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草の根活動(=^・^=)

里親さん活動&地域猫活動

今、全国的にというか世界的に放置動物或いは遺棄動物の根絶に向けていろんな取り組みがなされている。これも一つのSDGs運動の流れに即しているのかもしれない。

そのような活動で一番進んでいるのは、欧州ドイツのようだ。ドイツは殺処分0を実現し、公的犬猫のシェルターが完備されているように言われている。

日本の現状は、行政が地域猫活動に関して、積極的に携わって推進しているところもあれば、NPOや個人ボランティアの活動が中心で、行政はあまり深くタッチしてないというようなところもあるようです。

遺棄したり放棄したりするのは日本でも犯罪として刑罰対象になっています。また、そういう場合のマニュアルも整えられているようですが、現実はどうなのでしょうか?

日本では、一部の団体のように理論を大上段に振りかざし、これはこうだからとか❕❕こういうことはこうあらねばならない❕❕と口角泡を飛ばす様な保護活動よりも、自然と個人で、可愛いからとかほっておけないから面倒を見ているといったような活動もたくさん見受けられるように思います。

自然発生的な活動ですが、一番大切な事なのではないでしょうか?このような想いの人が増えれば増える程、動物にとっても、ヒトにとっても住み易い環境がはぐくまれていくものと思います。

ひと昔に比べると、ノラ犬・ノラ猫は劇的に減少してきているようです。国の指導ももちろんですが偏に、任意団体による地域猫活動や、里親活動、個人の方々の善意の活動など「草の根的」な運動が、その様な結果につながっているのではと考えます。

これからもそういう運動が益々広がることを願っています。

保護活動における問題解決のために

大阪の地域猫保護活動団体「十三さくらねこの会」さんはノラ猫救済・及び地域環境保全のために、組織的且効果的な保護活動を続けている、全国でも有数の団体さん❕❕(=^・^=)

この団体さんが、活動の中から得たノウハウ、「保護活動におけるトラブル解決法等を「どうぶつ基金」さんのSNSへ投稿されていますので一部をご紹介します。

保護活動がスムーズに行われる一助になればと思います。

ノラ猫ではなく地域猫として保護していくことの必要性 お互いの意見・気持ちの食い違いを埋めていく作業がなければ、人も猫も幸せにはなれない

さっそくですが、自治会会議等、地域で決定権のある方々へTNRについてご説明する場合のポイントは主に以下となります。

1.猫問題の解決に必要なものは
  「対立」ではなく「協調」
  「排除」ではなく「共生」
  「共感」と「歩み寄り」

2.「健康な雌猫は生涯に100匹子猫を産み続けます」と具体的な数値で猫の爆発的な繁殖力をお伝えする

この僅か1匹の雌猫が100匹も子猫を産みます!(提供:十三さくらねこの会)

特に、猫の繁殖力について説明すると、ほとんどの人が目を見開いて驚かれます。 それでは、経験をふまえて整理した対応策をお伝えします。

第一段階:猫で困っていることや猫に対する感情を聞き出す

まずは、今抱えている問題点や猫に対する感情をすべて吐き出してもらいましょう。飼い主のいない、身寄りの無い猫たち。 「可愛い」「癒される」「可哀想」「猫アレルギーだから接触できない」「迷惑だ」「近付いて欲しくない」等々、彼らに対する人の感想は様々です。


町中に沢山いた猫達(提供:十三さくらねこの会)

存在にすら気が付かない無関心な人も多いでしょう。自治会の会議の席などで「飼い主のいない猫でお困りの事はありませんか?」と問うと、
・猫の糞尿が臭い
・タイヤで爪を研ぐ、車を傷付ける
・発情の鳴き声がうるさい
・子猫が産まれ、数がドンドン増える
と、生活環境が物的に悪化している事を主に訴えられます。

また、必ずと言って良いほど、「近所の人が餌やりをして困っている」と、ご近所トラブル勃発で人的環境も悪化しています。困惑の段階を超えて、猫の存在や餌やりをする人に対して、強いお怒りの感情を吐露なさる場合も多いです。
 

第二段階:「責任の追及」と「問題の解決」を分けて考えるよう提案

参加者のお気持ちをお聞きしたうえで「責任の追及」と「問題の解決」を分けて考えるようご提案します。

餌やりをしてる人や猫の存在を責めても怒っても、対立が深まるばかりで、何の向上も進化も救済も得られません。「対立」するのではなく「協調」し、皆で知恵を絞って「問題の解決」に注力するのが合理的です。

では、問題はどうすれば解決するのか?

