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地域猫活動一例

どうぶつ基金さんによる集中的TNR活動の紹介です。今回は1月宮崎で行われた活動をご紹介します。

私たちは、全国から届く「待ったなし」の要望に応えるべく、徹底した感染防止対策の元、昨年4月から毎月福岡、宮崎、大阪の3拠点でTNR地域集中プロジェクトを続けています。

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TNR地域集中プロジェクト宮崎、1月のご報告

3名の獣医師が参加し、宮崎ねこの会のご協力のもと実施いたしました。

【1月13、14、18、19日】

獣医:山口(院長)、吉田、工藤

オス:132匹

メス:135匹

メス(妊娠):1匹

耳カットのみ:7匹

堕胎数:6

ボランティア数:1/13:9人、1/14:7人、1/18:11人、1/19:7人

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<行政枠で運ばれた猫>

日向市役所:65匹

日南市役所:20匹

宮崎市役所:80匹

計:165匹

<一般、団体枠で運ばれた猫>


計:110匹 

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1月は275頭のさくらねこが誕生しました!

【地元サポート団体「宮崎ねこの会」代表より】

今月も無事に終了できたことに感謝しています。

宮崎ではまだまだTNRを完了していない地域がたくさんあり、発行していただいたチケットはほぼ余すことなく使われます。 特に行政枠チケットではコロニーごとに、 一気にTNRを進められるという利点がありますので、 宮崎県内の全市町村が、どうぶつ基金さんへの行政登録をしてくださり、 外猫に関する相談を全て、TNRにつなげてくださることを切に願います。

2022年度も宮崎市でこのプロジェクトが実施されることになりましたので(感謝)宮崎県内全域での殺処分ゼロ目指して頑張ります!

【スタッフより】

今回のメス猫の妊娠率は1%でした。10月からは1~2%の推移です。
2月頃から妊娠率も増えてくることが予想されます。 妊娠している場合、堕胎を伴う不妊手術を行うため、手術時間も妊娠していない猫より倍以上かかるため、
猫への負担やも大きくなります。
そのため、今の時期に多くの手術ができることが望ましいのです。どうぶつ基金病院宮崎では今回2,500頭を超えるさくらねこが誕生し、3,000頭も間近です!

多くの手術を実施できるのもご賛同いただいている皆様のご支援あってこそです。 今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。

私どもNPO法人あおぞらも微力ながら、地域猫活動及び里親さん募集活動等を通じ、環境の保全、🐶(=^・^=)保護活動を続けています。

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一日一話  松下幸之助

二月の言葉

石走る垂水の上の早蕨の萌え出づる 春になりにけるかも 志貴皇子

一日 天は一物を与える

この世に百パーセントの不幸と云うものはない。五十パーセントの不幸はあるけれども半面其処に五十パーセントの幸せがある訳だ。人間は其れに気付かなければいけない。兎角人間の感情というものは上手くいけば有頂天になるが、悪くなったら悲観する。是は人間の一つの弱い面だが其れをなるべく少なくして、いつの場合でも淡々とやる。信念を持っていつも希望を失わないでやることだ。天は二物を与えずと云うが、逆になるほど天は二物は与えないがしかし一物は与えてくれるということが言えると思う。其の与えられた一つのものを大事にして育て上げることである。

  • 1268年(文永5-旧1/17)モンゴル帝国の使者来朝元寇のきっかけ
  • 1954年(S29)マリリンモンロー来日
  • 2003(H15)米スペースシャトルコロンビア号テキサス上空で空中分解  今日はTV放送記念日 Memo参-百朝集(安岡正篤著)六然

六日 正しい国家意識

昨今の国際情勢は一方で世界は一つと云いつつも、その一方で各国が過度の国家意識に立ち自国の利害を優先して仕舞う為、対立や紛争が一向に絶えない。それでは日本はどうかと云うと、反対に国家意識が極めて薄い為却って問題が起こっている様である。個人でも正しい自己認識、人生観を生み出し自主性を持って生きていってこそそこに初めて他の人々に対しても奢らず、諂わず仲良く付き合っていける譯である。国でも同じことである。国民が正しい国家意識を持ち、他の国々と交流していくことが大切であろう。過ぎたるもいけないが及ばざるもいけない。

  • 今日は海苔の日
  • memo‐正しい自己認識

十三日 一人の力が伸びずして

自分は一年にどれだけ伸びているか、技術の上に或は社会に対する物の考え方の上に、どれだけの成長があったか、その成長の度合いを測る機械があれば是は簡単に判ります。併し一人一人の活動能力と云うか知恵才覚と云うか、そういう総合の力が伸びているかどうかを図る機械はありません。けれども私は5%なり10%或は15%伸びたと自分で云えるようでないといけないと思います。やはり一人一人が自分の力でどれだけの事をしているかという事を反省してみることが大切です。一人一人の力が伸びずに社会全体の力が伸びると云う事はないと思うのです。

