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渋沢栄一のことば解 

渋沢栄一100の訓言memoより

渋澤健 著 日経新聞社

今回、新1万円札の肖像として脚光を浴びる事となった渋沢栄一翁。近代日本の産業の基礎を築き上げた巨人、産業・経済界のみでなく、社会生活全般の近代化に尽力されたのは周知のこと。ご存じでしょうが、今は東京屈指の高級住宅街となっている田園調布も、本をただせば渋沢栄一翁が当時働く人々の為に住宅地として整備したのが始まりとか・・・

今でも多大なる影響を及ぼしている、巨人の言葉を玄孫渋沢健氏が纏められた本の中から紹介します。

読み易い本ですし、翁の思想のエキスが詰まった本なので興味ある方は一度手に取って頂ければと思います。更にその本には、どの著書から引用した言葉かという事も分かりますので深く触れたいと思われる方の案内書としても最適です。

茲では、本文の中から是はという言葉を抜き出しています。

【夢七訓】(挿入)

夢無キ者ハ理想ナシ 理想無キ者ハ信念ナシ 信念無キ者ハ計画ナシ

計画無キ者ハ実行ナシ 実行無キ者ハ成果ナシ 成果無き者ハ幸福ナシ

故ニ幸福ヲ求メル者ハ夢ナルベカラズ

(これは、渋沢栄一の言葉とされるものです)

毎日新しいものを探そう(2)

日々に新たにして また日に新なりは面白い すべて形式に流れると精神が乏しくなる 何でも日に新たなりの心掛けが肝要である              論語と算盤  〈理想と迷信〉

欲がない人はダメ(4)

無欲は怠慢の基である      渋沢栄一訓言集 〈一言集〉

すべては心の持ち方次第だ(7)

世の中の事すべては心の持ち様一つでどうにでもなる             渋沢栄一訓言集 〈一言集〉

人は理想を持たねばならない(9)

およそ目的には 理想が伴わなくてはならない その理想を実現するのが人の務めである         渋沢栄一訓言集 〈処事と接物〉

細かくこだわりすぎる心は元気をすり減らす(12)

あまりに堅苦しく物事に拘泥し 細事に没頭する時は自然に溌溂たる気力を銷磨し進取の勇気を挫くことになる(中略) 溌溂たる活動を為し初めて大事業を完成し得るものであるるから近来の傾向に就いては大いに警戒せねばらぬな         論語と算盤 〈成敗と運命〉

信じていないことは口に出すな(15)

自分が信じぬことは言わず 知った以上は必ず行うという念が強くなれば自然に言語は寡黙になり行為は敏捷になるものである                渋沢栄一訓言集 〈立志と修養〉

ときには考えをやめて行動に移さねばならない(17)

すべて世の中の事は三思しても猶足らず 十思百慮を要することもあればまた再思の要だに無く直ちに実行せねばならない事もある              渋沢栄一訓言集 〈処事と接物〉

礼儀を尽くせ(20)

礼儀ほど美しいものはない       渋沢栄一訓言集 〈一言集〉

わがままを元気と誤解するな(22)

人と争って自分が間違っておっても強情を張り通す これが元気が良いと思ったら大間違いである       論語と算盤 〈人格と修養〉

口は幸運の門でもある(26)

口舌は実に禍の起こる門でもあるが また福祉の生ずる門でもある          論語と算盤 〈常識と習慣〉

素直に望めば運命は拓ける(28)

自分から こうしたいああしたいと 奮励さえすれば 大概はその意の如く成るものである 然るに多くの人は幸福なる運命を招こうとはせず却って手前の方から故意に侫けた人となって 逆境を招くようなことをしてしまう                       論語と算盤〈処世と信条〉

順境も逆境も自分が作りだすもの(30)

世人は 一も二もなく彼を順境の人思うであろうが 実は順境でも逆境でもなく その人自らの力でそういう境遇を作りだしたに過ぎない                               論語と算盤〈成敗と運命〉

成功熱に踊らされるな(34)

世に成功熱に浮かされ野猪的に進む者がおおい 渋沢栄一訓言集〈道徳と功利〉

常識とは智・情・意のバランスのことである(37)

智・情・意の三者が各々 権衡を保ち 平等に発達したものが完全の常識であろう                      渋沢栄一伝記資料〈青淵百話〉

緻密過ぎる教育は鉢植えの木のような人をふやす(44)

現今の教育は 修学の順序と言い 教育の仕方といい 至極緻密であるが成業の人を視ると鉢植の樹木を観るように枝振りはいいが兎角小規模でただ小利にのみ走ると言う幣が見える          渋沢栄一訓言集〈学問と教育〉

人の心に沁み込んだものは簡単に消せない(49)

浸潤は実に恐ろしいものである 一旦沁み込んだら容易に除き去れる

ものではない             渋沢栄一訓言集〈座右銘と家訓〉

信と義は表裏一体である(51)

信には義が伴わねばならず 義には信が伴わねばならない           論語と算盤〈常識と習慣〉

志が立派なだけでは世間は信用しない(56)  

志がいかに善良で忠如の道に適っていてもその所作がこれに伴わなければ世に信用を受けることができぬ訳である 論語と算盤〈常識と習慣〉

忙しくても二つのことを同時にやるな(58)

如何に忙しき時とても 仕事を考えながら人と談話し 談話しながら事務上に心を配るなどは過誤を招く所以である     渋沢栄一訓言集〈処事と接物〉

一本のマッチから大火事になる(60)

凡そ信用は絶対的なものである(中略)一本のマッチ一本の吸殻からも大火の起ることもある          渋沢栄一訓言集〈実業と経済〉

形だけの礼は礼をしないより悪い(62)  

人に対して敬礼を欠いてはならない されど唯形式だけの敬礼は往々相手の感情を害し却って礼せざるに劣るものである
渋沢栄一訓言集〈処事と接物〉

信任を失った経営者は潔く其の職を去れ(65)

会社の重役たる名誉も 会社の資産も 悉く多数株主から自分に嘱託

されたものである 若し多数人の信任がなくなった際は何時でも潔く其の職を去るのが当然である       渋沢栄一伝記資料〈青淵百話〉

王道を歩こう(73)

若し其れ富豪も貧民も王道を以て立ち 王道は即ち人間行為の定規であるという考えを以て世に処するならば百の法文千の規則有るよりも遥かに勝ったことだと思う

                       論語と算盤〈算盤と権利〉

弱者の自立を促すような救済策が必要だ(75)

弱者を救うは必然のことであるが 更に政治上依り論じても(中略)

成るべく直接保護を避けて防貧の方法を講じたい

                      論語と算盤〈仁義と富貴〉

生ぬるい湯につかるな(77)     

何事にも熱情無き人がある 此れを国家社会の上から見れば酔生夢死の人間と言うほかなくその種の人が多くなれば即ち国は必ず滅ぶ

渋沢栄一訓言集〈座右の銘と家訓〉

公益を口実に他人に保護を求めるな(79)

公益を口実にして 他の保護を求めるは日本人の通弊である(中略)

世間には随分勝手な説を立てる者がある

                    渋沢栄一訓言集〈道徳と功利〉

一部が気に入らないと全体を否定しがちだ(80)

兎角 人は一局部に不如意のことがあれば 全体を善からぬものとする幣がある                渋沢栄一訓言集〈処事と接物〉

安易に多数決に頼るのは残酷な行為である(81)

何事も多数決 多数決というけれども 多数の力で少数の者を圧倒するはこれ程容易のことはない またこれ程惨酷なことはない

                     渋沢栄一訓言集〈道徳と功利〉

自分が嫌なことは他国にも押しつけない(85)

日中間は同文同種の関係であり(中略) 人情を理解し己の欲せざる処は此れ人に施さず所謂 相愛忠如の道を以て相交わるのあり

論語と算盤〈実業と士道〉

完全な富を築きあげよう(91)

完全なる富は 完全なる信念から 生じなければならない

                    渋沢栄一訓言集〈座右銘と家訓〉

優れた人格とお金儲けは立派に両立する(94)

かくの如き誤解あり (中略)仁義道徳を以て人を治めたる者は 生産利殖に関係するものではない・・・            論語と算盤〈実業と士道〉

お金の善し悪しは使う人に依って決まる(95)

金はそれ自身に善悪を判別するの力はない 善人が此れを持てば善くなる 悪人が此れを持てば悪くなる            論語と算盤〈仁義と富貴〉

義は大切だが利を度外視してはならない(98)

何時でも事業に対する時には 利に喩らず義に喩ることにしておる 多数の人より資本を寄せ集めるには事業より利益の挙がるようにせねばならぬ利益を度外に置くことを許さぬは勿論であれる

                          論語講義〈里仁第四〉

富を永続させよう(100)

真正の利殖は仁義道徳に基づかなければ決して永続するものではない

                        論語と算盤〈仁義と富貴〉

総 論

論語と算盤という懸け離れたものを一致せしめることが今日の緊要の務めと自分は考えているのである

                        論語と算盤〈処世と信条〉

渋沢 栄一(しぶさわ えいいち、天保11年2月13日(1840年3月16日) – 昭和6年(1931年)11月11日)は、江戸時代末期(幕末)から大正初期にかけての日本の武士(幕臣)、官僚、実業家。第一国立銀行や東京証券取引所などといった多種多様な企業の設立・経営に関わり、日本資本主義の父といわれる。理化学研究の創設者でもある。

おわりに現代(昭和平成)の経済産業界の巨人稲盛和夫氏の言葉を記しておきます。

一、謙虚にして驕らず奢らず                                                   二、思念は業を創る                            三、宇宙の心と一体になる                 稲盛和夫

古事記人名索引 memo Ⅲ (アイウエオ順)

※ 新潮社古典文学集成古事記S54年度版による

※ 表記は 名前 読み方 巻 ページ 登場順の順にて表示

※ ページ数は新潮社古典文学集成54年版古事記による

※ 人名は同一人物の別記・別名また神名と重複するものも全て列記している

※ 普通名詞は個人が特定できるものは表記している

※ 人名表記総数は602 ☞ 内訳 序 12 上 1 中 370 下 219 

全てを網羅したと思いますが、脱記があった場合はご容赦お願いします。   人物の注記は 集大成の注記をも参考に 、古事記内で分かる最低限の説明にとどめています。古事記理解及び日本古代史の基礎知識として活用していただければ幸いです。

オ行(つづき)

★ 大宅王           オホヤケノオホキミ    下   267   540        キンメイテンノウ・キタシヒメ四男

★ 大伴王           オホトモノオホキミ    下   267   543        キンメイテンノウ・キタシヒメ三女

★ 忍坂日子人太子       オサカノヒコヒトノヒツギミコ 下   269   573       ビタツテンノウ・ヒロヒメミコト長子マロコノオホキミ同-第34代舒明天皇ジョメイ父

★ 老女子郎女         オミナコノイラツメ    下   269   578      カスガノナカツワクゴ娘ービタツテンノウ妃

★ 大㑨王           オホマタノオホキミ    下   269   582       ビタツテンノウ・オミナコイラツメ四男

★ 意富芸多志比売       オホギタシヒメ    下   270   592        ソガノイナメノスクネ娘ーヨウメイテンノウ妃

★ 大雀皇帝          オオサザキノミカド   序   25    11          第十六代天皇-仁徳天皇

★ 太朝臣安萬侶        オホノアソンヤスマロ   序   25    12         正五位上勲五等古事記編纂太朝臣安萬侶 古事記編輯奏上

★ 弟宇迦斯          オトウカシ      中   114   25      宇陀豪族兄弟 神武軍帰順 水取等祖

★ 大久米命          オホクメノミコト    中   115   27       神武東征軍将軍 久米直ノ祖

★ 弟師木           オトシキ      中   118   31       大和豪族兄弟 神武敵対軍

★ 大倭日子鉏友命       オオヤマトヒコスキトモノミコト 中   125   52       アクトヒメ・アンネイ二子→第四代懿徳天皇イトク 軽ノ境岡宮(橿原市大軽附近)崩御45歳  御陵:畝傍山真名子谷(橿原市西池尻附近)

★ 意富夜麻登久邇阿礼比売命  オホヤマトクニアレヒメノミコト 中   125   57        ワチツミノミコト長女 ハエイロロネ同

★ 奧津余曾          オキツヨソ      中   126   63      尾張連ノ祖・ヨソタホビメ兄

★ 大倭帯日子国押人命 オオヤマトタラシヒコクニオシヒトノミコト  中   126   66        コウショウテンノウ・ヨソタホビメ次男→第六代孝安天皇コウアン  葛城室秋津嶋宮-御所市室ノ宮 山東麓 123歳崩御 御陵:玉手ノ岡ノ上(御所市玉手)

★ 忍鹿比売命         オシカヒメノミコト    中   126   67         コウショウテンノウ妃・ アメノオシタラシヒコ娘・コウショウテンノウ姪

★ 大吉備諸進命        オホキビモロススミノミコト 中   126   68         コウアンテンノウ・オシカヒメ長子

★ 大倭根子日子賦斗邇命    オホヤマトネコヒコフトニノミコト 中   126   69         コウアンテンノウ・オシカヒメ次男→第七代孝霊天皇コウレイ黒田廬戸イホト宮-奈良磯城郡田原本町     黒田 106歳崩御 御陵:片岡馬坂ノ上(奈良北葛城郡王寺町)

