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動物基金活動紹介
公益財団動物基金から全国各地で行われている活動の事例紹介記事が時々メールで送ってきます。今回はちょうど年度末ということもあり2020年の活動の総括的な内容がおくって参りました。その中でやはり多頭飼育の救済活動が大きな問題として取り上げられています。その内容を少しご紹介いたします。
【さくらねこ便り】
史上最大級の犬多頭飼育救済を終えて~獣医師からのリポート~
島根県出雲市で発生した史上最大級の犬多頭飼育崩壊の救済支援
ボランティア獣医師のコメント(抜粋)
現場で飼い主さんと接して感じたのは、多頭飼育崩壊に至る特定の原因や要素を元々持っているわけではなく、お話をする限りでは温和で優しいごく普通の方であるということです。犬たちと接する姿からも一定の愛情を感じ取ることができました。
一方で、犬たちがどんどん多頭化していくなか避妊去勢等といった適切な対処を取らないままに多頭飼育の状況が30年以上にわたり常態化していった結果、その状況が異常であるという正しい判断ができない状態になってしまっていたのではないかと感じました。・・・・・
適切な判断
このコロナ禍にあって、20年後の未来を明確に予想できる人はどのくらいいるのでしょうか。経済事情、家族の状況、自身の病気、災害等々どんな状況であっても、飼い主は生涯責任をもって飼育しなければなりません。
一時の感情で衝動的に飼い始めてしまい、その後に適切な飼育が継続できていない場合、それは虐待となってしまいます。・・・・・・
普通の家庭から、ちょっとしたきっかけで、虐待や多頭飼育崩壊は起きてしまうと思うのです。最後になりますが、どうぶつ基金さん、地元の保護団体の方々、その他一緒に現場で頑張ってくださった方々、寄付を送ってくださった全国の皆様、この件を気にかけご心配してくださったサポーターの皆様、本当にありがとうございました。・・・・
大きな社会問題
多頭飼育崩壊はまだまだ尽きない社会問題ではありますが、同じ問題に向き合ってくださっている皆様とともに、不幸な命を少しでも減らしていければと思います。
啓蒙活動の重要性
こういう現状を少しでも減らしていくためには、単純に里親さんを探すというだけでなく、やはり地域のボランティア・NPO等愛護団体、愛護センター・保健所をはじめ地域の方々が協力して、弛まぬ啓蒙活動、情報の共有をしながら一人一人が大切な命を預かっているという自覚をもって行動していくことが大切な事になってくるのではないでしょうか。
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