  • 1219年(健保7旧1/27)源実朝公暁に斬殺さる 
  • 2017年(H29)マレーシアクアラルンプール空港にて北朝鮮の第2代最高指導者金正日の長男金正男が、顔面に神経剤VX」を塗られ毒殺
  • 今日は銀行強盗の日

Memoー向上心➡個人の能力アップ

十八日 日本式民主主義を

民主主義の基本理念というものは真に好ましいものであり、これを取り入れ国家国民の調和ある発展繁栄を計っていくことは極めて重要なことだと云えます。けれどもそれは日本の伝統国民性と云うものに立って行わなくてはなりません。基本の理念は同じでも具体的な形態は其々の国民性に従って様々でなくてはなら・ない。謂わばアメリカにはアメリカ式民主主義フランスにはフランス式民主主義、日本には日本式民主主義がなくてはならないと思うのです。それを日本自らの伝統を忘れて、アメリカやフランスのようにやろうとしても、根無し草の民主主義に終わってしまうでしょう。

  • 今日は嫌煙運動の日
  • 基本・特異性・国民性➡パーソナリティ

二一日 人事を尽して天命を待つ

人事を尽して天命を待つと云う諺がある。是は全く至言で私は今も自分に時々その言葉を言い聞かせる。日常色々な面倒な問題が起きる。だから迷いも起きるし悲観もする、仕事に力が入らないことがある。是は人間である以上避けられない。しかしその時私は自分は是と信じてやっているのだから後は天命を待とう、成果は人に決めてもらおう・・こういう考え方でやている。小さな人間の知恵でいくら考えてみても、どうにもならぬ問題が沢山有り過ぎる。だから迷うのは当たり前である。そこに私は一つの諦観が必要だと思うのである。

二八日 感謝の心は幸福の安全弁

感謝の念という事は是は人間にとって非常に大切なものです。見方によれば総ての人間の幸福なり喜びの根源とも云えるでしょう。従って感謝の心の無い処からは決して幸福は生まれてこないだろうし、結局は人間不幸になると思います。感謝の心が高まれば高まる程それに正比例して幸福感が高まっていく。つまり幸福の安全弁とも言えるものが感謝の心とも言える訳です。その安全弁を失ってしまったら幸福の姿は瞬時のうちに壊れ去ってしまうと云ってもいいほど人間にとって歡ッ社の心は大切なものだと思うのです。

  • 今日はエッセイの日
  • Memo‐幸福の根源は感謝の心➡本質

感謝の念を持ち合わせていない人或いは感謝の気持ちの希薄なヒトは、真の幸福感も味わうことが出来ないということのようですね。これは、偉大な成功を収めた人の実感ということ。そう云へば、いつも不平不満を漏らしている人に、幸せそうな顔をした人は見当たりませんね❕❕

松下幸之助翁のことばは、現代版論語ともいえることばの宝庫❕❕               実践すべき処世哲学といえるのではないでしょうか❕❕

保護活動における問題解決のために

大阪の地域猫保護活動団体「十三さくらねこの会」さんはノラ猫救済・及び地域環境保全のために、組織的且効果的な保護活動を続けている、全国でも有数の団体さん❕❕(=^・^=)

この団体さんが、活動の中から得たノウハウ、「保護活動におけるトラブル解決法等を「どうぶつ基金」さんのSNSへ投稿されていますので一部をご紹介します。

保護活動がスムーズに行われる一助になればと思います。

ノラ猫ではなく地域猫として保護していくことの必要性 お互いの意見・気持ちの食い違いを埋めていく作業がなければ、人も猫も幸せにはなれない

さっそくですが、自治会会議等、地域で決定権のある方々へTNRについてご説明する場合のポイントは主に以下となります。

1.猫問題の解決に必要なものは
  「対立」ではなく「協調」
  「排除」ではなく「共生」
  「共感」と「歩み寄り」

2.「健康な雌猫は生涯に100匹子猫を産み続けます」と具体的な数値で猫の爆発的な繁殖力をお伝えする

この僅か1匹の雌猫が100匹も子猫を産みます!(提供:十三さくらねこの会)

特に、猫の繁殖力について説明すると、ほとんどの人が目を見開いて驚かれます。 それでは、経験をふまえて整理した対応策をお伝えします。

第一段階:猫で困っていることや猫に対する感情を聞き出す

まずは、今抱えている問題点や猫に対する感情をすべて吐き出してもらいましょう。飼い主のいない、身寄りの無い猫たち。 「可愛い」「癒される」「可哀想」「猫アレルギーだから接触できない」「迷惑だ」「近付いて欲しくない」等々、彼らに対する人の感想は様々です。


町中に沢山いた猫達(提供:十三さくらねこの会)

存在にすら気が付かない無関心な人も多いでしょう。自治会の会議の席などで「飼い主のいない猫でお困りの事はありませんか?」と問うと、
・猫の糞尿が臭い
・タイヤで爪を研ぐ、車を傷付ける
・発情の鳴き声がうるさい
・子猫が産まれ、数がドンドン増える
と、生活環境が物的に悪化している事を主に訴えられます。