答えは簡単です。
飼い主のいない猫がいなくなれば全て綺麗に解決です。 逆に、猫が増えると皆が困ります。その為には、具体的に何をどうすれば良いか?どこか別の場所へ連れて行く、ましてや殺傷するなどは論外です。

猫は「動物の愛護及び管理に関する法律」により愛護動物として定められているので、殺傷や遺棄は犯罪となります。行政も捕獲や引き取りはしません。

餌やり禁止もよく言われますが、餌やりをやめたところで、猫は簡単に餓死などしません。 ゴミを漁り、家屋内に侵入して食べ物を窃取します。餌がもらえないからと移動し、たとえそこからいなくなっても、問題をよそ様になすりつけているだけで、全く根本的な解決にはなりません。

そもそも、猫は餌やりをするから増えるのではなく、避妊手術をしないから増えるのです。

では、何もしないで放置していたら?
どんどん猫の数は増えて、糞尿はますます増え、問題は悪化の一途を辿ります。そうなってくると、「可愛い」と言ってる方々もそれどころではなくなります。 「可哀想」「迷惑」な猫が増えるばかりで、餌やりをする人に対する悪感情もますます激化し、人的・物的環境の悪化が更に深刻化するという悪循環に陥ります。
 

第三段階:具体的な問題解決策としてTNRをご提案

最優先事項は、とにかく繁殖を止めること。

マナーを守らない餌やりさんの責任を追及しても、餌やりをやめても、マナーを守った餌やりや糞尿の清掃を徹底しても、問題は解決しないことをしっかりとご説明したうえでTNRの有効性を説きます。現時点において、合法的・人道的かつ効率的に猫の個体数を減らす唯一の方法は、猫を捕獲して避妊手術(TNR)をする事だけです。 繁殖を止めるだけで、様々な問題の予防・解決に繋がります。                

しばらくは個体数が増えないだけで、ただちに猫の数が減るという目に見えた即効性はありません。しかし、数年という長期的な視点で見ると非常に効果が高いのです。そのうえで、マナーを守った給餌やトイレを設置する等をして、猫が短い生涯を全うするまで適正に管理する取り組みは、環境の美化に大いに寄与します。

!!重要ポイント!!

強調すべき点は、 「この取組は、猫好きの猫好きによる猫好きの為の活動では決してない」ということ。

TNRは、地域住民全体の利益に資する環境改善活動です。住民お一人おひとりが強い利害得失を有する地域の人的・物的環境をそこに住む当事者として整え、より住み良い街にする取り組みであり、猫に困っている方こそ大きなメリットを享受できる、極めて合理的な手段なのです。

さらに、教育的側面の利点もお伝えします。
小さく弱い、お腹を空かせて困っている生き物を排除するのではなく、手を差し伸べて共生の道を開く大人の背中を見せることは、未来を担う子供達へ公徳心・他者への優しさ・寛容さ・思いやり・共感・生命の尊厳といった美德を身を以って示す稀有な教育の機会ではないでしょうか?

最終段階:同意を取り付ける
繰り返し伝えなければいけないことは、猫が繁殖せずに数が減っていけば、諸々の問題は全て解決するということです。良い事だらけでデメリット0です。
この点を繰り返しお伝えし、「ここまでお話してTNRに反対の人はいらっしゃいますか?」という感じでお話したら、決定権のある方々は大概、TNRにご理解とご協力を示して下さいます。
☆☆☆
心得ておくべきことは、言うまでもなく「この人なら自治会として協力しても大丈夫だ」と信頼されるに足りる良識と常識を備えた人物であることを分かっていただくことです。

具体的には、
きちんとした言葉遣いと清潔感のある服装で敬意を表すること。
あまり猫猫猫と言わず、人間にとってメリットがあると強調すること。
猫や餌やりさんにご立腹の方のお立場やお気持ちにこそ寄り添い、理解と共感を示すこと。
そして「今、私に協力しないと、チャンス逃しちゃいますよ」とへりくだり過ぎないこと。 お相手に諾否の権限を勝手に差し出してしまう「許可して下さい」はNGワードです。

