百朝集第83章
信以て義を行ひ 義以て命を成す 小国望んで懐く所なり
信知るべからず 義立つ所無し 四方の諸侯誰か解体せざらん
春秋左氏伝「成公八年」
解)
大東亜共栄圏なるものもかくて解体同様になってしまって
ゐたことを反省せねばならぬ。世界の運命も懸って此の
一句に存するではないか。
安岡正篤解
大東亜共栄圏とは昭和初期欧米の脅威・搾取を取り除き
アジア諸国一丸となって繁栄を目指そうと目した雄大な
構想ではあったが残念ながらその進路は違う方向へと進
んで遂には戦争・敗戦という事態を招いた事は周知の
事実。その轍を踏む様な事は無いとは思いますが
(現在は中国が軍事力・経済力を背景にその施策の
方向性で進んでいるようですが・・・)
その根本には矢張り信頼される関係を築く事が大切。
それは個々人の付き合い方にしても同じ事だと思い
ます。下記の言葉は約二千年以上前に書かれた四書
五経と云われる書物の一つ「礼記」からの言葉です。
礼記の言葉
凡人之所以爲人者礼義也 礼義之始
在於正容体 斉顔色順辞令
凡ソ人ノ人タル所以ハ礼義ナリ 礼義ノ始メハ
容体ヲ正シ顔色ヲ斉へ 辞令ヲ順スルニ在リ
★容体を正す:姿勢・態度・歩き方をきちんとする
★顔色を斉へる:嫌な顔つきはせず笑顔(不平・不満・不足顔)
★辞令に順す:言葉遣い・挨拶に気を付ける
現代に於いても規範とすべき事柄ではないでしょうか。
こういう社会人が増えれば住易い社会に成るのでしょうね。
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