また、必ずと言って良いほど、「近所の人が餌やりをして困っている」と、ご近所トラブル勃発で人的環境も悪化しています。困惑の段階を超えて、猫の存在や餌やりをする人に対して、強いお怒りの感情を吐露なさる場合も多いです。
 

第二段階:「責任の追及」と「問題の解決」を分けて考えるよう提案

参加者のお気持ちをお聞きしたうえで「責任の追及」と「問題の解決」を分けて考えるようご提案します。

餌やりをしてる人や猫の存在を責めても怒っても、対立が深まるばかりで、何の向上も進化も救済も得られません。「対立」するのではなく「協調」し、皆で知恵を絞って「問題の解決」に注力するのが合理的です。

では、問題はどうすれば解決するのか?

答えは簡単です。
飼い主のいない猫がいなくなれば全て綺麗に解決です。 逆に、猫が増えると皆が困ります。その為には、具体的に何をどうすれば良いか?どこか別の場所へ連れて行く、ましてや殺傷するなどは論外です。

猫は「動物の愛護及び管理に関する法律」により愛護動物として定められているので、殺傷や遺棄は犯罪となります。行政も捕獲や引き取りはしません。

餌やり禁止もよく言われますが、餌やりをやめたところで、猫は簡単に餓死などしません。 ゴミを漁り、家屋内に侵入して食べ物を窃取します。餌がもらえないからと移動し、たとえそこからいなくなっても、問題をよそ様になすりつけているだけで、全く根本的な解決にはなりません。

そもそも、猫は餌やりをするから増えるのではなく、避妊手術をしないから増えるのです。

では、何もしないで放置していたら?
どんどん猫の数は増えて、糞尿はますます増え、問題は悪化の一途を辿ります。そうなってくると、「可愛い」と言ってる方々もそれどころではなくなります。 「可哀想」「迷惑」な猫が増えるばかりで、餌やりをする人に対する悪感情もますます激化し、人的・物的環境の悪化が更に深刻化するという悪循環に陥ります。
 

第三段階:具体的な問題解決策としてTNRをご提案

最優先事項は、とにかく繁殖を止めること。

マナーを守らない餌やりさんの責任を追及しても、餌やりをやめても、マナーを守った餌やりや糞尿の清掃を徹底しても、問題は解決しないことをしっかりとご説明したうえでTNRの有効性を説きます。現時点において、合法的・人道的かつ効率的に猫の個体数を減らす唯一の方法は、猫を捕獲して避妊手術(TNR)をする事だけです。 繁殖を止めるだけで、様々な問題の予防・解決に繋がります。                

しばらくは個体数が増えないだけで、ただちに猫の数が減るという目に見えた即効性はありません。しかし、数年という長期的な視点で見ると非常に効果が高いのです。そのうえで、マナーを守った給餌やトイレを設置する等をして、猫が短い生涯を全うするまで適正に管理する取り組みは、環境の美化に大いに寄与します。

!!重要ポイント!!

強調すべき点は、 「この取組は、猫好きの猫好きによる猫好きの為の活動では決してない」ということ。

TNRは、地域住民全体の利益に資する環境改善活動です。住民お一人おひとりが強い利害得失を有する地域の人的・物的環境をそこに住む当事者として整え、より住み良い街にする取り組みであり、猫に困っている方こそ大きなメリットを享受できる、極めて合理的な手段なのです。

さらに、教育的側面の利点もお伝えします。
小さく弱い、お腹を空かせて困っている生き物を排除するのではなく、手を差し伸べて共生の道を開く大人の背中を見せることは、未来を担う子供達へ公徳心・他者への優しさ・寛容さ・思いやり・共感・生命の尊厳といった美德を身を以って示す稀有な教育の機会ではないでしょうか?

最終段階:同意を取り付ける
繰り返し伝えなければいけないことは、猫が繁殖せずに数が減っていけば、諸々の問題は全て解決するということです。良い事だらけでデメリット0です。
この点を繰り返しお伝えし、「ここまでお話してTNRに反対の人はいらっしゃいますか?」という感じでお話したら、決定権のある方々は大概、TNRにご理解とご協力を示して下さいます。
☆☆☆
心得ておくべきことは、言うまでもなく「この人なら自治会として協力しても大丈夫だ」と信頼されるに足りる良識と常識を備えた人物であることを分かっていただくことです。

具体的には、
きちんとした言葉遣いと清潔感のある服装で敬意を表すること。
あまり猫猫猫と言わず、人間にとってメリットがあると強調すること。
猫や餌やりさんにご立腹の方のお立場やお気持ちにこそ寄り添い、理解と共感を示すこと。
そして「今、私に協力しないと、チャンス逃しちゃいますよ」とへりくだり過ぎないこと。 お相手に諾否の権限を勝手に差し出してしまう「許可して下さい」はNGワードです。

あくまでも求めるのは「ご理解とご協力」です。

 

如何でしょうか?                            一番の問題は避妊手術にはお金がかかつといこと。地域によっては北九州のように、獣医師会が補助金を出し一部負担してくれるところもあります。(申し込み抽選にはなりますが・・)

財団法人「どうぶつ基金」では毎月避妊手術の無料チケット配布(ホームページからも申し込み)が行われています。もちろんTNRに限ってのこと。協力病院も限られていますので、基金さんのHPで確認が必要です。

地域全体で動くのであれば、相談してどのような方法がいいか行政をも含め話し合うことも可能ではないでしょうか?