★ 大目            オホメ       中   127   70       クハシヒメ親 十市(桜井市・磯城郡一帯)県主の祖

★ 大倭根子日子国玖琉命   オホヤマトネコヒコクニクルノミコト  中   127   72        コウレイテンノウ・クワシヒメ長子→第八代孝元天皇コウゲン軽ノ境原宮-橿原市大軽町附近      57歳崩御 御陵:釼池ノ中ノ岡ノ上(橿原市石川町剣池上の地)

★ 意富夜麻登玖邇阿礼比売   オホヤマトクニアレヒメ   中   127   75      アンネイテンノウ曾孫→別名ハエイロネ・コウレイテンノウ妃

★ 大吉備津彦命        オホキビツヒコノミコト   中   127   79         コウレイテンノウ・オオヤマトクニアレヒメ次男→吉備上ツ道臣ニ祖 紀:崇神記四道将軍吉備地方   -吉備津神社祭神

★ 大毘古命          オホビコノミコト    中   128   86        コウゲンテンノウ・ウツシコメ長子 紀:崇神記四道将軍高志(北陸)地方

★ 意富那毘(田+比)      オホナビ      中   129   96         葛城豪族主 尾張連等の祖 タカチナビメノ兄

★ 意祁都比売         オケツヒメ      中   130   117         ヒコクニオケツ妹-カイカテンノウ妃

★ 大箇木垂根王        オホツツキタリネノミコ   中   130   122         ヒコユムスミノミオオキミ(カイカッテンノウ子)長子ーカイカテンノウ孫 娘カグヤヒメ(スイニン妃)

★ 大㑨王           オホマタノキミ     中   131   126        ヒコイマスオオキミ・エナツヒメ長子

★ 息長水依比売        オキナガノミヅヨリヒメ  中   131   137        アメノミカゲノカミノウムメ 御上神社巫女-ヒコイマスオオキミ妻

カ行

★ 神倭天皇          カムヤマトスメラミコト   序   18    2      初代天皇神武天皇神倭伊濤禮毘古天皇 

★ 神倭伊波礼毘古       カムヤマトイハレビコノミコ  序   25    9     初代天皇-神武天皇 神倭伊濤禮毘古天皇

★ 神倭伊濤禮毘古命      カムヤマトイワレビコノミコト 中   108   14    カヤフキアエズミコト・タマヨリヒメ四男→初代天皇神武天皇ジンム畝傍白檮原ウネビノカシハラ宮      (奈良橿原市)137歳崩御 御陵:畝傍山北ノ方白檮ノ尾上(奈良橿原畝傍町)

★ 神八井耳命         カムヤイミミノミコト    中   122   44          ヒメタタライスケヨリヒメ・ジンムの次男→意富オホ臣・小子部チイサコベ連・坂合部連・火君・大分君・阿蘇君・筑紫三家サンケ連・雀部サザキベ臣・雀部造・小長谷造・都祁ツケ直・伊予國造・科野國造・道奧國造・常陸國造・長狭ナガサ國造・伊勢舟木直・尾張丹波臣・嶋田臣等の祖

★ 神沼河命耳         カムヌナカワミミノミコト   中   122   45      ヒメタタライスケヨリヒメ・ジンムの三男カムヌナカワ同 第二代綏靖天皇スイゼイ 葛城高岡宮    (奈良御所ゴゼ市森脇)崩御45歳 御陵:衝田ツキタ岡(橿原市四条町田井坪)

★ 河㑨毘売          カワマタビメ     中   124   47       スイゼイ妃 師木県主祖

★ 河内青玉          カワチノアオダマ    中   128   91       河内地方豪族 ハニヤスビメ親

★ 葛木長江曾都毘古      カツラギノナガエノソツビコ 中   129   109                         タケノウチスクネ六男 ニントクテンノウ大后イハノヒメノ親 玉手臣・的イクハ臣・生江イクエ臣・阿芸那アギナ臣等の祖

★ 葛木垂水宿禰        カツラギノタルミノスクネ  中   130   119   葛木氏豪族 ワシヒメ親

★ 刈幡戸弁          カリハタトベ     中   131   125              ヤマシロノエナヤマシロノエナツヒメ同 ヒコイマスオオキミ(カイカテンノウ・オケツヒメ長子)妻

★ 神大根王          カムオホネノミコ     中   131   140      ヒコイマスオオキミ・オキナガノミズヨリヒメ三男ヤツリノイリヒコ同→三野國本巣ノ国ノ造‣長幡部ノ連ノ祖

★ 河上摩湏郎女        カワカミノマスノイラツメ   中   132   150  丹波氏一族の女→ミチノウシノオオキミ(ヒコイマスオオキミ・オキナガノミズヨリヒメ長子)妻

★ 迦邇米雷王         カニメイカヅチノオホキミ  中   132   156    オホツツキマワカオホキミ・アヂサハビメ長子

★ 葛木高額比売        カツラギノタカヌカヒメ   中   133   160     タジマヒタカ(→タジマモリノ子)・ユラドミ長女(アメノヒボコ系譜)→オキナガノスクネノオオキミ妻-オキナガタラシヒメ(神功皇后)母

★ 河俣稲依毘売        カワマタノイナヨリビメ   中   133   164   河俣-河内国若江郡(現東大阪川㑨)豪族一族-オキナガスクネ妻

★ 迦具夜比売         カグヤヒメ      中   141   204    オホツツキタリネノミコ(カイカテンノウ孫)娘→スイニンテンノウ妃

★ 刈羽田刀弁         カリハタトベ     中   141   207   ヤマシリオオクニフチ娘-スイニンテンノウ妃

★ 神櫛命           カムクシノミコト     中   154   231     ケイコウテンノウ・イナビオオイラツメ五男→木ノ国酒部ノ阿比古・宇陀ノ酒部ノ祖

★ 香余理比売         カゴヨリヒメ     中   154   240   ケイコウテンノウ・妾妻2- 皇女

★ 訶具漏比売         カグロヒメ      中   155   252   スメイロノオオナカツヒコ娘(ヤマトタケル玄孫誤伝か)-ケイコウテンノウ妃(-系譜誤伝?)      

★ 迦具漏比売         カグロヒメ      中   173   285    スメイロノオオナカツヒコ・シバノヒメ娘(ヤマトタケル曾孫)-ケイコウテンノウ妃→系譜誤伝か?訶具漏

★ 香坂王           カゴサカノオホキミ    中   173   289     チュウアイテンノウ・オオナカツヒメ長子→神功皇后・応神天皇へ反逆謀反

★ 迦具漏比売         カグロヒメ      中   184   332    ヤマトタケル系譜曾孫記載有り誤伝OR別人?-オウジンテンノウ妃 訶具漏比売

★ 川原田郎女         カハラダノイラツメ    中   184   333      オウジンテンノウ・カグロヒメ長女

★ 迦多遅王          カタヂノオホキミ    中   185   337     オウジンテンノウ・カグロヒメ長子

★ 葛城之野之伊呂売     カツラギノノノイロメ    中   185   338  葛城豪族一族か-オウジンテンノウ妃

★ 髪長比売         カミナガヒメ      中   189   342     ウシモロ娘ー太子オオサザキ=オウジンテンノウに召されニントクテンノウ妃となる

★ 執檝者          カジトリ       中   194   352    オオヤマモリノミコト叛乱の時 ウヂノワキイラツコ変装

★ 甲斐郎女         カヒノイラツメ      下   225   413     ハンゼイテンノウ・ツノノイラツメ長女

★ 軽大郎女         カルノオホイラツメ     下   225   423      インギョウテンノウ・オオナカツヒメ次女ソトホリノイラツメ・カルノオトメ同→兄カルノミコ悲恋-後追い自殺

★ 軽之嬢子         カルノオトメ       下   229   432     インギョウテンノウ・オオナカツヒメ次女ソトホリノイラツメ・カルノオホイラツメ同→兄カルノミコ悲恋-後追い自殺

★ 葛城円大臣        カツラギノツブラノオホオミ  下   235   437     タケノウチスクネ曾孫豪族葛城氏皇室外戚 ツブラオホミ同 (書記:雄略紀元年条)-アンコウテンノウ刺殺のマヨワオオキミが逃込む :ユウリャクテンノウ攻めるによりマヨワオオキミと共に死す

★ 訶良比売         カラヒメ        下   236   439    ツブラオホミ娘-ユウリャクテンノウ妃 セイネイテンノウノ母 韓比売

★ 韓袋           カラブクロ       下   237   440      淡海( 近江)佐々紀ノ山の君ノ祖→帰化人か子孫は陵墓守役

★ 白檮童女         カシハラヲトメ      下   244   451   元来三輪の社の樫原乙女(巫女) 茲ではヒキタベノアカイコの事(ユウリャクテンオウ条)

★ 葛城一言主        カツラギノヒトコトヌシ    下   248   453  葛城山ノ言離ノ神-葛城坐一言主神社(神名)

★ 春日袁杼比売       カスガノオドヒメ     下   253   457    ヲドヒメ(ワニノサツキ娘-ユウリャクテンノウ妃)同

★ 春日大郎女        カズガノオホイラツメ    下   263   471     ユウリャクテンノウ娘-ニンケンテンノウ妃

★ 春日山田郎女       カスガノヤマダノイラツメ   下   264   480    ニンケンテンノウ・ヌカノワクゴ長女

★ 神前郎女         カムサキノイラツメ     下   265   495    ケイタイテンオウ・クロヒメ長女

★ 川内若子比売       カワチノワクゴヒメ     下   267   521 大坂河内地方豪族一族か

★ 笠縫王          カサヌヒノオホキミ     下   267   526      キンメイテンノウ・イシヒメ三男

★ 上王           カミノオホキミ      下   267   527     キンメイテンノウ・ヲイシヒメ(センゲ娘イシヒメ妹)長子

★ 春日日爪臣        カスガノヒツマノオミ    下   267   528 日地方-現奈良豪族首長か ヌカゴノイラツメ(キンメイテンノウ妃)親

★ 春日山田郎女       カスガノヤマダノイラツメ   下   267   530         キンメイテンノウ・ヌカゴノイラツメ長女

★ 葛城王          カツラギノオホキミ     下   268   550          キンメイテンノウ・オエヒメ(ソガノイナメ妹・キタシヒメ姨)次男

★ 貝蛸王          カヒタコノオホキ      下   268   556       ビタツテンノウ・トヨミケカシキヤヒメ長女ーショウトクタイシ妃 シヅカヒノオホキミ・ウヂノカヒタコノヒメミコ・ウヂノシヅカヒ同

★ 葛城王          カツラギノオホキミ         下   268   562           ビタツテンノウ・トヨミケカシキヤヒメ(後のスイコテンノウ)三男

★ 春日中若子        カスガノナカツワクゴ    下   269   577     春日地方豪族か オミナコノイラツメ(ビタツテンノウ妃)親

★ 春日王          カスガノオホキミ     下   269   581       ビタツテンノウ・オミナコイラツメ三男 

★ 笠縫王          カサヌヒノオホキミ     下   269   591             ヒコヒトヒツギノミコ・サクライノユミハリオホキミ次子

キ行

★ 岐湏美美         キスミミ       中   119   38            アヒラヒメ・ジンムの子

★ 木角宿禰         キノツヌノスクネ     中   129   106           タケノウチスクネ五男→木臣・都奴臣・坂本臣の祖

★ 岐比佐都美        キヒサツミ       中   151   219                   出雲国造ノ祖 出雲大社にて大国主奉斎主

★ 吉備兄日子王       キビノエヒコノオホキミ   中   155   242      ケイコウテンノウ・妾妻2- 皇子

★ 吉備之臣建日子      キビノオミタケヒコ    中   172   272       オホキビタケヒメ(ヤマトタケル妃)ノ兄 ミスキトモミミタケヒコ(ヤマトタケル副将)同か

キ行つづく

古事記人名索引 memo Ⅱ (アイウエオ順)

※ 新潮社古典文学集成古事記S54年度版による

※ 表記は 名前 読み方 巻 ページ  順蕃(本編登場順)にて表示

※ ページ数は新潮社古典文学集成54年版古事記による

※ 人名は同一人物の別記・別名また神名と重複するものも全て列記している

※ 普通名詞は個人として特定できるものは表記している

※ 人名表記総数は602 ☞ 内訳 序 12 上 1 中 370 下 219   

※ 誤字脱字記載漏れある場合はご容赦ください

全てを網羅したと思いますが、脱記があった場合はご容赦お願いします。   人物の注記は 集大成の注記をも参考に 、古事記内で分かる最低限の説明にとどめています。古事記理解及び日本古代史の基礎知識として活用していただければ幸いです。

ウ行

★ 宇佐津比古       ウサツヒコ       中   108   16    土人クニビト大分宇佐豪族

★ 宇佐津比賣       ウサツヒメ       中   108   17    土人クニビト大分宇佐豪族

★ 宇麻志麻遅命      ウマシマジノミコト     中   119   34   ニギハヤヒ・トミビメの子-物部連・穂積臣・婇臣ノ祖

★ 内色許男命       ウツシコヲノミコト     中   128   84   穂積臣等祖 妹ウチシコメノミコト(コウゲン妃) ウマシマジノミコト末裔物部氏同祖

★ 内色許女命       ウツシコメノミコト     中   128   85    ウツシコヲ妹-コウゲンテンノウ妻

★ 味師内宿禰       ウマシウチノスクネ     中   129   98   ヒコフツオシノマコトノミコト・タカチナビメ(オホナビ妹)長子 山代ノ内ノ臣ノ祖

★ 宇豆比古        ウヅヒコ       中   129   99   木ノ国造ノ祖 妹ヤマシタカゲヒメ(ヒコフツオシノマモトノミコト妻)

