運命等に興味がありその関係で若い頃からよく易や
四柱推命等の本なども読んでいました。
近頃また易に関する本を時々読み返したりしています。
易と言えば占いとすぐに連想いたしますが
易経を解説している安岡正篤先生は
「易経を学べば占う必要などない。その時々の
自分の状況、周囲の情勢を易経に照らし合わせ判断すれば
自ずと答えは見つかる」とおっしゃっています。
勿論中国三千年の謂わば統計学の集積ですから
天然自然のことから国家的なこと個人的なことまで
易経には解釈次第でどのような事にでも答えが用意され
ています。因みに「歴史の研究」の著作で有名な
歴史学者のアーノルド・トインビー博士も易経の実践によって
私などはそんなに深刻な読み方が出来るまで
には至っておりませんが
(解説付きで(^^♪(^^♪)
読み物として読んでいても大変面白く
興味の尽きない書物ではあります。
「こういう時に!こうすれば!こうなる!」
とは易経の解説等を読んでいて感じることです。
一つの状況が起こったときその対処の仕方によって結果は良い方向へも
悪い方向へも行くということでその両方が具体的に説かれてるんですね。
いろんな状況・情勢いろんな立場が説かれているので簡単にはいきませんが
個人的レベルで一言に纏めるならば物事は全て循環している。
如何なる状態の時でも人としての基本姿勢である仁義礼智信
の心をもって事に当れということのようです。
現代風に譬えれば上手くいっているようなときでも有頂天にならず
周りの人々に感謝しつつ礼を以て接していけば好ましい状況は
維持発展できる。悪い事が起こっている時は自分をしっかり
顧みて慎み深く修養を積み無理をしなければ必ず時を得て良い
方向へ行く。その反対の事をすれば結果は反対の方向へいく。
というようなことでしょうか( ^)o(^ )(^^♪
簡単なようで実践となるとなかなか難しいことのようです。
一番厄介なのは自分自身でそれと気付かずに
反対のことをやっている場合がある事ですね。
人間の本質はそうそう変化するものではありません。
古代の人々が考え出した謂わば処世対処の方法は現代でも
十分活用できるものだと思います。