いずれにしても環境の保全と命を守る事の大切さを広める教育的意味合いの含め考えるいい機会になる事と思います。

一日一話

一月のことば     松下幸之助

新しき年の初めの初春の             けふ降る雪のいやしけ吉事 大伴家持

六日 素直な心とは

素直な心とはどういう心であるかと云いますとそれは単に人に逆らわなず、従順で有るというようなことだけではありません。寧ろ本当の意味の素直さというものは、力強く積極的な内容を持つものだと思います。つまり素直な心とは、私心無く曇りのない心というか一つの事に捉われずに、物事を在るが儘に見ようとする心と云えるでしょう。そういう心からは、物事の実相を掴む力も生まれてくるのではないかと思うのです。だから素直な心というものは真理を掴む働きのある心だと思います。物事の真実を見極めてそれに適応していく心だと思うのです。

  • 今日は色の日   memo-洞察力

七日 熱意は磁石

如何に才能が有っても知識があっても、熱意の乏しい人は画ける餅に等しいのです。反対に少々知識が乏しく才能に乏しい点があっても、一生懸命というか強い熱意があれば、そこから次々とものが生まれてきます。その人自身が生まなくても、その姿を見て思わぬ援助、目に見えない加勢と云うものが自然に生まれてきます。それが才能の乏しさを補い知識の乏しさを補ってその人をして仕事を進行せしめる、全うさせるということに為るわけです。恰も磁石が周囲の鉄粉を引き付けるように+熱心さは周囲の人を引き付け周囲の情勢も大きく動かしていくと思うのです。 

  • 1989(S64・-H1)昭和天皇崩御

今日は人日の節句-七草粥  Memo―原動力 

十三日 枠に囚われず

私達は仕事進めていく際に、ともすれば自分で自分の枠を決めてしまってはないか。例えばラジオのデザインにしても元来デザインは固定したものでないのだから、三角でも円でもよい筈なのに殆ど箱型である。このことに限らず、不思議なことに人間は自ら枠を作りその中に入ってしまうという悪い傾向がある。これも自己を保身する一つの生き方かも知れないが、窮屈な枠の中で窮屈なものの考え方をしていては、心の働きも鈍くなり自由自在な好い知恵が出てくるものではない。ものには色々な見方がある。時と場合に応じて自在に変えねばならない。そこにこそ発展が生まれるのである。

  • 1945年(S20)昭和三河地震 今日はたばこの日 Memo―無障礙・自在

十七日 決意を持ち続ける

指導者にとって大事なことの一つは志を持つということである。何等かの志、決意というものがあって始て事は成るのである。だから志を立てて決意をするということが必要なわけだが、それは一度志を立て決心すればそれでいいということではない。寧ろ大事なのはそうした志也決意を持ち続けることであろう。其の為にはやはり、絶えず自らを刺激し思いを新たにするようにしなくてはならない。一度志を立て決意することによって、非常に偉大なことを成し遂げられるのも人間であるが、その志・決心を中々貫き通せない弱さを合わせて持っているのもこれまた人間である。

  • 1995年(H7)阪神淡路大震災の日 今日は防災ボランティアの日・お結びの日 
  • memo-立志

二十五日 融通無碍の信念

融通無碍と云う言葉がある。これは別に難しい理屈でも何でもない。至って平凡なことと思う。若し道を歩いていてその前に大きな石が落ちてきて向こうへ行けない場合はどうするか。勿論石に攀じ登っても真直ぐ行くということも一つの方法である。併し其処に無理が生じるのであれば石を避けて回り道をして行くそれが融通無碍だと思う。勿論時には回り道の無い場合もある。しかしそういう時にはまた別の方法を考える。素直に自分の感情に捉われないでこの融通無碍ということを絶えず心掛けていくところに世に処していく一つの道があると思うのである。

  • 今日は初天神縁日(北野天満宮) 日本最低気温の日 

memo―法華經の融通無碍の精神 

二十八日 衣食足りて礼節を知る

衣食足りて礼節を知るという言葉がある。これは今から二千年以上も昔の中国で云われたものだというが、今日尚広く使われていると云うことはそこに人間としての一つの真理があるからの様に思える。ところが今日の我が国については衣食足りて礼節を知るどころが衣食足りて礼節益々乱れると云わざるを得ないことが多い。是は当に異常な姿である。我々は今この世の中を正常な姿に戻して社会の繁栄、人々の幸福を生み出してゆく必要がある。其の為には、先ず自己中心のものの考え方行動を自ら反省し、誡めあっていくことが肝要だと思う。