★ 菟上王         ウナカミノオホキミ     中   132   149   オホマタノオオキミ次男→比売陀君野祖 スイニン朝オムチワケ出雲大神詣副派遣

★ 歌凝比売        ウタゴリヒメ      中   152   222   タニハ(旦波―丹波)ミチノウシオオキミ娘ーホムチワケ育児係実家へ還

★ 宇遅能和紀郎子     ウヂノワキイラツコ     中   184   319   オウジンテンノウ・ミヤヌシヤガワエヒメ長子(長女)→太子詔勅 オホサザキと皇位を譲り合い早逝する

★ 宇遅之若郎女      ウヂノワカイラツメ     中   184   323   オウジンテンノウ・ヲナベイラツメ長女 ニントクテンノウ后(庶妹)

★ 菟田首         ウダノオビト      下   256   463   オフヲ(ヲケノミコ妻)親

★ 馬来田郎女       ウマグタノイラツメ     下   265   497   ケイタイテンオウ・クロヒメ三女

★ 馬木王         ウマキノオホキミ      下   268   549   キンメイテンノウ・オエヒメ(ソガノイナメ妹・キタシヒメ長子

★ 菟道貝蛸皇女      ウヂノカヒタコノヒメミコ   下   268   557   ビタツテンノウ・トヨミケカシキヤヒメ(後のスイコテンノウ)長女ーショウトクタイシ妃           シヅカヒノオホキミ・カヒタコノオホキミ・ウヂノシヅカヒ同

★ 菟道静貝皇女      ウヂノシヅカヒ     下   268   558  ビタツテンノウ・トヨミケカシキヤヒメ(後のスイコテンノウ)長女ーショウトクタイシ妃               シヅカヒノオホキミ・カヒタコノオホキミ・ウヂノカヒタコノヒメミコ同

★ 宇毛理王        ウモリノオホキミ      下   268   563  ビタツテンノウ・トヨミケカシキヤヒメ(のちのスイコテンノウ)四男

★ 宇遅王         ウヂノオホキミ      下    269   576     ビタツテンノウ・ヒロヒメミコト三男

★ 上宮厩戸豊聡耳命  ウエノミヤノウマヤドノトヨトミミノミコト 下   270   594   ヨウメイテンノウ・ハシヒトアナホベオホキミ長子-スイコテンノウ摂政→聖徳太子ショウトク

エ行

★ 兄宇迦斯        エウカシ        中   114   24   宇陀豪族兄弟 神武東征軍敵対

★ 兄師木         エシキ        中   118   30   大和豪族兄弟 神武東征敵対軍

★ 兄比売         エヒメ        中   148   216   ヒコタタスミチノウシノオオホキミ娘 スイニンテンノウ妃(サホビメノ姪)-ホムツワケ乳母役か

★ 兄比売         エヒメ        中   156   255   オオネノキミ娘-ケイコウテンノウ召喚―大碓命妻

★ 恵波王         エハノオホキミ      下   267   523    センカ(センゲテンノウ・ワクゴヒメ次男→韋那君・多治比君ノ祖

★ 植栗王         エクリノオホキミ      下   270   596   ヨウメイテンノウ・ハシヒトアナホベオホキミ三男

オ行

★ 大㑨王         オホマタノオホキミ     下   267   587   アヤノオホキミ妹→ヒコヒトヒツギニノミコ妃

★ 息長宿禰王       オキナガノスクネノオホキミ   中   132   159   カニメイカヅチオオキミ・タカキヒメ長子

★ 息長帯比売命      オキナガタラシヒメノミコト   中   133   161   オキナガスクネ・カツラギタカヌカヒメ長女→チュウアイテンノウ大后ー神功皇后ジングウ オウジンテンノウ母 神意により朝鮮出兵☞三韓征伐

★ 息長日子王       オキナガヒコノオオキミ    中   133   163   オキナガスクネ・カツラギタカヌカヒメ長子→吉備品遅君・針間阿宗君ノ祖

★ 大多牟坂王       オホタムサカノオオキミ    中   133   165   オキナガスクネ・カワマタノイナヨリビメ長子→多遅摩国造ノ祖

★ 意富阿麻比売      オホアマヒメ       中   133   170  尾張連ノ祖 スジンテンノウ妃

★ 大入杵命        オホイリキノミコト     中   133   171   スジンテンノウ・オオアマヒメ長子→能登臣ノ祖

★ 意富多多泥古      オホタタネコ       中   134   182  大物主大神末裔→御諸山意富美和オオミワ大神祭祀拝斎 神君(三輪君)ノ祖-大神神社神主 鴨ノ君祖

★ 大帯日子淤斯呂和気命  オホタラシヒコオシロワケノミコト  中   141   194   スイニンテンノウ・ヒバスヒメ次男→第十二代景行天皇ケイコウ 纏向日代宮-奈良桜井市穴師ノ北  137歳崩御 御陵:山辺ノ道ノ上(奈良天理市渋谷町向山附近)

★ 大中津日子命      オホナカツヒコミコト     中   141   195   スイニンテンノウ・ヒバスヒメ三男→山辺別・三枝サキクサ別・稲木別・阿太別 尾張国ノ三野別・吉備ノ石无イワナシ別・許呂母コロモ別・高巣鹿別 飛鳥君・牟礼別等ノ祖

★ 落別王         オチワケノオオキミ     中   141   208   スイニンテンノウ・カリハタトベ長子→小月ノ山君・三川ノ衣君ノ祖

★ 弟刈羽田刀弁      オトカリハタトベ     中   141   211   カリハタトベ妹(オオクニノフチ娘)-スイニンテンノウ妃

★ 弟比売命        オトヒメ        中   132   153   ミチノウシオオキミ・マスノイラツメ三女→スイニンテンノウ妃ーホムチワケ育児係

★ 弟比売         オトヒメ        中   148   217   ヒコタタスミチノウシノオオホキミ娘 スイニンテンノウ妃(サホビメノ姪)-ホムツワケ乳母役か

★ 弟比売         オトヒメ        中   152   221   タニハ(旦波―丹波)ミチノウシオオキミ娘ーヒバスヒメ妹ホムツワケ育児(重複)

★ 大碓命         オホウスノミコト      中   154   227   ケイコウテンノウ・イナビオオイラツメ次男 弟小碓命(ヤマトタケル)により弑殺さる→守君・大田君・嶋田君の祖

★ 押別命         オシワケノミコト      中   154   235   ケイコウテンノウ・ヤサカノイリヒメ三男

★ 弟比売命        オトヒメノミコト      中   155   244   ケイコウテンノウ・妾妻(二蕃目)ノ 皇女

★ 大枝王         オホエノオホキミ      中   155   253   ケイコウテンノウ・カグロヒメ長子ヤマトタケル条再録 (大江王)

★ 大根王         オホネノキミ       中   156   254  三野(美濃)国造 エヒメ・オトヒメノ(ケイコウテンノウ召上要請)親

★ 弟比売         オトヒメ        中   156   256   オオネノキミ娘-ケイコウテンノウ召喚―大碓命妻

★ 押黒之兄日子王     オシグロノエヒコノオホキミ   中   156   257   オホウス・エヒメ長子→三野宇泥湏和気ノ祖

★ 押黒之弟日子王     オシグロノオトヒコノオホキミ  中   156   258   オホウス・オトヒメ長子→牟宣都君等ノ祖

★ 弟橘比売命       オトタチバナヒメノミコト   中   163   264   ヤマトタケル后-走水ノ海ヘ荒海鎮メ祓イノ為入水

★ 意富多牟和気      オホタムワケ       中   172   269  近ツ淡海安国造ノ祖-フタヂヒメ(ヤマトタケル妃)ノ父

★ 大吉備建比売      オホキビタケヒメ     中   172   273   ミスキトモミミタケヒコ妹-ヤマトタケル妃 タケカヒコノ母

★ 息長田別王       オキナガタワケノオオキミ   中   172   277   ヤマトタケル・妻(名不詳-息長一族か)長子

★ 息長真若中比売       オキナガノマワカナカツヒメ 中   172   280  クヒマタナガヒコ(オキナガタワケ子)ノ次女ーオウジンテンノウ妃

★ 弟比売           オトヒメ      中   172   281  クヒマタナガヒコ(オキナガタワケ子)ノ三女

★ 大名方王          オホナガタノオオキミ   中   173   287   オホエノオオキミ(ケイコウテンノウ皇子)・シロガネノオホキミ長子

★ 大中比売命         オホナカツイメノミコト   中   173   288  オホエノオオキミ(ケイコウテンノウ皇子)・シロガネノオオキミ長女-チュウアイテンノウ妃 (大中津)

★ 忍熊王           オシクマノオホキミ    中   173   290  チュウアイテンノウ・オオナカツヒメ次男→神功皇后・応神天皇ヘ反逆謀反

★ 弟財郎女          オトタカラノイラツメ   中   173   292  タケオシヤマタリネ娘-セイムテンノウ妃

★ 大鞆和気命         オホトモワケノミコト   中   174   295  チュウアイテンノウ・ジングウコウゴウ次男→ホムダワケ同 第十五代応神天皇オウジンテンノウ(胎中天王)軽嶋明アルノシマアキラ宮-奈良橿原市大軽町畝傍山東南 甲午9月9日130歳崩御 御陵:川内恵賀裳伏岡エガノモフシノオカ(大阪羽曳野市誉田コンダ)

★ 弟日売命          オトヒメノミコト    中   183   302  ホムダマワカ娘三女-オウジンテンノウ妃

★ 大山守命          オホヤマモリノミコト   中   183   306  オウジンテンノウ・タカギノイリヒメ次男ー謀反反逆 →土形ヒジカタ君・幣岐ヘキ君・榛原ハリハラ君等の祖

★ (妹)大原郎女        オホハラノイラツメ    中   184   308  オウジンテンノウ・タカギノイリヒメ長女

★ 大雀命           オホサザキノミコト    中   184   311   オウジンテンノウ・ナカツヒメ長子→第十六代仁徳天皇ニントク 難波高津宮-大阪市東区法円坂町附近丁卯8月15日西暦427年83歳崩御 御陵:毛受耳原(堺市大仙町)最大の前方後円墳

★ 大羽江王          オホハエノオオキミ    中   184   329  オウジンテンノウ・ナガヒメ長子

★ 忍坂大中比売        オサカノオホナカツヒメ   中   184   335  オウジンテンノウ・カグロヒメ三女

★ 弟日売真若比売       オトヒメマワカヒメ    中   202   371  オキナガマワカナカツヒメ妹 モモシキイロベ同 ワカノケフタマタノオオキミ(オウジンテンノウ・オキナガマワカナカツヒメ長子)妻

★ 大郎子           オホイラツコ     中   202   372  ワカノケフタマタ(ワカヌケフタマタ)・モモシキイロベ(オトヒメマワカ)長子 オホホド同→(ケイタイテンノウ曾祖父)三国君・波多君・息長坂君・酒人君・山道君・筑紫米太多ヌタ君・布勢君等ノ祖

★ 意富富杼          オホホト      中   202   373  ワカノケフタマタ(ワカヌケフタマタ)・モモシキイロベ(オトヒメマワカ)長子 オホイラツコ同→(ケイタイテンノウ曾祖父)オサカノオホナカツヒメ(インギョウテンノウ妃)の兄 三国君・波多君・息長坂君・酒人君・山道君・筑紫米太多ヌタ君・布勢君等ノ祖

★ 忍坂之大中津比売命     オサカノオホナカツヒメノミコト 中   202   374  ワカノケフタマタ(ワカヌケフタマタ)・モモシキイロベ(オトヒメマワカ)長女→インギョウテンノウ皇后アンコウ・ユウリャク母

★ 大江伊耶本和気命      オホエノイザホワケノミコト 下   204   384  ニントクテンノウ・イワノヒメ長子→第十七代履中天皇リチュウ 伊波礼若桜宮ー奈良桜井市池之内 壬申年正月3日64歳崩御 御陵:毛受モズ(大阪堺市石津ケ丘町)

★ 大日下王          オホクサカノオオキミ   下   204   389  ニントクテンノウ・カミナガヒメ(ヒムカウシモロ娘⁻応神朝)長子 ハタビノオホイラツコ同→讒言ニヨリ アンコウテンノウニ殺サル

★ 弟比売           オトヒメ      下   225   415  ワニノコゴト娘ツブライラツメノ妹→ハンゼイテンノウ妃

★ 忍坂之大中津比売      オサカノオホナカツヒメ   下   225   418  オホホドノオオキミ(オウジンテンノウ孫)妹-インギョウテンノウ妃

★ 大長谷命          オホハツセノミコト    下   225   426  インギョウテンノウ・オオナカツヒメ五男→第二十一代雄略天皇ユウリャク 長谷ハツセ朝倉宮-奈良桜井市初瀬 己巳年8月9日124歳崩御 御陵:河内多治比高鸇タカワシ(大阪羽曳野市島泉)

★ 大前小前宿禰        オホマヘヲマヘスクネ   下   228   430  物部氏首長大臣→軽太子・穴穂命戦-軽太子を助けるも後に敗れて引き渡す  (モノノベノオオマエノスクネ)

★ 意祁王           オケノミコ      下   239   441  イチノヘオシハノオオキミ長子→ユウリャクテンノウを避け身を隠す後の第二十四代仁賢天皇ニンケン 石上広高宮-奈良天理市田辺 書記在位11年 御陵:埴生坂本(大阪藤井寺市青山)

