六時心戒

百朝集57章

鬧時心を錬る。靜時心を養ふ。坐時心を守る。

行時心を験す。言時心を省す。動時心を制す。

           金蘭生「格言聯壁」

*鬧時☞ドウジ騒がしい時

解題

こういう人知れぬ自心の秘修などを近代人は全くやらなくなって

世間を相手に議論し運動するような華やか然しうつろな事ばかり

流行る。真の人物事業の出ない所以である。

騒がしい時ごたごた取り込んでおる時、其れにめげぬ様に心を錬る

ことだ。静かな時に心を養っておき、坐る時には心を動揺を静める

様に守り、行動する時は心を実験する好機である。ものを言う時

は内心を反省せねばならぬ。動揺する時には散乱し易い心を良く

制御すべきである。

                       安岡正篤解

ことあるごとに自分の心の在り方を内省してみる。

忙しい時代だからこそより一層大事な事と云えるのでしょうか。

何事も平常心が大事という事ですね。

コロナ禍の現代徒らに右往左往するのではなくじっくりと

自分を見直すいい機会かもしれませんね。

禅の言葉では

「安心 脱生死 大丈夫」

と云う言葉が有ります。私の大好きな言葉です。

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宗像大島

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