  • 今日は古事記の日-古事記献上の日

2011年(H23)霧島連山新燃岳噴火 2019年(H31)群馬草津白根山噴火

Memoー諺成語の真理 

Alainの幸福論

「年の初めは幸福論から・・」

フランスの哲学者アランのエッセイ集

93章の短い文章からなる「幸福論」ちょっと前までは、年末年始には書店の一角を占めていたともいわれていました。が、今はどうなのでしょうか? 近頃は書店を覗く機会もなくなったので、現状はわかりません。

私自身、「門松は冥土の旅の一里塚」という句の心境が実感としてわかるような年齢にもなりました。此のところ終活の一環として(笑い)溜まりに溜まった書籍雑誌類を整理している段階なので、新たに本を買い込むなどということは控えている状況です。新しい情報はインターネットやTV等マスメディアで収集できますし、腰を据えて読むような本などは、新刊ではなく今まで集めた書籍から選んでいけば事足ります。

そんな中の1冊にこの「幸福論」があります。NHKの「100分de名著」という番組のテキストと文庫本が手元にあります。

気に入った文句を抜き書きしたメモから、少し引用してみます。

20章 不機嫌

成功したから満足しているのではなく満足していたからこそ成功した       自分でも嫌いになっている嫌な人間に出会ったらまず、にこにこして見せなければならない。凡そ苛立ちというものは、自分の進む道に穴を掘るに至るものである。

冒頭の一文は、現在でもよく自己啓発セミナーなどでも、 いろんなバージョンに代えて、 引用される言葉ですね。例えば「成功したらから笑っているのではなく、笑っていたからこそ成功した」という具合です。この言葉は昔、係わっていた、ネットワークビジネスのセミナーなどでもよく耳にした覚えがあります。       

47章 アリストテレス

幸福になるには幸福になる仕方を学ばなければならない。          人からもらった幸福などと言うものは凡そ存在しない。

58章 憐憫について

人生を暗くする親切、陰鬱に他ならないという親切がある。人は一般にこれを憐憫と呼んでいるが、これは人間の災いの一つだ

63章 雨の中

あなたが微笑したところで雨に対して何と云うこともないが、人々に対しては大いに役立つ。単に微笑の真似をするだけでも人々の悲しみや悩みを少なくする。

83章 処世術

意の親切は礼儀では無い。計算ずくの諂いも礼儀では無い。        優雅さとは誰をも不安にさせず傷つけもしない、幸福な表現と動作である。そしてこの種の美点は幸福にとって大いに重要である。処世術は決してこれらの美点を等閑にしてはならない。

凡人之所以為人者礼儀也 礼儀之始 在於正容体 斉顔色 順辞令            凡そ人の人たる所以は礼儀なり 礼儀の始めは 容体を正し 顔色を斉え 辞令を順するに在り   礼記より

89章 幸福は美徳

金儲けの上手い人は、無一文になった時でもまだ、自分自身と云う財産を持っている。・・・・・                                  昔の賢者たちは幸福を求めた。隣人の幸福ではなく自分自身の幸福をである。 幸福それ自体が美徳である。

91章 幸福となる方法

第一の法則は現在のものにしろ、過去のモノにしろ、自分の不幸について絶対に他人に話さないこと。 悪い天気の時にはいい顔するものだ。

六然の教え→自處超然 處人藹然 有事斬然 無事澄然 得意澹然 失意泰然 安岡正篤著「百朝集」より

93章 誓うべし

悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する。

東洋において徹底的に楽観主義に徹した著書は「法華経」かもしれませんね・・どうやら、幸福に生きるためには幸福に生きようとする意思がなければ幸せには生きられないようです。

余談ですが・・・

私が興味を持っている西洋の歴史的人物の中に、第一次世界大戦に、それぞれの国から 参加した 3人の人物がいます。その戦争体験を通じ後の人生では、それぞれに大きくかけ離れた人生を歩むことになった、その人物は・・・

ヒトラー:アドルフ・ヒトラー→1889/4/20-1945/4/30 (オーストリア)  ブラウナウ生 1914年第一次世界大戦勃発ドイツ陸軍志願 伝令兵として従軍 1914年・1918年鉄十字章授与 終戦後 小さな団体だった国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)に入党、そのスピーチ力と行動力で大組織に成長させ国家組織となる、結果第二次大戦を興すことに 1945年ピストル自殺            著書「わが闘争」 :憎悪と闘争                      参照:「第三帝国の興亡」ウィリア・ムシャイラー「アドルフヒトー」 アラン・バロック

ロレンス;トマス・エドワード・ロレンス(通称アラビアのロレンス)  →1888/8/16-1935/5/19 イギリス ウェールズ生オックスフォード大学卒考古学 1914年イギリス陸軍召集アラビア戦線アラブ軍(ゲリラ)を指揮対トルコ戦で戦果を挙げるも、戦後オートバイ事故により死亡 国葬                   著書「智慧の七柱」; 友愛と失望
参照「アラビアのロレンス」