★ 忍海郎女          オシヌミノイラツメ    下   255   459  リチュウテンノウ・クロヒメ長女→ユウリャクテンノウ崩御後政為すか アヲミノイラツメ・イヒトヨノイラツメ・イヒトヨノオホキミ同

★ 大魚            オフヲ       下   256   464  菟田(宇陀)首ノ娘ーヲケノミコ(後のケンソウテンノウ)求婚

★ 置目之老媼         オキメノオミナ     下   260   469  アフミノオミナ同 ケンソウテンノウ功を賞でて宮殿に召す

★ 大郎子           オホイラツコ     下   264   483   ケイタイテンノウ・ワカヒメ長子

★ 凡連            オホシノムラジ    下   264   485  豪族尾張連等の祖 メノコノイラツメ(ケイタイテンノウ妃)兄

★ 息長真手王         オキナガマテノオホキミ  下   265   490  息長氏一族首長か マクミノイラツメ(ケイタイテンノウ妃)ヒロヒメ(ビタツテンオウ妃)親

★ 大郎女           オホイラツメ     下   265   506  ケイタイテンノウ・ヤマトヒメ長女

★大伴金村          オホトモノカナムラ    下   266   516   大伴氏連ー磐井イワイの乱鎮圧将軍

オ行つづく

古事記人名索引 memo Ⅰ(アイウエオ順)

※ 新潮社古典文学集成古事記S54年度版による

※ 表記は 名前 読み方 巻 ページ  順蕃(本編登場順)にて表示

※ ページ数は新潮社古典文学集成54年版古事記による

※ 人名は同一人物の別記・別名また神名と重複するものも全て列記している

※ 普通名詞は個人として特定できるものは表記している

※ 人名表記総数は602 ☞ 内訳 序 12 上 1 中 370 下 219   

※ 誤字脱字記載漏れある場合はご容赦ください

全てを網羅したと思いますが、脱記があった場合はご容赦お願いします。   人物の注記は 集大成の注記をも参考に 、古事記内で分かる最低限の説明にとどめています。古事記理解及び日本古代史の基礎知識として活用していただければ幸いです。

ア行

★ 阿多小椅君 アタノオバシノキミ 中  119 35  阿多地方豪族首長 アヒラヒメ兄                                  

★ 阿比良比売 アヒラヒメ 中  119 36 アタミノ妹ジンムテンノウの妃 タギシミミ・キスミミノ母

★ 県主波延 アガタヌシハエ  中 125 49 カワマタビメ兄 アクトヒメ(アンネイテンノウ妃)親

★ 阿久斗比売 アクトヒメ 中 125 50 アガタヌシハエ娘・アンネイ妃

★ 天押帯日子命 アメオシタラシヒコノミコト 中 126 65 コウショウテンノウ・ヨソタホビメ長子→春日臣・粟田臣・小野臣・柿本臣・壱比韋臣イチヒイ・ 大坂臣・阿那臣・多紀臣・羽栗臣・知多臣・牟耶ムギ臣・都怒山ツノヤマ臣・伊勢飯高臣・壱師臣・近ツ淡海國未造ノ祖                      

★ 曙立王 アケタツノオホキミ 中 132 148  オホマタノオオキミ・エナツヒメ長子→伊勢品遅部君・伊勢佐那造ノ祖 スイニン朝ホムチワケ出雲大神詣副派遣 ヤマトハシキノトミノトヨアサクラノアケタツノオオキミ同

★ 阿治佐波毘売(丹波) アヂサハビメ  中 132 155 イリネノオオキミ娘-オホツツキマワカノオオキミ妻

★ 荒河刀弁 アラカハトベ 中 133  166 木ノ国造 トホツアユメマグハシヒメ(スジンテンノウ妃)親

★ 阿耶美能伊理毘売 アザミノイリビメ 中 141 201 ヤマトタケル・ククマモリヒメ長子→鎌倉別・小津石代別・漁田イザリタ別の祖

★ 阿耶美都比売命    アザミツヒメノミコト      中   141   203          スイニンテンノウ・アザミノイリビメ長女→イナセビコノオオキミ妻                                

★ 足鏡別王 アシカガミワケノオオキミ 中 172 276 ヤマトタケル・ククマモリヒメ長子→鎌倉別・小津石代別・漁田イザリタ別の祖               

★ 淡海柴入杵 アウミノシバノイリキ 中 173 283 オウジンテンノウ・オトヒメ長女                                                

★ 阿倍郎女 アヘノイラツメ 中 184 313 オウジンテンノウ・オトヒメ長女                                                    

★ 阿貝知能三腹郎女 アハチノミハラノイラツメ  中 184 314 オウジンテンノウ・オトヒメ次女                                     

★ 阿知吉師 アチシキ  中 192 345 百済照古王ノ命により応神朝来朝-横刀(七枝刀か-石上神宮)・大鏡献上→阿直史アチキノフビト等ノ祖                                  

★ 阿知使主 アチノオミ 中 192 350 漢直祖アヤノアタイノオヤ 応神朝帰化人漢人の統率者 (百済)                                   

★ 天之日矛 アメノヒボコ 中 197 354 新羅国皇子-来朝伝承→スイニン朝タジマモリの祖                                  

★ 阿加流比売神 アカルヒメノカミ 中 199 355 アメノヒボコ妻新羅より逃れて来朝 難波比売碁曾神社祭神                                     

★ 秋山之下氷壮夫 アキヤマノシタヒヲトコ 中 200 368 秋山の擬人化→妻問伝承(古伝承集約化か)→大国主八上比売神話類型 ウミサチヤマサチ神話類型                                                    

★ 葦田宿禰 アシダノスクネ  下 219 401 カツラギノソツヒコ(タケノウチスクメ六男)ノ子→クロヒメ(リチュウテンノウ妃)ノ父                                        

★ 青海郎女 アヲミノイラツメ 下 219 405 リチュウテンノウ・クロヒメ長女→ユウリャクテンノウ崩御後政為すか イヒトヨノイラツメ・オシヌミノイラツメ・イヒドヨノオホキミ同-臨朝秉政ミカドマツリゴトシタマヒ(顕宗天皇前紀)意祇王・袁祇王ノ姨オバ                  

★ 阿知直 アチノアタイ 下 220 407 倭ノ漢ノ直アタイノ祖(オウジン朝帰化アチノオミ一族)-スミノエナカツオオキミ謀反時リチュウテンノウ救出-後朝廷出納預かる→蔵ノ官                                 

★ 穴穂命 アナホノミコト 下 225 422 インギョウテンノウ・オオナカツヒメ三男→第二十代安康天皇アンコウ石上穴穂宮-奈良天理市田町56歳崩御 御陵:菅原伏見岡(奈良宝来町古城)                                 

★ 淡海之老媼 アフミノオミナ 下 259 468  淡海(近江) の住人ーケンソウテンノウへ父オシハワケの遺骨の在処を教える功ニヨリオキメノオミナの名を賜う                              

★ 天国押波流岐広庭命 アマクニオシハルキヒロニハノミコト 下 265 489 ケイタイテンノウ・タシラカミコト(ニンケンテンノウ女)長子-第二十九代欽明天皇キンメイ 師木島宮- 奈良桜井市金屋初瀬川付近 書記:在位32年?御陵:檜隈坂合(奈良明日香村)       

★ 赤比売郎女 アカヒメノイラツメ 下 206 509 ケイタイテンノウ・ヤマトヒメ次女                              

★ 阿倍波延比売 アヘノハエヒメ  下 265 510 地方豪族首長娘かまたは一族巫女か                                      

★ 阿都王 アツノオホキミ 下 265 513 ケイコウテンノウ・アヘノハエヒメ三女                                             

★ 足取王 アトリノオホキミ 下 267 537 キンメイテンノウ・キタシヒメ次男                                                             

★ 漢王 アヤノオホキミ 下 269 586 帰化人氏族首長か オホマタノオホキミ(ホコヒトヒツギノミコ妃)兄

イ行

★ 稲幡之八上比売 イナバノヤカミヒメ 上 58  13 因幡巫女 大国主妻  木俣神(御井之神)親                              

★ 五瀬命 イツセノミコト  中 108 15 神武天皇異母兄 東征の折トミビコの矢を受て戦死                                 

★ 井氷鹿 イヒカ  中 113 22 神武東征援 土人吉野首ノ祖(神名)

★ 石押分之子  イワオシワク 中 114 23 神武東征援 吉野豪族生尾族 吉野ノ國巣ノ祖(神名)        

★ 飯日比売命       イヒヒヒメノミコト        中   125   60  シキノアガタヌシの祖  フトマワカヒメノミコト同 イトクテンノウ妃

★ 伊迦賀色許売命     イカガシコメノミコト       中   128   89 ウツシコヲ娘-コウゲンテンノウ妃・カイカテンノウ庶母後カイカテンノウ妃

★ 伊理泥王        イリネノキミ(オオキミ)      中   131   147  ヒコイマスオオキミ・ヲケツヒメ三男 アヂサハビメ(オホツツキノマワカ妻)ノ母                       

★ 伊玖米入日子伊沙知命  イクメイリヒコイサチノミコト     中   133   178 スジンテンノウ・ミマツヒメ長子→第十一代垂仁天皇スイニン 師木玉垣宮-奈良桜井市穴師 153歳崩御 御陵:菅原御立野ミタタシノ中(奈良市尼辻附近)                       

★ 伊耶能真若命      イザノマワカノミコト      中   134   177  スジンテンノウ・ミマツヒメ次男                                                

★ 伊賀比売命       イガヒメノミコト        中   134   180 スジンテンノウ・ミマツヒメ三女                                                   

★ 活玉依毘売       イクタマヨリビメ       中   135   184 スエツミミ娘(茅淳県陶邑チヌノアガタスエムラ―現大阪堺市ノ豪族か)大物主大神妻                           

★ 飯肩巣見命       イヒカタスミノミコト      中   135   186 クシカタノミコト子-オオモノヌシ系                                

★ 伊迦賀色許男命     イカガシコヲノミコト      中   135   188  ジンテンノウ命により大神神社神事準備                                            

★ 印色之入日子命     イニシキノイリヒコノミコト     中   141   193 スイニンテンノウ・ヒバスヒメ長子→灌漑事業・横刀壱千口石上神社奉納 河上部制定       

★ 伊賀帯日子命      イガタラシヒコノミコト     中   141   200  スイニンテンノウ・ヌバタノイリビメ次男                                                                 

★ 伊許婆夜和気命     イコバヤワケノミコト      中   141   202  スイニンテンノウ・アザミノイリビメ長子→沙本ノ穴太部アナホベ別ノ祖                                    

★ 五十日帯日子王     イカタラシヒコノオオキミ     中   141   209 スイニンテンノウ・カリハタトベ次男→春日ノ山君・高志ノ池君・春日部君ノ祖                           

★ 伊登志別王       イトシワケノオホキミ      中   141   210 スイニンテンノウ・カリハタトベ三男→伊登志部-部曲カキベ制定                                   

★ 石衝別王        イハツクワケノオホキミ      中   141   212 オスイニンテンノウ・オトカリハタトベ長子→羽咋君・三尾君ノ祖                                           

★ 石衝毘売        イハツクビメ        中   141   213 オスイニンテンノウ・オトカリハタトベ長女→倭建命妃                                           

★ 稲瀬毘古王       イナセビコノオオキミ      中   142   215 スイニンテンノウ娘アザミツヒメノ夫                                                             

★ 五百木入日子命     イホキノイリヒコノミコト     中   154   234 ケイコウテンノウ・ヤサカノイリヒメ次男(太子) シリツキトメ妻☞ホムダノマワカノ親                               中日売(オウジンテンノウ皇后・仁徳天皇生母)祖父                                        

★ 五百木入日売命     イホキイリヒメノミコト      中   154   236 ケイコウテンノウ・ヤサカノイリヒメ長女                                              

★ 伊那毘能若郎女     イナビノワカイラツメ      中   155   247 イナビノオオイラツメ(ワカタケキビツヒコ娘・ケイコウテンノウ妃)妹-ケイコウテンノウ妃          

★ 磐鹿六雁※       イワカムツカリ        中   157   259 ※膳臣ノ祖―ケイコウテンノウ朝白蛤ウムギ献上→膳ノ大伴部―宮廷料理部族後の高橋氏一族

★ 出雲建         イヅモタケル        中   160   261 雲国豪族勇者→ヤマトタケルノ智謀ニヨリ征伐サル                   

★ 稲依別王        イナヨリワケノオホキミ      中   172   271 ヤマトタケル・フタジヒメ長子→犬上君・建部君等の祖                

★ 飯野真黒比売命     イヒノノマグロヒメノミコト    中   172   279 クヒマタナガヒコ(オキナガタワケ子)ノ長女-ワカタケル妻                       

★ 伊佐比宿禰       イサヒノスクネ        中   179   297 難波吉師部キシベ臣の祖-反逆軍忍坂王軍の将                

★ 伊奢之真若命      イザノマワカノミコト      中   183   307 オウジンテンノウ・タカギノイリヒメ三男                            

★ 糸井比売        イトイヒメ         中   184   326 シマタリネ娘-オウジンテンノウ妃                                   

★ 伊奢能麻和迦王     イザノマワカノオホキミ     中   185   339  オウジンテンノウ・カツラギノノノイロメ長子                       

★ 伊豆志袁登売      イヅシヲトメ        中   200   367 アメノヒボコ系譜帰化人かー伊豆志大神娘(巫女)ハルヤマノカスミヲトコノ7妻       

★ 伊和島王        イワジマノオホキミ      中   203   381  ネトリノオオキミ・ミハラノイラツメ次男                          

★ 石之日売命       イハノヒメノミコト       下   204   383  カツラギノソツヒコ(タケノウチスクネ六男)娘 →ニントクテンノウ后                

★ 市辺忍歯王       イチノヘオシハノオオキミ     下   219   403  押歯王 リチュウテンノウ・クロヒメ長子-ケンソウ・ニンケンテンノウ父→ユウリャクテンノウにより弑       