あくまでも求めるのは「ご理解とご協力」です。

 

如何でしょうか?                            一番の問題は避妊手術にはお金がかかつといこと。地域によっては北九州のように、獣医師会が補助金を出し一部負担してくれるところもあります。(申し込み抽選にはなりますが・・)

財団法人「どうぶつ基金」では毎月避妊手術の無料チケット配布(ホームページからも申し込み)が行われています。もちろんTNRに限ってのこと。協力病院も限られていますので、基金さんのHPで確認が必要です。

地域全体で動くのであれば、相談してどのような方法がいいか行政をも含め話し合うことも可能ではないでしょうか?

いずれにしても環境の保全と命を守る事の大切さを広める教育的意味合いの含め考えるいい機会になる事と思います。

さくら猫活動

TNR

「さくら猫」とはTNR(捕獲保護・避妊手術・地域へ返還)の猫のこと。不幸な仔猫たちを増やさないために、又地域の環境を守るために大切な活動。現在全国でも多くの任意団体や個人のボランティアの方々が取り組んでいますが、これを組織的に行っているのが「公益財団法人どうぶつ基金」です。

個人でやる場合やNPOでやるときでも当然、手術費用など大きな負担がかかりますが、「どうぶつ基金」さんは、その負担を少しでも軽減させるよう、無料チケットを毎月発行し、協力動物病院で施術を行って言います。

また、組織的に行政・任意団体・ボランティア・協力獣医さんと連携して各地域で集中的にTNPを実施されています。

今回その活動の公募が発表されていますのでご紹介します。ただ、大々的な組織活動になりますので、ある程度地域の行政、一般団体、個人ボランティアの連携ができていない地域では無理かもしれません。

私どものいる北九州も、まだまだ環境がそこまで至っていない状態ですので今のところは、各個人で動くという活動にとどまっています。早くプロジェクトが導入できるような環境作りができるよう努力したいと思っています。

公募内容

(どうぶつ基金おしらせより)

大阪・福岡・宮崎で2021年4月からスタートした「TNR地域集中プロジェクト」。 予想を上回る成果を上げていることから、 2022年度も「地域集中プロジェクト」を継続すること、 そして、実施地域を公募することが決定いたしました!

本日は、2022年度「TNR地域集中プロジェクト」候補地の公募について
お知らせいたします。

1.「TNR地域集中プロジェクト」とは
TNRが必要な猫がいてTNRを行うボランティアの方も大勢いる。
だけど協力病院が不足していて、不妊手術の需要を満たすことができていない…
「どうぶつ基金として、もっと何かできることがあるのではないか」
そんな想いから始まったのが「TNR地域集中プロジェクト」です。
どうぶつ基金自らが病院を開設し、その地域のTNRを集中的に行うというものです。

  1. 2021年度の実施状況および実績について
    「TNR地域集中プロジェクト」は、大阪・福岡・宮崎の3地域で2021年4月からスタート。
    3地域で毎月600頭✕12か月=7,200頭を目標に、
    不妊手術、ワクチン、ノミ除けおよびこれらに伴う獣医療を無償で提供しています。
    2021年8月終了時点の実施頭数は3地域合計3,403頭。
    目標の7,200頭を大きく上回るペースで順調に進んでおり、
    福岡では福岡県・山口県の12行政が当プロジェクトに参加するなど、
    これまで動物愛護活動の方針や対策を巡って対立しがちだった
    官民協力の貴重な土台となりつつあります。
  1. 候補地の公募について
    実施1年目で大きな成果が予想されることから、
    どうぶつ基金では2022年度も「地域集中プロジェクト」を継続することを決定し、
    2022年度の候補地を公募するものといたします。
    応募資格、応募条件については応募要領をご覧ください。
    【募集期間】
     2021年10月15日(金)~11月30日(火)

【応募方法】
 専用の応募フォームより必要事項を入力のうえご応募ください。
 https://business.form-mailer.jp/fms/bb4ddcfb155687

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