アラン(ペンネーム);エミール=オーギュスト・シャルティエ      →1868/3/3-1951/6/5フランス生 哲学者・教育者・モラリスト       1914年フランス軍志願(41歳)砲兵として従軍 終戦後戦時体験を踏まえ哲学者教育者として活躍 83才没 著書「幸福論」他多数;楽観と希望                      (→第2次大戦アウシュヴィッツ-心理学者フランクル「夜と霧」)

一つの大きな出来事の中に巻き込まれてもその感ずるところは人それぞれ、また、どこに焦点を当てて考えるかによって、その体験が深ければ深いほど、後の人生にも大きな影響を与えることとなるようです。そして何よりも、楽観主義を説き、おそらく希望を棄てず楽観主義に徹したAlainが一番、幸せに長く生きたということも見逃してはならないことかもしれません。

新年のごあいさつ

明けましておめでとうございます

本年もよろしくお願い申し上げます。

新たしき年の初めの初春の今日降る雪のいやしけ吉事                        大伴家持    万葉集第二十巻4516番

年の初めにあたり皆様のご多幸を祈願いたします。

拙い文章ですが本年もよろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。

 

(=^・^=)百態

見出し画像

NPO法人あおぞら2021年12月13日 08:20note

保護(=^・^=)との生活のメモとして

いよいよ令和3年も12月、今年もいろんな猫との出会い、人との出会いがありました。このご縁を大切に来年もいい活動ができますようにと願っています。

ちょっと早いですが年末のごあいさつ替りに自作句を紹介したいと思います。今までの23年間の保護猫たちとの生活を、メモ代わりとして、折々に詠んでいました。駄作ですが覧いただければ❕幸いです❕

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汝と吾と猫三匹と福寿草

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春の猫終日のたりのたり哉 (春の海本句・・・(=^・^=))

井堀ミー2

長閑さや歩道を渡る黒い猫

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すりすりの猫の狙いは初鰹

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竟夜終日つづく猫の恋

闘いの雄猫(オス)を後目におんな猫

猫の目の定まる先の雀の子

本にあごのせて仔猫ハ昼寝時

夜明け前茅野輪をくぐる親子猫

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盂蘭盆会百万回生きた猫読む

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冬の虹23年生きた猫 (2021/10/25‐「キーチャン」永眠 季節は秋ですが・・・)

黒猫は白雨の街を走り去り

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小雪舞う闇に微かなノラの声

去年今年変わらぬものにねこの世話 (去年今年貫く・・・本句)

猫に明け猫に暮れゆく三十日かな

猫たちには暮もお正月も関係なし❕❕これからも猫の世話に追われる毎日が続くと思いますが、楽しく世話をさせていただこうと思ってます。

保護猫・地域猫たちが社会のなかの一員として安楽に過ごせる社会環境の実現を日々ねがっています(=^・^=)

終わりに

只今、待機中❕❕
「あおぞら」とご協力いただいているお仲間のところには、常時百匹以上の、2,3ケ月の仔猫から1年以上の成猫までの(=^・・^=)ちゃんたちが、新しいご家族が現れるのを待っています。
ご希望の方、あってみたいと思われる方、いつでもご連絡をお待ちいたしています。
電話:090-7536-2412
Mail:mefamily@khc.biglobe.ne.jp   or   renren@kdt.biglobe.ne.jp
詳しい情報は 
https://www.pet-home.jp/member/user816951/ 
ペットのおうち(あおぞら)をチェック

活動ご支援よろしくお願いいたします。棄てられた犬猫の保護や飼えなくなった犬猫の保護・災害時の緊急雛所として、滞りなく救済ができるよう常設施設の設営等目指しています。また維持費及び保護した犬猫の健康を守るためのワクチン投薬や医療費用去勢避妊の手術費用等々の資金が不足しています。

郵貯振替口座番号01790-6-171646 当座0171646
記号:17420 番号:95930371 トクヒ)アオゾラ

他金融からの振込:店名)七四八 店番)748 普通預金    : (口座番号)  9593037

noteはじめました|NPO法人あおぞら|note

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凡人が思う法華経の世界

法華経の世界とはいったいどんな世界なんでしょうか?