★ 飯豊郎女        イヒトヨノイラツメ       下   219   406 リチュウテンノウ・クロヒメ長女→ユウリャクテンノウ崩御後政為すか アヲミノイラツメ・オシヌミノイラツメ・イヒドヨノオホキミ同ー臨朝秉政ミカドマツリゴトシタマヒ(顕宗天皇前紀)意祇王・袁祇王ノ姨オバ   

★ 飯豊王         イヒトヨノオホキミ       下   255   460 リチュウテンノウ・クロヒメ長女→ユウリャクテンノウ崩御後政為すか               アヲミノイラツメ・イヒトヨノイラツメ・オシヌミノイラツメ同                    

 石木王         イハキノオホキミ       下   256   466 不詳 地方豪族か                                                   

★ 出雲郎女        イヅモノイラツメ       下   264   484  ケイタイテンノウ・ワカヒメ長女                                                       

★ 石比売命        イシヒメノミコト       下   266   518  センカ(センゲ)テンノウ・タチバナノナカツヒメ長女→キンメイテンノウ妃                                     

★ 石垌王         イハクマノオホキミ       下   267   536  キンメイテンノウ・キタシヒメ長女                                           

★ 伊美賀古王       イミガコノオホキミ      下   267   541  キンメイテンノウ・キタシヒ五男                                            

★ 伊勢大鹿首       イセノオホカノオビト      下   269   567  伊勢地方豪族首長か ヲグマコノイラツメ(ビタツテンノウ妃)親                                     

★ 飯女之子        イヒメノコ         下   270   599  タギマノクラノオビトノヒロ娘-ヨウメイテンノウ妃

つづく

一日一話 松下幸之助

四月の言葉

高砂の尾上の桜咲きにけり
外山のかすみ立たずもあらなむ         権中納言匡房

二日 人間はダイヤモンドの原石

私はお互い人間はダイヤモンドの原石の如きものだと考えている。ダイヤモンドの原石は磨くことに拠って光を放つ。しかも其れは磨き方如何カットの仕方如何で、様々に異なる燦然とした輝きを放つのである。同様に人間は誰もが夫々に光る様々な素晴らしい素質を持っている。だか       ら人を育て活かすに中っても先ずそういう人間の本質と云うものを能く認識し其々の人が持っている優れた素質が活きる様な配慮をしていく。それが矢張り基本ではないか。もしそういう認   識が無ければ幾ら良き人材があってもその人を活かすことは難しいと思う。

  • 今日は週刊誌の日
  • memo-素質の発見

*八日 魂を入れた教育(事業は人なりと云われるように人材の育成という事は非常に大切だと思います。最近ではどこの会社でも商店でも従業員教育の制度や組織を設けたりして教育に力を入れているようですが、やはり何よりも大切なのはその教育に云わば魂を入れることだと思うのです。つまり経営者也店主の人格の反映と云うものが其処になくてはならないと云うことです其れは言い換えれば経営者なり店主が働きに於いて模範的であること熱心であるという事です。経営者店主にそうしたものがあれば自然に従業員にも反映して、従業員の模範的な働きが生まれ人が育ってくると思うのです。

  • 今日は花祭りの日(釈迦誕生)
  •  Memo-模範・率先垂範の心

*九日 国民の良識を高める

民主主義の国家として一番大事なものは矢張りその民主主義を支えてゆくに相応しい良識が国民に養われているという事でしょう。さもなければその社会は所謂勝手主義に陥って収拾のつかない混乱も起こりかねないと思います。ですから国民お互いが夫々に社会の在り方人間の在り方について高度な良識を養っていかなければなりません。国民の良識の高まりと云う裏付けがあって初めて民主主義は花を咲かせるのです。民主主義の国にもし良識と云う水をやらなかったならば立派な花は咲かず却って変な花醜い姿のものになってしまうでしょう。

  • 今日は大仏の日 
  • Memoー政治家の責任

*十四日 知識は道具知恵は人

知識と知恵如何にも同じもののように考えられる可もしれない。けれどもよく考えてみるとこの二つは別物ではないかと云う気がする。つまり知識というのはある物事について知っているという事であるが、知恵と云うのは何が正しいかを知ると云うか所謂是非を判断するものではないかと思う。言い換えれば仮に知識を道具に譬えるならば知恵は其れを使う人そのものだと云えよう。お互い知識を高めると同時に其れを活用する知恵をより一層磨き高めてゆきたい。そうして始めて真に快適な共同生活を営む道も開けてくるのではないかと思うのである。

  • 1912年タイタニック事故(14日氷山激突・15日沈没) 
  • 2016年(H28)熊本大地震
  • 今日はオレンジデー
  • Memo―般若波羅蜜多

*十七日 人を惹きつける魅力を持つ

指導者にとって極めて望ましい事は人を惹きつける魅力を持つという事だと思う。指導者にこの人の爲なら・・と感じさせるような魅力があれば期せずして人が集まりまたその下で懸命に働くという事にもなろう。もっともそうは云ってもそうした魅力的な人柄と云うものはある程度先天的な面もあって、誰もが身につける事は難しいかも知れない。併し人情の機微に通じるとか人を大事にするとか云ったことも努力次第で一つの魅力ともなろう。何れにしても指導者は惹きつける魅力の大切さを知りそう云うものを養い高めていくことが望ましいと思う。

  • 2016年(H28)熊本地震発生M7.3被害甚大
  • 今日は恐竜の日
  • Memo-人情に通じる

*二十日 信頼すれば・・・

人を使うコツは色々あるだろうが先ず大事な事は人を信頼し思い切って仕事を任せる事である。信頼され任されればん瓶嚴は嬉しいしそれだけ責任も感じる。だから自分なりに色々工夫もし努力もしてその責任を全うしていこうとする。言ってみれば信頼されることによってその人の力がフルに発揮されてくる譯である。実際には100%人を信頼してする事は難しいもので其処に任せて果たして大丈夫かと云う不安も起こってこよう。併し例えその信頼を裏切られても本望だと云うぐらいの気持ちがあれば案外に人は信頼に背かないものである。

  • 2017年(H29)福岡駅前白昼強盗3億8千万強奪事件  
  • 今日は郵政記念日
  • memo-信頼力

*二一日 しつける

日本人は頭もよく素質も決して劣っていない。だから何がいいか悪いかぐらいは百も承知して要る筈であるが、さてそれが行動になって表れたりすると忽ち電車に乗るのに列を乱したり公園や名所旧跡を汚したりしてしまう。やはりこれはお互いに躾が足りないからではないかと思う。幾ら頭で知っていてもそれが子供の時から躾られていないと何時まで経っても人間らしい振舞が自然に出てこない。つまり折角の知識も躾に拠って身に着いていないとその人の身だしなみも好くならず結局社会人として共に暮らす事が出来なくなってくるのである。

  • 1975年(S50)大分地震M6.4
  • 今日は民放の日 
  • Memo-徳育の重要性を認識する

*二三日 目標を与える

指導者にとって必要なことは目標を与える事である。指導者自身は特別な知識とか技能は持っていなくてもよい。其れは専門家を使えばいいのである。併し目標を与えるのは指導者の仕事である。其れは他の誰がやってくれるものでもない。勿論その目標自体適切なものでなければならないのは当然である。だからその爲には指導者はそう言う目標を生むような哲学見識と云うものを日頃から養わなくてはならない。自分の哲学なり体験に基づいてその時々に応じた適切な目標を次々と与える。指導者はそのことを的確にやれば後は寝ていてもいい程である。

  • 今日は著作権デー
  • Memo-2010年3/12NHKラジオ監督の仕事➡
  • (日本女子バレーチーム)目標設定・キャスティング・リズム・タイミング

*二六日 知識を活用する訓練

松下政経塾には優秀な先生方の講師として来て貰う訳ですが普通の学校の様な授業はやらない。先ず学生が質問をして其れを先生に答えて貰う形式をとる。質問するものがなかったなら先生は何も言ってくれないと云うようにしたいんです。質問をする為には疑問を持たなければならない。疑問を持つに至る迄の勉強は自分で遣らなければ為らないと云う訳です。つまり知識を与えるのではなく持っている知識を活用する能力を育てていく訓練を重ねて自分の考えを堂々と主張できるような人間になってもらいたいという願いを持っているのです。

  • 1896年(S61)ロシアチェルノブイリ原発事故
  • 今日は世界知的所有権の日
  • memo―質問力=理解力

*二七日 賢人ばかりでは

世の中は賢人が揃っておれば万事上手くいくと云うものでは決してありません。賢人は一人いればそれで十分なんです。更に準賢人が三人準準賢人が四人くらい。そんな具合に人が集まれば上々でしょう。賢人ばかりですと議論倒れで一向に仕事が捗らないと云ったようなことに為りがちです。一つの実例を挙げればある会社で三人の立派な人物がお互いに協力し合って居た筈なのにどうも上手くいかない。そこで一人を抜いてみた。すると残る二人の仲がピタッとあって非常に上手く行きぬかれた人物も他の分野で成功した。そこなことがよくあるものなのです。

  • 今日は哲学の日
  • 2010年(H22)凶悪犯罪の時効撤廃

*三一日 道は無限にある

お互い人間と云うものは常に自ら新しいものを呼び起こしつつ為すべきことを成していくと云う態度を忘れてはならないと思います。

お互いが日々の生活、仕事の上に於いてそういう心構えを持ち続ける限り、一年前と今日の姿には自ずと其処に変化が生まれてくるでしょうし、又一年先五年先には更に新たな姿、仕事の進め方が生まれ個人にしろ事業にしろ其処に大きな進歩向上が見られるでしょう。大切なことはそう言うことを強く感じて熱意を持って事に当ると云う姿勢だと思います。そうすれば当に道は無限にあると云う感じがします。

  • 今日はオーケストラの日
  • Memo‐姿勢の在り方 融通無碍

*三十日 困難から力が生まれる

人間と云うものは恵まれた順境が続けばどうしても知らず識らずの裡に其れに馴れて安易に成り易い。昔から治にいて乱を忘れずという事が言われ其れを究めて大切な心構えであるけれどもそういう事が本当に100%出来る人は恐らくいない。やはりどんな立派なな人でも無事泰平な状態が続けば遂安易になる。安心感が生じ進歩が止まってしまう。それが困難に出会い逆境に陥ると其処で目覚める。気持ちを引き締めて事に当たる。其処から順調な時に出なかった様な知恵が湧き考えつかなかった事を考え着く。画期的な進歩革新も初めて生まれてくる。

  • 今日は図書館記念日 
  • 2019年(H31)平成天皇退位
  • 百朝集39真の幸不幸➡逆境の捉え方

今月で丁度、[一日一話」は丸一年を経過致しました。引き続き松下幸之助翁のことばを、著書の中から選んでアップしてい行く予定にしています。

古事記神名一覧memo(アイウ順)Ⅵ

古事記に登場する神名を纏めてみました。新潮社古典文学集成の古事記には付録として神名一覧が付いています。神名は其れと重複いたしますが、集成の方は登場順になっていますのでここではアイウエオ順で記載いたします。集成の付録では神名に関する特徴等の説明があります。(※索引有)                 茲では簡単な備考をつけていますので興味ある方は集成をご覧いただければ幸いです。尚古事記のどの巻に登場するかは神名末尾に上・中・下及び記載順と新潮社古典文学集成古事記のページ数を表記しています。

フ行

深淵之水夜礼花之神 フカフチミヅヤレハナノカミ  水運行主神                               親神布波能母遅久奴須奴/日河比売 上(271-57                                   

伏雷     フスイカヅチ 黄泉国魔界雷神8 伊耶那美之神右足       上(272-37                                                         

布都之御魂     フツノミタマ  武神 神武東征援 物部氏祖   石上神宮    中(273-112                                                         

布帝耳之神   フテミミノカミ  衣類神 親神布怒豆怒神 淤美豆奴之神ノ妻神     上(274-57                                                   

布刀玉之命 フトダマノミコト 天孫降臨隋神 石屋戸 忌(斎)部氏祖 太玉命神社四座  上(275-50                                     

布怒豆怒之神    フノヅノノカミ  水霊水力神 布帝耳之神親神          上(276-57                                                  

布波能母遅久奴須奴之神   フハノモヂクヌスヌノカミ   居住主神               親神八嶋士奴美之神/木花知流比売  上(277-57

ヘ行

辺津甲斐弁羅之神 ヘツカンベラノカミ 禊神 厄病神右手手巻ヨリ化生3          上(278-41                                                          辺疎之神     ヘツザカルノカミ  禊神 厄病神右手手巻ヨリ化生1          上(279-41                                                辺津那芸佐比古之神 ヘツナギサヒコノカミ 禊神 厄病神右手手巻ヨリ化生2        上(280-41

