動を進めているのがこの広い世の中の姿ではないでしょうか。其処に寛容と云う事が必要になってきます。力弱き者力強き者があるならば両者が互いに包含し合って其処に総合した共同の力が生み出されてゆく。そう云う処に我々人間の生き方があるのではないかと私は思うのです。

  • 今日は毛皮の日 
  • memo―洞察力の必要

二二日 弁解より反省

仕事でも何でも物事が上手くいかない場合必ず其処に原因がある筈である。だから上手くいかなかった時にその原因を考える事は同じ失敗を重ねない為にも極めて大切である。そのことは誰もが承知しているのであるが、人間と云うものは往々にして上手くいかない原因を究明し反省するよりも、斯う云う状況だから上手くいかなかったのだ。あんな思いがけない事が起こって其れで失敗したのだと云う様に弁解し自分を納得させてしまう。原因は自分が招いた事であると云う思いに徹してこそ、失敗も経験も生かされてくるのではないだろうか。

  • 今日はいい夫婦の日
  • Memo-自己責任のとり方・原因究明の仕方

*二七日 人間としての成功

人には各各皆異なった天分特質と云うものが与えられています。言い換えれば万人万様皆異なった生き方をし、皆異なった仕事をする様に運命づけられているとも考えられると思うのです。私は成功と云うのは此の自分に与えられた天分を其の儘完全に生かし切る事ではないかと思います。それが人間として正しい生き方であり自分も満足すると同時に、働きの成果も高まって周囲の人々をも喜ばすことに為るのではないでしょうか。そういう意味からすればこれこそ人間としての成功と呼ぶべきではないかと考えるのです。

  • 2016年(H28)キューバ革命の指導者カストロ没90歳
  • 今日はノーベル制定記念日
  • Memo―宿命運命立命➡安岡正篤百朝集

三十日 精神大国を目指して

今日我が国は経済大国と云われる迄に成りましたが、人々の心の面精神面を高めると云う事に就いては、兎角等閑にされ勝ちだった様に思います。此れからは経済面の充実と合わせてお互い国民の道義道徳心良識を高め、明るく生き生きと日々の仕事に励みつつ自他共に活かし合う共同生活を造り上げていく。合わせて日本だけでなく海外の人々牽いては人類相互の為の、奉仕貢献が出来る豊かな精神に根差した国家国民の姿を築き上げていく。その様な精神大国道徳大国とでも呼べる方向を目指して進む事が、今日国内的にも海外的にも極めて寛容ではないかと思うのです。

  • 今日は鏡の日 
  • Memo-超法治国家

昭和の時代は先人の努力により経済大国と言われるまでに発展した日本ですが、どうやらその頃に、さだまさしさんの「風に立つライオン」では有りませんが方向をまちがえたようで、松下幸之助翁が云うように、精神面は等閑され、ますます令和の現在はその傾向が強くなっているように感じます。今、国家を上げて大きく舵を切り直さないと大きな奈落が待っているかもしれませんね。

一日一話 十一月のことばから

                    松下幸之助

東の野に炎の立つみえて かへり見すれば月傾きぬ                                                                 柿本人麻呂

三日 日本人としての自覚と誇り

国破れて山河在りと云う言葉が有ります。例え国が滅んでも自然の山河は変わらないと云う意味ですが、山河は亦我々の心の故郷と共言えましょう。歴史に幾変転はあっても人の故郷を想う心には変わりはありません。此の国の祖先が培ってきた伝統の精神、国民精神も又変わることなくお互い人間の基本的な心構えであると思います。我々は日本と云う尊い故郷を持っています。此れを自覚し誇りとして活動する其処にはじめてお互いに納得の行く動きが起こるのではないでしょうか。日本人としての自覚や誇りの無い処には日本の政治も経済もないと思うのです。

  • 文化の日 
  • Memo―恒常性・遵守事項

八日 振子の如く

時計の振子は右に振れ左に振れる。そして休みなく時間が刻まれる。其れが原則であり時計が生きている証拠であると云って好い。世の中も亦人生も斯くの如し。右に揺れ左に揺れる。揺れてこそ世の中は生きているのである。然し此処で大事な事は右に揺れ左に揺れると云っても、その揺れ方が中庸を得なければならぬと云う事である。右に揺れ左に揺れるその振幅が適切適正であってこそ其処から繁栄が生み出されてくる。小さく振れてもいけないし大きく振れてもいけない。中庸を得た適切な触れ方揺れ方が大事なのである。

  • 今日はレントゲンの日 Memo―中庸とは

十六日 成功するまで続ける

何事に拠らず志を建て始めたら少々上手くいかないとか失敗したと云う様な事で、簡単に諦めてしまってはいけないと思う。一度や二度の失敗で挫けたり諦める様な心弱い事では本当に物事を為し遂げて往く事は出来ない。世の中は常に変化し流動しているものである。一度は失敗し志を得なくても其れにめげず辛抱強く地道な努力を重ねて行く内に周囲の情勢が有利に転換して新たな道が開けてくると云う事もあろう。世に云う失敗の多くは成功する迄に諦めてしまう処に原因が有る様に思われる。最後の最後迄諦めてはいけないのである。

  • 今日は幼稚園記念日 Memo-初志貫徹精神

二四日 不可能を可能にする

ある製品の価格を一年程の間に三割も引き下げて注文を取っている会社の事が新聞の記事に載っていました。以前は非常に儲け過ぎていたのだと云えば其れ迄。です。然し以前と雖もある程度の利益以外は取っていなかっただろうと思うし、今度と雖も赤字ではやっていけないだろうと思います。草すると其処には何らかの工夫があったと考えられます。経営の考え方とか仕方に工夫を凝らして価格を引き下げても引き合うと云う方法を見出しているのです。そうした成果は、不可能を可能にする道は必ずあると自ら考え努力していく処から生まれてくるものではないでしょうか。

  • 今日は鰹節の日 Memo―易不易➡化成(易と人生哲学・安岡正篤)

三十日 精神大国を目指して

今日我が国は経済大国と云われる迄に成りましたが、人々の心の面精神面を高めると云う事に就いては、兎角等閑にされ勝ちだった様に思います。此れからは経済面の充実と合わせてお互い国民の道義道徳心良識を高め、明るく生き生きと日々の仕事に励みつつ自他共に活かし合う共同生活を造り上げていく。合わせて日本だけでなく海外の人々牽いては人類相互の為の、奉仕貢献が出来る豊かな精神に根差した国家国民の姿を築き上げていく。その様な精神大国道徳大国とでも呼べる方向を目指して進む事が、今日国内的にも海外的にも極めて寛容ではないかと思うのです。

  • 今日は鏡の日 

関連項目=10/24・11/9 Memo-超法治国家

安岡正篤師も行ってますが、個人の意識を高めていくこともまた国家の精神を高めていくことも、強いて言うならば政治の在り方と教育の方針によって決まるのではないのでしょうか?さて日本の現状は如何❕❕

#松下幸之助 #倫理観 #生き方 #人生 #成功 #成功者の言葉 #社会活動の規範