法華経には法華経それ自体の経文は書かれていないという方がいらっしゃいます。いわば法華経の宣伝パンフレット。法華経の中では肝心の中味は語られていず素晴らしい教えだとだけ伝えるいわば偉大なる予告編だということです。

経文の字面だけをおっていけば確かにそう思えないこともありません。    左脳で思考を重ねる頭脳明晰なインテリジェンスが多く陥りやすい考えなのかもしれませんね。

白隠禅師

これは現代に限ったことではなく、江戸時代の明晰な頭脳の持ち主、名僧白隠禅師も、若いころは法華経を比喩ばかりだとあまり重要視はしていなかったようです。しかし、伝記によると40歳を過ぎたころのある秋の日暮れ、弟子に法華経譬喩品を看経させていた折、螽斯(蛬⁻コオロギ)の声に触発たかのように、突然に法華経の世界が目の前に広がり忽ちに悔悟したといわれています。

その時、白隠禅師は豁然として現れた法華経王の世界を目の当たりに、感極まって声を上げ大泣きに泣いたと記されています。(紀野一義⁻法華経を読むから)

石原慎太郎氏の体験

なぜ聖徳太子の時代から現代まで千数百年にわたって、仏教界だけでなく広く文学にもいろいろな形で影響を与え、一般の人々の間にも読み継がれてきているのでしょう。

法華経には日本人の感性を刺激し心の奥底に眠っている何ものかを揺さぶり起こすようなものが経文の底に潜んでいるのでしょうか?

そういう法華経をただひたすらに読誦していると時として凡人でも法華経の世界が垣間見えることがあるらしい。石原慎太郎氏は決して凡人ではないが彼もその奥深い深淵にちょっと触れることができた経験があると、彼の著書「法華経を生きる」の中は、その時の経験が書かれています。

凡人もほんとうに切羽詰まったとき、窮地に落ちいったときなどには思いもかけない能力を発揮することがあります。そのような状況になったとき常日頃、法華経に親しんでいるとちょっと、その世界を垣間見ることが出来るのかもしれません。また、そこまではっきりではないにしろ知らず知らずに、方向を過たず進むことが出来るのかもしれません。

石原慎太郎氏は東京都知事選に出馬した時にその経験をされた様です。本の内容によりますと出馬を決めた後、いろんなことに思い悩んでいたある日、日課の法華経を開きその比喩品をよんでいる時に、突然のひらめきに襲われ進むべき方向性、決意が固まったというようなことが書かれています。

凡人の願い

法華経の経文の一字一字のことばの奥に本当の法華経の世界が広がっているのでしょう。それは経文を頭で理解しようとしても見ることは出来ず、いわば無心に読誦する中で無の心・無の境地に至ったときに屹度、忽然としてあらわれてくる世界なのでしょう。

法華経最後の「妙法蓮華経普賢菩薩勧發品第二十八」には法華経を得るための四つの方法が書かれています。 

  • 諸仏に御念せらるること
  • 諸々の徳本を植えること
  • 正定聚に入ること
  • 一切衆生を救う心を起こすこと

これらの修業を実行すればおのずと法華経の世界へ入ることが出来るということらしいですが、どこかに欲の皮の突っ張った現世利益を待ち望んでいる心が見え隠れしているようでは、到底本当の法華経の世界に入ることなどはできないでしょうが・・・・

しかし、此れも「凡人の性」、致し方ありません。

因みに徳本とは 仏となる為のあらゆる善のことを徳といい、その根本となる智慧を本という(岩波文庫法華経注より) とのことまた、正定聚とは 必ずさとりを開いて仏になることが 正 (まさ)しく 定 まっているともがら ( 聚 )のこと。  一般には 菩薩五十二位の修道階位の「十信」「十住」「十行」「十回向」「十地」のうちの 十地 の初地である 歓喜地 を正定聚ということらしいです。

凡人には、とてもとても遠い世界のように思えてきますが、それでも法華経は読み続ることにしています。いつかその世界の片鱗でも垣間見ることが出来ることを願って・・・

等覚一転名字妙覚 なることを信じて❕❕

担当:野尻研究員

十羅刹女・鬼子母 陀羅尼呪

伊提履 伊提泯 伊提履 阿提履 伊提履 泥履 泥履 泥履 泥履 泥履 楼醯 楼醯 楼醯 楼醯 多醯 多醯 多醯 兜醯 莬醯

一日一話 十二月のことばから

                   松下幸之助

山里は冬ぞ寂しさまさりける 人目も草もかれぬと思へば   源宗宇朝臣

二日 忍ぶべきを忍ぶ

誠心誠意良いものを進めたけれども用いてくれないと云うので憤慨し、是は相手が暗愚だから仕様が無いと自棄になって結局打ち壊しになってしまうと云う事が儘有る様です。併しそう云う事では私は大した事は出来ないだろうと思います。用いてくれなければ時を待とう。是だけ説明して駄目だと云うのは是は時節が来ていないのだ―そう考えてじっと忍耐していく処から無言の裡に知らしめると云う様な強い大きな誠意が生まれてきます。そして其の内に相手が自ら悟る事にもなって其れが非常な成功に結び付く事にも成りましょう。