ホ行

火須勢理之命 ホスセリノミコト 瓊瓊杵尊/此花咲夜比売子神 3兄弟神         上(281-96                                                

火照之命 ホデリノミコト 瓊瓊杵尊/此花咲夜比売子神 海佐知毘古 青島神社     上(282-96                                                  

火遠理之命 ホヲリノミコト 瓊瓊杵尊/此花咲夜比売子神 山佐知毘古 若狭彦神社(福井 上(283-96                                                

火之雷   ホノイカヅチ  魔界雷神2 伊耶那美之神胸部             上(284-37

マ行

前玉比売 マエタマヒメ 玉精霊 親神天之甕主神 速甕之多気佐波矢夜遅奴美神妻神  上(285-73                                                      

悪事一言善事一言之神離之神葛城之一言主之大神   葛城山言霊神霊    マガゴトモヒトコトヨキコトモヒトコトノカミサカノカミカヅラキノヒトコトヌシノオホカミ                               葛城一言主神社・高鴨神社 下(286-48                                      

正勝吾勝々速日天之忍穂耳之命  誓約神 五男神左角髪御統珠 瓊瓊杵尊親神マサカツアカツカチハヤヒノアメノオシホミミ 福岡英彦山神宮 上(287-47                                

正鹿山津見之神  マサカヤマツミノカミ  山神 火之迦具土之神頭ヨリ化生1        上(288-36

ミ行

御井之神 ミイノカミ 清水井戸神 木俣之神同 親神大国主/八上比売        御井神社出雲  上(289-66                                   

甕主日子之神 ミカヌシヒコノカミ 地上界甕主精霊 親神速甕之多気佐波夜遅奴美之神   上(290-73                                    

甕速日之神     ミカハヤヒノカミ  雷神 火之夜芸速男之神ヨリ化生4        上(291-35                                                     

甕布都之神 ミカフツノカミ 刀剣精霊(建御雷) 神武東征援 物部氏祖 石上神宮   中(292-112                                                                   

御倉板拳之神 ミクラタナノカミ  稲霊 耶那岐神ノ御頸珠化生 天照大神へ霊力付与 上(293-43                                           

御食大神   ミケツオホカミ 食物神 気比大神同 角賀気比神宮/宮中八神殿    中(294-181                                    

御毛沼之命  ミケヌノミコト 常世神 日之御子神  神倭伊波礼毘古命(神武)兄    上(295-106                                 

道之長乳歯之神  ミチノナガチハノカミ   禊神 道祖(道標)神帯ヨリ化生       上(296-40                                                      

弥都波能売之神  ミツハノメノカミ  農耕灌漑水神 伊耶那美之神ヨリ化生5      上(297-34                                

弥豆麻岐之神 ミヅマキノカミ 灌漑神  親神羽山戸神(大年神系)/大気都比売    上(298-77                                                 

御年之神 ミトシノカミ 穀物神 親神大歳之神・香用比売                               大歳御祖神社静岡/大和神社 上(299-76                                 

水戸之神 ミナトノカミ 水門神 櫛八玉之神親神 速秋津日子・比売子神        上(300-87                                                  

美呂浪之神 ミロナミノカミ 地神不詳 大国主系 親神多比理岐志麻流美/活玉前玉比   上(301-73

(ム・メ・モ行無し)

ヤ行

八河江比売之神 ヤガハエヒメノカミ 川辺豊穣神 親神葦那陀迦之神 国忍富之神ノ妻神  上(302-73                               

八嶋士奴美之神 ヤシマジヌミノカミ 領有主神 親神須佐之男/櫛名田比売 八坂神社   上(303-57                                    

八嶋牟遅之神   ヤシマムジノカミ 地上地主神 女神鳥取之神(大国主妻)      上(304-72                                    

八十禍津日之神  ヤソマガツヒノカミ  禊神 禍言神水霊ニヨリ化生           上(305-41                                          

八千矛之神 ヤチホコノカミ 地上支配神国造り 大国主同  出雲大社/大穴持神社    上(306-58                                  

八重言代主之神 ヤヘコトシロヌシノカミ  事代主同   葦原国支配神国譲り                   賀茂神社/三嶋神社静岡  上(307-84                                          

山末之大主之神  ヤマスゑノオホヌシノカミ  境界地上神  大山咋同  親大年神            松尾神社/日吉神社 上(308-76                                               

山田之曾富騰   ヤマダノソホト 地上精霊智慧神 案山子久延毘古同         上(309-75

ヨ行

黄泉之神     ヨミノカミ     死ノ世界(黄泉国)支配神           上(310-37                                        

黄泉津大神    ヨモツオホカミ    黄泉国伊邪那美神之名  死ノ世界支配神    上(311-39                                                      

予母都志許売   ヨモツシコメ    黄泉國魔界女神                上(312-38                                       

万幡豊秋津師比売之命 ヨロヅトヨアキヅシヒメノミコト 天之忍穂耳之命妻             高産巣日之神娘  上(313-88

ワ行

若雷       ワカイカヅチ    黄泉国魔界雷神5 伊邪那美神左手      上(314-37                                             

若沙那売之神 ワカサナメノカミ 田植女神 親神羽山戸神(大年神子神)/大気都比売    上(315-77                                             

若尽女之神 ワカツクシメノカミ 若い神霊巫女神  布忍富鳥鳴海之神(大国主系)妻神   上(316-73                                           

若年之神 ワカトシノカミ 若い穀靈神  親神羽山戸神(大年神子神)/大気都比売    上(317-77                                                  

若御毛沼之命 ワカミケヌノカミ 日ノ御子神 鵜葺草葺不合/玉依毘売之子神 神武天皇同  上(318-106                                            

若山咋 之神ワカヤマクヒノカミ 若い山境界主 親神羽山戸神(大年神子神)/大気都比売  上(319-76                                                

和久産巣日之神  ワクムスヒノカミ  生産神 伊耶那美之神ヨリ化生6          上(320-34                                             

和豆良比能宇斯之神 ワヅラヒノウシノカミ 禊神 煩イノ神(厄病神)上衣ヨリ化生       上(321-40

ゐ行

井氷鹿       ゐヒカ    鉱業神 生尾族 神武東征援 吉野首氏祖    上(322-113

(参-追)

因幡之八上比売 イナバノヤカミヒメ 因幡巫女 大国主妻  木俣神(御井之神)親    上(323-58                                                                

八十神     ヤソガミ    大国主之神之兄神等                                      上(324-58                                            

阿遅志貴高日子根神 アジシキタカヒコネボカミ  阿遅鉏高日子根同 高比売兄神    天之若日子友 上(325-81                                       

天之八咫烏   アメノヤタガラス  高天原神使い 神武東征救護           中(326-113                                                  

邇芸速日之命  ニギハヤヒノミコト 高天原系 天孫降臨前倭長脛彦ニ仕エル後神武援    中(327-119                                    

宇陀之墨坂之神  ウダノスミサカノカミ  墨坂神社奉斎の神  通行守護の神    奈良宇陀榛原   中‘(328-135                              

肥長比売 ヒナガヒメ 出雲地方蛇神 垂仁天皇皇子ホムツワケノ命の一夜妻       (人名出)   中(329-151                                         

伊吹之山之神 イブキノヤマノカミ 東征中のヤマトタケルの死の原因となる                中(330-167

  • 神生み・國生み☞伊邪那岐・伊邪那美の神が最初に生成した神々国々の名
  • 禊神☞伊邪那岐神が黄泉の国から戻り禊をした時に生まれた神々
  • 誓約神☞天照大神と建速須佐之男之命が天之眞名井で誓約をした時に其々生まれた神々
  • (参)は記入漏れ及び人命としてあげられている名

注:神名はS54年発行新潮社古典文学集成「古事記」に拠る

末尾の上・中・下は巻を表し()数字は初出神数及び新潮社古典文学集成古事記の本文初出のページ数(本文はP17~P271)

以上 古事記に登場する神名を列記してみました。次回、機会があれば 登場人物一覧もupしたいと思います。

古事記神名一覧memo(アイウ順)Ⅴ

古事記に登場する神名を纏めてみました。新潮社古典文学集成の古事記には付録として神名一覧が付いています。神名は其れと重複いたしますが、集成の方は登場順になっていますのでここではアイウエオ順で記載いたします。集成の付録では神名に関する特徴等の説明があります。(※索引有)                 茲では簡単な備考をつけていますので興味ある方は集成をご覧いただければ幸いです。尚古事記のどの巻に登場するかは神名末尾に上・中・下及び記載順と新潮社古典文学集成古事記のページ数を表記しています。

チ行

道反之大神   チガヘシノカミ    千引キノ石神 道祖神 塞黄泉戸之大神同     上(210-40                                                       

道敷之大神   チシキノオオカミ    黄泉国至道治神 伊邪那美神          上(211-40                                                          

道俣之神    チマタノカミ 禊神 道祖神(塞之神)袴ヨリ化生 伊勢猿田彦神社    上(212-40

ツ行

衝立船戸之神  ツキタツフナトノカミ  禊神 道祖(道標)神杖ヨリ化生           上(213-40                                                         

月読之命    ツクヨミノミコト  禊三貴神 夜ノ国支配神(暦)右目 壱岐月読神社   上(214-42                                                           

土雷      ツチイカヅチ    黄泉国魔界雷神6 伊邪那美神右手        上(215-37                                                 

土之御祖之神 ツチノミオヤノカミ 田地神 大土神同 親神大年神 大土御祖神社/伊勢神宮摂社 上(216-76                                                  

角杙之神    ツノクイノカミ    神世七代神國土神 活杙之神對         上(217-27                                                 

都夫多都御魂  ツブタツミタマ    海水泡神霊 猿田彦靈  三重阿那訶       上(218-92                                                   

頬那芸之神   ツラナギノカミ    神生み水面(河口)神 頬那美之神對      上(219-33                                                    

頬那美之神   ツラナミノカミ    神生み水面(河口)神 頬那芸之神對      上(220-33

テ行

手名椎   テナヅチ  奇名田比売親神 八岐大蛇退治 須佐神社島根氷川神社   上(221-54

ト行

遠津山岬多良斯之神 トォツヤマサキタラシノカミ 豊穣地主神 大国主系           親神天日腹大科度美神 上(222-73                      

時量師之神   トキハカシノカミ   禊神 解放神霊嚢ヨリ化生             上(223-40                                             

鳥取之神    トトリノカミ    巫女神 大国主妻神 八嶋士奴美之神女神     上(224-72                                                         

戸山津見之神  トヤマツミノカミ   山神靈 火之迦具土之神右足ヨリ化生8       上(225-36                                                         

登由気之神   トユケノカミ  高天原神 天孫降臨随神(豊食物神)                           伊勢神宮外宮  上(226-90                                              

豊石窓之神 トヨイハマドノカミ 高天原神 天孫降臨随神 櫛石窓之神同 天石門神社   上(227-90                                              

豊宇気比売之神 トヨウケヒメノカミ 食物神 和久産巣日之神子神                            伊勢神宮外宮 籠神社京都 上(228-34                                            

豊雲野之神   トヨクモノノカミ    神世七代神 國土神霊             上(229-26                                        

豊玉毘売 トヨタマビメ  海神娘 火遠理之命妻神 天石門別豊玉比売神社(阿波   上(230-99                                           

豊日別     トヨヒワケ      国生み筑紫ノ嶋豊国(九州大分         上(231-31                                                      

豊布都之神    トヨフツノカミ 武神 建御雷神同 火之夜芸速男ヨリ化生8                          香取神宮・石上神宮 上(232-35                                  

豊御毛沼之命  トヨミケヌノミコト 日ノ御子神 若御気沼・神倭伊波礼毘古神武天皇同   上(233-106                                                

鳥鳴海之神 トリナルミノカミ 言霊神 霊界地上界結 親神大国主・鳥取之神       上(234-72                                                     

鳥之石楠船之神 トリノイハクスフネノカミ 神生み船神霊 天鳥舟同                          神埼神社香取 隅田川神社  上(235-106                                              

遠津待根之神   トヲツマチネノカミ 天狭霧神女神 天之日腹之大科度美之神妻神    上(236-73

ナ行

中筒之男之神 ナカツツオノカミ 禊神 航海神墨之江ノ三前ノ大神 阿曇氏祖           大坂住吉大社 上(237-42                                             

中津綿津見之神 ナカツワタツノカミ 禊神 綿津見三神(水中水霊ニヨリ化生  阿曇氏祖                      福岡志賀島 上(238-42                                               

泣沢女之神 ナキサワメノカミ  涙神 伊耶那岐ノ神ヨリ化成1 畝尾都多本神社奈良    上(239-35                                                   

鳴女 ナキメ  高天原神 雉神霊 葦原国派遣神天孫降臨前 天之若日子射殺    上(240-79                                                 

夏高津日之神 ナツタカツヒノカミ 太陽光神 夏之売之神同 親神羽山戸神/大気都比売  上(241-77                                            

夏之売之神  ナツノメノカミ 太陽光神 夏高津日之神同 親神羽山戸神(大年神系  上(242-77                                         

鳴雷       ナルイカヅチ  黄泉国魔界雷神7 伊耶那美之神左足       上(243-37

ニ行

庭高津日之神  ニハタカツヒノカミ  太陽光神靈 親神大年神/天知迦流美豆比売     上(244-76                                      

庭津日之神    ニハツヒノカミ  地霊神靈  親神大年神/天知迦流美豆比売     上(245-76                                         

贅持之子     ニヘモツノコ      豪族神 神武東征援  阿陀之鵜養祖     中(246-113

ヌ行

沼河比売 ヌナカハヒメ 高志国豪族主女 大穴牟遅之神妻神(八千矛神) 奴奈川神社  上(247-66                                                 

布忍富鳥鳴海之神  ヌノオシトリトミナルミノカミ  織物精霊 大国主系                          親神美呂波/青沼馬沼押比売 上(248-73

