百朝集57章
鬧時心を錬る 静時心を養ふ 坐時心を守る
行時心を験す 言時心を省す 動時心を制す
金蘭生「格言聯壁」
※鬧時:ドウジ騒がしい時
解 題
斯う云う人知れぬ自心の秘修等を近代人は全くやらなくなって
世間を相手に議論し運動するような、華やかしかし空虚な事ば
かり流行ってる。真の人物、事業の出ない所以である。さわが
しい時、ごたごた取り込んでおる時、それにめげぬ様に心を錬
る事だ。静かな時に心を養っておき、坐る時には心も動揺を静
めるように守り、行動する時は心を実験する好機である。もの
を言う時は内心を反省せねばならぬ。動揺する時には散乱し易
い心を能く制御すべきである。
安岡正篤解
何時も感じる事ですが、安岡正篤師の言葉は
昭和の初期から中期ごろのことばではあ有るのですが
令和の現代の世情を見透しているような内容
科学や技術の発達と同じ様に人間の心は進歩する
と云う事が出来難いのでしょうね
荘子の言葉には
有機械者 必有機事 有機事者 必有機心
(天地篇)
と云う言葉が 有ります読みは
機械あれば必ず機事あり 機事あれば必ず機心あり
要は便利になった人間碌な事は考えないという事らし
いです。要注意ですね。
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