  • 今日は原子炉の日 

Memo-終戦詔書➡義を貫く至誠・安岡正篤:原文☞「義命の存する所堪え難きを耐え」☞「時運の赴く所堪え難きを耐え」に訂正される

五日 恩を知る

恩を知ると云う事は人の心を豊かにする無形の富だと思います。猫に小判と云う事が有りますが折角の小判も猫にとっては全く価値の無いものに過ぎません。恩を知る事は謂わばその逆で鉄を貰って其れを金程に感じる。詰り鉄を金に換える程のものだと思うのです。ですから今度は金に相応しいものを返そうと考える。皆がそう考えれば世の中は物心共に非常に豊かなものに成っていくでしょう。最もこの恩とか恩返しと云う事は決して要求されたり強制されるものでなく、自由な姿でお互いの間に理解され浸透する事が望ましいと思います。

  • 今日はバーミューダートライアングルの日

十六日 大義名分

古来名将と云われる様な人は合戦に当っては必ず此の戦いは決して私的な意欲の為にやるのではない。世の爲人の為にこういう大きな目的でやるのだ。と云う様な大義名分を明らかにしたと云われる。如何に大軍を擁しても正義なき戦いは人々の支持を得られず長きにわたる成果は得られないからであろう。是は決して戦の場合だけではない。事業の経営に於いても諸々の施策にしても何を目指し何の為にやるのかと云う事を、自らハッキリ持ってそれを人々に明らかにしていかなくてはならない。其れが指導者としての大切な務めだと思う。

  • 2012年(H24)衆院選自民党圧勝

今日は電話の日  Memo―山本七平「人望の研究」➡近思録

二二日 小事を大切に

普通大きな失敗は厳しく𠮟り小さな失敗は軽く注意する。併し考えてみると大きな失敗と云うものは対外本人も十分考え一生懸命やった上でするものである。だからそう言う場合には寧ろ君そんな事で心配したらあかんと一面励ましつつ、失敗の原因を共々研究し今後に活かして行く事が大事ではないかと思う。一方小さな失敗や過ちは概ね本人の不注意や気の緩みから起こり、本人も其れに気が付かない場合が多い。小事に捉われる餘大事を忘れてはならないが小事を大切にし小さな失敗に対して厳しく𠮟ると云う事も一面必要ではないか。

  • 今日は労働組合法制定記念日

Memo-𠮟り方のポイント

二十九日 理想ある政治を

政治には理想が大事です。日本をこうするんだと云う一本筋が十たものが無ければいけない。そう云うものが今は見られません。その場を適当に納めてやっているそういう状態です。未だ日本が世界で二・三十番目と云う事であるなら追いつけ追い越せと云う事でも目標も出来てきますが、すでに世界一・二位を争う様になっている以上其処により高い目標理想を打ち出す必要があると思います。例え世界で一番と云う事になったとしても日本にはもっと大きな役割があるんだからと云う事で、より高い理想を持ち力強い政治を行って行く事が必要だと思うのです。

  • 今日は仕事納め

Memo―現代日本の政治安倍政権/菅政権/岸田政権は如何

山本七平人望の研究―近思録➡天下の事を公にすと雖も若し私意を用いてこれを為さば便ちこれ私なり」

災害時の愛護活動のありかた

避難所での人とペットの問題

先日ズームで「人とペットの防災セミナー」参加。一口にくくるのはいけないかもしれないが、要は有事の際の避難所でのペットと人の共生をいかに図るかということにつきるようだ。

そのためにはまずは、常日頃からの飼い主さんに対する啓蒙啓発により、問題意識をもってペットに接してもらうということが必要。
また有事の際の対応を平時から、行政・関係団体・獣医師会・ボランティア等で協議会を立ち上げ事前に話し合っておく必要もあるということだ。

被災した愛護団体等は?


愛護団体の保護していている犬猫に関しては昨日のセミナー内容からみると之はまた別問題ということになるようだが、しかし、もし事前の協議会を発足させるのであれば、愛護団体の保護犬猫の避難の仕方避難場所についても話合う必要はある。そうでないと片手落ちだと思うが・・


保護団体やブリーダーさん・ペットショップが抱えている動物の居場所がなくなることは、大問題で大きな環境破壊にもつながりかねないと思うが、それを各団体だけの自助努力でというのはちょっと過酷ではないかとおもう。

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場所の準備が必要


そういった動物の保護を集約的に収容できる場所があれば保護団体・ブリーダーさんや専門家の人たちが主体となってボランティアチームを結成し避難所に行けない一般の飼い犬猫の世話もできるのではと思うのだが・・・
前提問題として協議会の立上に際しては愛護団体他関連団体の参加が必須

其の上で有事の際の収容場所をあらかじめ決めておくことも必要かと思う。そして行政的縦割りの対処の仕方だけでなく、常日頃からの各部署、部署が一体となった横の密なる連携も必要となってくるとおもう。

思うことは  

それにしても、災害時にどうするかの問題は大きい。一朝一夕でどうこうできることではなさそうだ。

環境庁からは災害時のガイドラインが出ているそうだが、それも、個人個人のペットに関してのことのよう。またほとんどの各地方行政関係部署はその存在すらも知らないという現実があるようだ。

要するに災害に際して、人と動物の命を守るためには、もっともっといろんなところから、いろんな声を上げていく必要があるということに尽きるようだ。

集合