ネ行

根析之神     ネサクノカミ   刀剣神  火之夜芸速男之神ヨリ化生2       上(249-35

ノ行

野槌之神     ノヅチノカミ   神生み野精霊 鹿屋野比売之神同        上(250-33

ハ行

波邇夜須比古之神 ハニヤスヒコノカミ  粘土神男神   火之夜芸速男之神ヨリ化生3      上(251-34                               

波邇夜須比売之神 ハニヤスヒメノカミ  粘土神女神   火之夜芸速男之神ヨリ化生 4   上(252-34                               

波比岐之神    ハイキノカミ  境界神   親神大年神/知迦流美豆比売      上(253-76                                                             

速秋津日子之神  ハヤアキツヒコノカミ    神生み水戸(河口)神男神對         上(254-32                                                    

速秋津比売之神  ハヤアキツヒメノカミ    神生み水戸(河口)神女神對         上(255-32                                                                

羽山津見之神   ハヤマツミノカミ     山神 火之迦具土之神右手ヨリ化生6     上(256-36                                                     

羽山戸之神    ハヤマトノカミ   麓(穀倉)神  親神大年神/知迦流美豆比売   上(257-76

速甕之多気佐波夜遅奴美之神ハヤミカノタケサハヤヂヌミノカミ甕精霊豊穣 大国主系 親神国忍富神 上(258-73                                                      

原山津見之神   ハラヤマツミノカミ    山神 火之迦具土之神左足ヨリ化生7      上(259-36                                                   

山之霞壮夫 ハルヤマノカスミヲツコ 春山神 秋山之下氷壮夫ノ弟神                     伊豆志袁登売之神夫 中(260-200

ヒ行

日河比売ヒカハヒメ 水川主巫女神 親神淤迦美之神 布波能母遅久奴須奴之神妻神 上(261-57                                   

聖之神      ヒジリノカミ  農耕暦神  親神大年神/伊怒比売         上(262-76                                     

日名照額田比道男伊許知邇之神 ヒナテルヌカタビチヲイコチニノカミ 稲精霊  鳥鳴海神妻神      上(263-72                                                

比那良志毘売  ヒナラシビメ  水靈巫女神 親神淤迦美之神 甕主日子神妻神     上(264-73                                               

火之炫比古之神 ヒノカガビコノカミ 神生み火神 火之迦具土同 伊邪那美神死因    上(265-34                                               

火之迦具土之神  ヒノカグツチノカミ 神生み火神 伊邪那美神死因                          秋葉神社・愛宕神社   上(266-34                                           

火之夜芸速男之神 ヒノヤギハヤヲノカミ 神生み火神 火之迦具土同 伊邪那美神死因    上(267-34                                            

樋速日之神     ヒハヤヒノカミ   雷神 火之夜芸速男之神ヨリ化生5       上(268-35                                           

比々羅木之其花麻豆美之神  ヒヒラギノソノハナマヅミノカミ  柊精霊邪気払神           活玉前玉比売之親神 上(269-73                                        

水蛭子 ヒルコ  神生み貴種漂流譯起源 恵比須神 神戸和田神社/兵庫西宮神社    上(270-29

つづく

古事記神名一覧memo(アイウ順)Ⅳ

古事記に登場する神名を纏めてみました。新潮社古典文学集成の古事記には付録として神名一覧が付いています。神名は其れと重複いたしますが、集成の方は登場順になっていますのでここではアイウエオ順で記載いたします。集成の付録では神名に関する特徴等の説明があります。(※索引有)                 茲では簡単な備考をつけていますので興味ある方は集成をご覧いただければ幸いです。尚古事記のどの巻に登場するかは神名末尾に上・中・下及び記載順と新潮社古典文学集成古事記のページ数を表記しています。

ク行(つづき)

櫛名田比売 クシナダヒメ 建速須佐之男之命妻神 八岐大蛇退治           須佐神社出雲/八重垣神社 上(151-54                     

櫛八玉之神    クシヤタマノカミ 神殿膳夫神 水戸神子神  出雲大社神殿       上(152-87                                    

国忍富之神    クニオシトミノカミ   國土豊穣神 親神鳴海神(大国主系    上(153-73                               

国之久比奢母智之神 クニノクヒザモチノカミ   神生み水汲み(瓢)精霊         上(154-33                               

国之闇戸之神   クニノクラトノカミ         神生み渓谷神2             上(155-33                                

国之狭霧之神   クニノサギリノカミ     神生み霧神2              上(156-33                                   

国之狭土之神   クニノサヅチノカミ     神生み土地神2             上(157-33                                  

国之常立之神   クニノトコタチノカミ 神世七代神  東京日枝神社・奈良玉置神社         上(158-26                                                      

国之水分之神   クニノミクマリノカミ 神生み水源配水神 宇太水分神社奈良              上(159-33                                    

熊野久須比之命 クマノクスビノミコト 誓約神右手御統珠化成五男神 出雲熊野神社         上(160-48                                                   

闇淤加美之神 クラオカミノカミ 龍神火之夜芸速男之神ヨリ化成9                太礽於賀美神社(河内) 上(161-36                                                   

闇御津羽之神 クラミツハノカミ 出水神火之夜芸速男之神ヨリ化成10                      上(162-36                                          

闇山津見之神   クラヤマツミノカミ  山神 火之迦具土之神陰部ヨリ化成4                 上(163-36                                                  

黒雷       クロイカヅチ   黄泉国魔界雷神3 伊邪那美神腹部               上(164-37

ケ行

気比之大神    ケヒノオオカミ  豊穣祭祀神⁻笥飯大神 角賀気比神宮(敦賀)         中(165-181

コ行

事代主之神 コトシロヌシノカミ 言霊神 大国主子神国譲り 恵比寿神                          美保神社/今宮戎神社   上(166-72                                              

木花知流比売   コノハナチルヒメ  収穫神 八嶋士奴美之神妻神 親神大山祇神         上(167-57                                                   

木花之佐久夜比売 コノハナノサクヤヒメ 大山祇神娘 瓊瓊杵尊妻神               浅間神社/細石神社福岡     上(168-94

サ行

刮貝比売     サキガイヒメ   赤貝神霊 大国主命救助                                    上(169-61                                  

析雷       サクイカヅチ   黄泉国 魔界雷神4 伊邪那美神陰部              上(170-37                                                     

刺国大之神   サシクニオオノカミ  國土占有神霊神 刺国若比売親神                上(171-58                                                           

刺国若比売   サシクニワカヒメ   國土占有神霊巫女神 天之冬衣之神妻               上(172-58                                                        

佐士布都之神 サジフツノカミ 建御雷ノ太刀 布都御魂同 神武東征援 石上神宮           中(173-112                                  

佐比持之神   サヒモチノカミ  武神一尋和邇  海神一族 山幸彦送迎                 上(174-103                                 

塞黄泉戸之大神 サヤリマスヨモツトノオオカミ  千引キノ石神道祖神(塞神)道反之大神同         上(175-40                                

狭依比売之命 サヨリビメノミコト 誓約神宗像三女神 市寸嶋比売之命同                 宗像神社胸形中津宮   上(176-47                                         

猿田比古之神  サルタビコノカミ 神田之神中ツ国道祖神 天孫降臨援 三重阿耶訶       伊勢神宮  上(177-89                                            

稿根津日子     サヲネツヒコ     海人神 神武東征援 大和国造祖                 中(178-110

シ行

志芸山津見之神  シギヤマツミノカミ  山之神霊 火之迦具土之神左手ヨリ化成5            上(179-36

敷山主之神  シキヤマヌシノカミ 地上山主神 青沼馬沼押比売ノ親神(大国主妻           上(180-73                               

下光(照)比売之命 シタテルヒメノミコト 雷女神高比売同 天之若日子妻神                比売許曽神社難波   上(181-72                      

志那都比古之神  シナツヒコノカミ   神生み風之神                       上(182-33                               

塩椎之神 シホツチノカミ  塩土老翁 航海神 火遠理之命山幸彦援 鹽竈神社宮城        上(183-98                               

白日之神     シラヒノカミ   太陽光農業神  親神大年神・伊怒比売           上(184-76                               

白日別      シラヒワケ    国生み筑紫ノ国(九州-福岡  筑紫神社       上(185-31

ス行

須比智邇之神   スイジニノカミ   神世七代神  宇比地邇ノ神對神               上(186-27                                  

少名比古那之神 スクナヒコナノカミ  神産巣日之神子 幸神 大国主援                          宿那彦神神像石神社  上(187-74                                       

須勢理毘売 スセリヒメ 建速須佐之男之命娘 大国主之神妻   出雲大社              上(188-62

ソ行(セ行なし)

底筒之男之神 ソコツツオノカミ 禊神航海神 墨之江ノ三前ノ大神 阿曇氏祖                    大坂住吉大社 上(189-42                                                  

底津綿津見之神 ソコツワタツノカミ 禊神綿津見三神 水霊ニヨリ化生 阿曇氏祖             福岡志賀島 上(190-42                                               

底度久御魂    ソコドクミタマ   海底神霊 猿田彦靈 三重阿耶訶アザカ                 上(191-92                                                

曾富理之神 ソホリノカミ 渡来新羅人神 親神大年神・伊怒比売                                           韓神新羅神社(島根   上(192-76

タ行

高木之神 タカギノカミ 別天ツ神 高御産巣日ノ神同 四柱神社長野大阪サムハラ神社               上(193-81                                                  

高比売之命 タカヒメノミコト 雷女神 下照比売同 天之若日子ノ妻神 比売許曽神社        上(194-199                                               

高御産巣日ノ神 タカミムスヒノカミ  別天ツ神 高木之神同 四柱神社長野            大阪サムハラ神社  上(195-26                                                    

多岐都比売之命 タギツヒメノミコト 誓約神 宗像三女神 宗像神社胸形辺津宮      上(196-47                                                 

多紀理比売之命 ギリビメノミコト 誓約神 奥津嶋比売同 大国主妻  宗像三女神           宗像神社奥津宮   上(197-47                                     

建速須佐之男之命 タケハヤスサノヲノミコト 禊神鼻三貴神 海原常世神  出雲杵築神社           上(198-42                                                       

建日方別    タケヒカタワケ   国生み吉備児嶋(岡山児島半島)                            上(199-31                                           

建日向日豊久士比泥別 タケヒムカヒトヨクジヒネワケ 国生み筑紫ノ嶋肥之国(九州熊本北)       上(200-31                                                    

建比良鳥之命 タケヒラトリノミコト 天之菩卑命子神   出雲国造等祖                             出雲阿麻能比奈等理神社 上(201-48                              

建日別     タケヒワケ  国生み筑紫ノ嶋熊曾国(九州熊本南鹿児島)       上(202-31                                                 

建布都之神タケフツノカミ 刀剣神 火之夜芸速男之神ヨリ化成7 香取神宮・物部布都神社         上(203-35                                                   

建御雷之男之神タケミカヅチノオノカミ 武神 火之夜芸速男ヨリ化成6 藤原氏祖           香取‣鹿島神宮 上(204-35                                                     

建御名方之神 タケミナカタノカミ 葦原国支配武神 大国主子神 諏訪氏(南方氏)祖    諏訪大社  上(205-85                                                  

建依別     タケヨリワケ    国生み二名ノ神土佐国(四国高知)                    上(206-31                                                     

多比理岐志麻流美之神 タヒリキシマルミノカミ 大国主系 親神甕主日子神/比那良志毘売  上(207-73                                                 

玉祖之命  タマノオヤノミコト  天孫降臨隋神 石屋戸 玉祖連祖  玉祖神社           上(208-50                                                

玉依毘売 タマヨリビメ 海神娘 豊玉毘売妹 鵜葺草葺不合之命妻 吉野水分神社         下鴨神社          上(209-106

つづく

一日一話 松下幸之助

三月の言葉

人はいさ心も知らず古里の
花ぞ昔の香ににほひける              紀貫行


*一日 本当の勇気

私は一般的に本当の勇気と云うものは一つの正義に立脚しないことには、又良心に顧みて之が正しいと思わないことには湧いてこないと思うのです。だから勇気が足りないという事は何が正しいかという事の認識が非常に曖昧である処から出ている姿ではないかと云う感じがします。人々が其々に自問自答して何が正しいかという事を考える。そしてこの正しい差は絶対譲れない。この正しさは通さなければいけないという確固とした信念を持つならば、そこから出てくる勇気は例え気の弱い人であっても非常に力強いものとなる。そう云う様な感じを私は持っているのです。

  • 1930年(S5)谷口雅春生長の家設立
  • 今日は労働法施行の日
  • memoー正義感

*七日 大西郷の遺訓(

西郷隆盛が次のような遺訓を残している。国に功労がある人には禄を与えよ。功労あるからと云って地位を与えてはならない。地位を与えるには自ずと地位を与えるに相応しい見識が無ければならない。功労があるからと云って見識の無いものに地位を与えるという事は国家崩壊の基となると。是は国の事であるが事業経営についても同じことが言える。あの人は会社に大きな功労がある。だから重役にしようとなりがちであるが、この点充分に注意しなければいけない。飽く迄も功労ある人には賞を以て報いその見識ある人に地位を与えることが大事だと思う。

  • 今日は消防記念日
  • Memo-PBFile12南洲手抄志録・遺訓 

*十日 日本の伝統精神

私は日本の伝統精神は極めて優れたものだと思います。ではその伝統精神とは何か。その一つは和を以て貴しとする平和愛好の精神です。凡そ千四百年も前にこの和の精神が聖徳太子によって掲げられています。第二は衆知を以て事を決すと云うつまり民主主義です。古事記にも八百万の神々が相談をして事を決したとあります。日本は真の民主主義の本家本元だと云えるでしょう。第三は主座を保つ。古来日本人は常に主座を失わずに外来のものを朱か吸収し日本化して来ました。この和、衆知、主座と云う三つの柱を守っていくことは、今後においても大切ではないでしょうか。

  • 1945年東京台空襲 陸軍記念日
  • Memo-安岡正篤「百朝集」59六然
  • 随所ニ主ト為バ立処皆眞➡臨済義玄禅師

*十一日 塩の辛さは舐めてみて

例えば水泳の先生が三年間講義をしたとします。それでその講義を受けた人がすぐ泳げるかと云いますと、必ずしも泳げないと思うのです。又塩の辛さと云うものでも、塩を舐めさせることをしないで、塩は辛いぞと云っても判らないでしょう。塩の辛さは舐めてみて初めてああこれが塩の辛さやなと判る分けです。処世のコツとでも申しますかお互いの人生に於いて大切な事柄を会得するということも、事を行ってそのやったことを仔細に考え検討してゆくところから始めて可能になるのではないかと私は思います。

  • 2011年(H23)東日本大震災M9・津波39m
  • 福島原発破壊
  • 今日はパンダ発見の日 
  • Memoー実践行動

*十四日 人間疎外は人間が生む

現代文明における科学技術の発達によって人間が軽視され忘れられているという事が問題になっています。そういった人間疎外を失くす為には常に人間の幸せという事が前提にされなくてはなりません。何故こう云う新しい機会を造るのか、それは人間の幸せの爲である。という事が何時も考えられそれに基づく配慮が為されるならばどんな機械が生み出されて使われても人間疎外は起こらないと思います。現実に人間疎外の様な観を呈しているのは、機械が人間を疎外しているのではなく人間自身が人間自身を大事にせず、人間疎外を生んでいるのではないでしょうか。

  • 1939年(S14)ナチスドイツチェコスロバキア併合
  • 1965年(S40)イリオモテヤマネコ発見
  • 今日はホワイトデー

*十七日 修養に場所を選ぶな

人は若い時の心がけ如何に拠り後に随分差の生じるものである。若し若い時代に自己実力の養成に励まず修養に努めなかったならば、必ず後年後悔をする時が来ると思う。然るに若い人の間では、この仕事は自分に合わないあの主任の下ではどうも働き甲斐がないと、不足を漏らす人がある。これは自己中心のものの考え方の弊害であろう。真に自己の適所を見出す迄には色々経験を積まなければならない。又性格意見の異なった指導者の下で自己を磨く事によってこそ、却ってよりよく修養が得られるものであることを深く知らなければならないと思う。

  • 今日は漫画週刊誌の日

*二十日 まず自分から

反省を求める者には反省を求める。又自分達に於いて反省すべき点があれば、大いに反省して協力体制をとってゆく。そう言うことを誰かが言い出し誰かがやらねばならないのに、誰もが非常な安易感に浸ってしまって成り行き任せ他人任せになってしまっている。それが日本の現状でしょう。是では物事は好転しません。今日一日が過ぎれば明日は明日の風の吹くだろうと云う様な、事なかれ主義は何時か行き詰ります。お互いに全体として考え直そうという行き方を誰かではなく、まず自分が生み出さなくてはならないことを深く自覚すべきと思うのです。

  • 1995年(H7)オウム真理教の地下鉄サリン事件 
  • 2005年(H17)福岡西方沖地震
  • 今日はミニチュアの日・動物愛護デー
  • Memo-自覚を持つ

*二二日 迷いと判断

私は極小の商売から今日迄の間例えば新しい仕事をすべきか否かを決める場合、全部ひとりで決断してきたかと云うと決してそうではありません。自分はやりたいと思うけどそれだけの力があるかどうか自分で判断がつかない時も実際ありました。そういう時には如何したかというと第三者にすっかり打ち明けて、今こう言うことで迷っているんだ君ならどう思うかと尋ねました。それは松下君あかんで・君の力やったらやれると色々言ってくれる。迷った時には私は得心の行く迄他人の意見を聞いてみるという事を遣り乍ら段々大きくなってきたのです。

  • 今日は放送記念日 
  • Memo― 報連相

*二四日 協調性を持つ

みなさんが其々の会社の社員である以上多数の同僚と相接して仕事をしなければならないということになりますから、人の立場を重んじない所謂協調性の少ない人は困ると思うのです。自分はこう思うがあの人はああ思うのだな、それも一つの考えだろうなと云うように人の言に耳を傾けると云う所に協調性が成り立つのです。勿論自己と云うものを卑屈にして協調せよと云うのではありません。けれども自己に捉われた主張は協調性を欠きます。この点どの様な立場にいようと考えなければならない非常に大事な問題ではないかと思います。

  • 2020年(R2)新型ウィルス感染多発状況の為東京オリンピック開催延期を決定
  • 今日は世界結核デー
  • Memo-至人は己無し・神人は功無し(荘子)
  • 自己中心➡無私公正

*二八日 身を捨てる度胸

人生と云うものには色々な問題があります。併しそれらの事も過ぎ去ってみるとあの時に迷わないでやって本当によかったなと云う様な場合が多いのです。そこが大事なところだと思います。ある場合には迷うこともあるでしょう。併し所詮迷ってもお互い自分の知恵裁量というものは本当は小さなものです。だからこれはもう仕方がない。此処迄のだからこれ以上進んで結果が上手くいかなくでもそれは運命だ。と度胸を決めてしまう。そうした場合には案外困難だと思っていたことがスムーズにいって、寧ろ非常に良い結果を生むという事にもなるのではないかと思うのです。

  • 1979年(S54)米スリーマイル島原子力発電所事故発生 
  • 今日はシルクロ―ドの日
  • Memoー去私・捨身

*三一日 道は無限にある

お互い人間と云うものは常に自ら新しいものを呼び起こしつつ為すべきことを成していくと云う態度を忘れてはならないと思います。

お互いが日々の生活、仕事の上に於いてそういう心構えを持ち続ける限り、一年前と今日の姿には自ずと其処に変化が生まれてくるでしょうし、又一年先五年先には更に新たな姿、仕事の進め方が生まれ個人にしろ事業にしろ其処に大きな進歩向上が見られるでしょう。大切なことはそう言うことを強く感じて熱意を持って事に当ると云う姿勢だと思います。そうすれば当に道は無限にあると云う感じがします。

  • 今日はオーケストラの日
  • Memo‐姿勢の在り方 融通無碍

20日の言葉などは、今の日本の現状を言い表している様な重みのある言葉だと思う。事なかれ主義・無関心・責任転嫁が生んだ現状はもう既に行き詰まりの社会環境の様相を呈している様にも感じられるが・・              打開できるのはやはり見識あるリーダーの出現だろう。

古事記神名一覧memo(アイウ順)Ⅲ

古事記に登場する神名を纏めてみました。新潮社古典文学集成の古事記には付録として神名一覧が付いています。神名は其れと重複いたしますが、集成の方は登場順になっていますのでここではアイウエオ順で記載いたします。集成の付録では神名に関する特徴等の説明があります。(※索引有)                 茲では簡単な備考をつけていますので興味ある方は集成をご覧いただければ幸いです。尚古事記のどの巻に登場するかは神名末尾に上・中・下及び記載順と新潮社古典文学集成古事記のページ数を表記しています。

オ行(つづき)

大禍津日之神    オオマガツヒノカミ  禊神 禍言神水霊ニヨリ化成                            上(101-41                               

大屋毘古之神    オオヤビコノカミ   神生み住居神5              上(102-32                                 

大山津見之神   オオヤマツミノカミ  神生み山神  大三島大山祗神社        上(103-33                                

大綿津見之神   オオワタツミノカミ  神生み海神  宮城石巻大海祇神社       上(104-32                                  

淤迦美之神 オカミノカミ  龍神 水川掌握主 日河比売親神          太礽於賀美神社(河内)上(105-57                             

奥疎之神     オキザカルノカミ  禊神 厄病神左手手巻化生 1         上(106s-41                               

奥津甲斐弁羅之神 オキツカイベラノカミ 禊神 厄病神左手手巻化生3          上(107-41                                  

奥津嶋比売之命 オキツシマヒメノミコト  誓約神 多紀理比売之命同 宗像三女神      宗像神社奥津宮 上(108-47                         

奥津那芸佐比古之神 オキツナギサヒコノカミ 禊神 厄病神左手手巻化生 2        上(109-41                                 

奥津日子之神   オキツヒコノカミ   火種神     親神大年神          上(110-76                               

奥津比売之神   オキツヒメノカミ   火種女神 竈神大戸比売之神同 親神大年神   上(111-76                               

奥山津見之神   オクヤマツミノカミ  山神 火之迦具土之神腹ヨリ化成3        上‘(112-36                                               

淤縢山津見之神  オドヤマツミノカミ  山神 火之迦具土之神胸ヨリ化成2        上(113-36                                      

大穴牟遅之神   オホアナムヂノカミ  大己貴大国主同 国作り                 出雲大社/大穴持神社 上(114-58                           

大香山戸臣之神  オホカグヤトミノカミマ 鉱業神 親神大年神/香用比売        上(115-76                                                       

意富加牟豆之命  オホカムヅミノミコト 桃精霊 邪気払神  伊邪那岐神援       上(116-39                                   

大国御魂之神 オホクニミタマノカミ 地主神 親神大年神  生国魂神社大阪/大国魂神社福島 上(117-76                                     

大土之神     オホツチノカミ 土之御祖神同 田地神 親神大年神         上(118-76                                  

大年之神 オホトシノカミ 稲精霊神 須佐之男・神大市比売親神 大歳神社(各地) 上(119-57                                                     

意富斗能地之神  オホトノヂノカミ  神世七代神 門口神霊 大斗乃弁之神對     上(120-27                                             

大斗乃弁之神   オホトノベノカミ  神世七代神 門口神霊 意富斗能地之神對    上(121-27                               

大戸日別之神   オホトヒワケノカミ  神生み住居神3                上(122-32                               

大直比之神    オホナホヒ    禊神 清浄神水霊ニヨリ化生           上(123-42                                

大戸比売之神   オホトヒメノカミ   竈女神 奥津比売之神同 親神大年神      上(124-76                               

大物主之神  オホモノヌシノカミ  雷蛇神 三輪大神 大国主国作り援 大神神社  中(125-120                              

大山咋之神 オホヤマクヒノカミ 山の境界神 山末之大主同 親神大年神 松尾大社/日吉神社   上(126-76

淤美豆奴之神 オミヅヌノカミ 水霊神 須佐之男神子孫 親神深淵之水夜礼花神    上(127-57

於母陀流之神   オモダルノカミ   神世七代神                  上(128-27

思金之神 オモヒカネノカミ 天孫降臨隋神 高御産巣日子神               長野戸隠神社/高千穂天安川神社 上(129-50

カ行

香山戸臣之神   カグヤマトミノカミ  鉱業神 親神大年之神・香用比売                 上(130-76                                 

香用比売     カグヨヒメ  光沢物憑依巫女神 大年之神妻          上(131-76                               

風木津別之忍男之神 カザモツワケノオシヲノカミ   神生み住居神6           上(132-32                               

金山毘古之神   カナヤマビコノカミ  鉱山神 伊耶那美之神より化成1 対       上(133-34                                

金山毘売之神   カナヤマビメノカミ  鉱山神 伊耶那美之神より化成2 対       上(134-34                                 

神活須毘之神   カミイクスビノカミ  住居神霊  大年神妻伊怒比売ノ親神    上(135-76                                         

神直比之神    カミナホヒノカミ   禊神 清浄神水霊ニヨリ化生           上(136-42                                                        

神屋楯比売之命  カミヤタテヒメノミコト  大国主之神妻神 事代主神親神         上(137-72                                                  

神阿多都比売 カムアタツヒメ 木花之佐久夜比売同 邇邇芸之命妻 隼人由来神     上(138-94                                     

神大市比売  カムオホチヒメ 大山祇神女神 建速須佐之男之命妻神 大市神社     上(139-57                                    

神産巣日之神   カムムスヒノカミ  別天ツ神  四柱神社長野大阪サムハラ神社       上(140-26                                                                               

神倭伊波礼毘古之命 カムヤマトイハレビコノミコト 人皇初代天皇神武          宮崎神宮岡田宮北九州八幡  上(141-107                          

迦毛之大御神 カモノオオミカミ  雷神阿遅鉏高日子根之神同 天皇守護神 賀茂神社   上(142-72                               

鹿屋野比売之神  カヤノヒメノカミ  神生み野之神 野槌神同             上(143-33                                                      

韓之神    カラノカミ  渡来人神 親神大年神・伊怒比売  韓神社    上(144-76

キ行

木俣之神 キマタノカミ 樹木精霊 御井之神同 親神大国主/八上比売      御井神社出雲  上(145-66

ク行

久延毘古クエビコ 智慧精霊―案山子 山田之曾富騰同 久氐比古神社石川/大神神社  上(146-74                                       

久々紀若室葛根之神 ククキワカムロツナネノカミ  豊穣収穫神 親神羽山戸神/大気都比売   上(147-77                                          

久々年之神    ククトシノカミ      豊穣収穫神 親神羽山戸神/大気都比売   上(148-77                               

久々能智之神   ククノチノカミ      神生み木精霊              上(149-33                                   

櫛石窓之神 クシイハマドノカミ 高天之原神 天孫降臨随神  天石戸別/豊岩窓同    天石門神社 上(150-90

つづく