「一日一話」と云う本の2月28日の項目は
【感謝の心は幸福の安全弁】という見出し
です。最初の部分を一寸引用してみますと
「感謝の念と云う事はこれは人間にとって
非常に大切なものです。見方に由れば総て
の人間の幸福なり喜びを生み出す根源とも
云えるのが感謝の心とも言えるでしょう。
従って感謝の心のない処からは決して幸福
は生まれてこないだろうし結局は人間不幸に
なると思います。感謝の念が高まれば高まる
ほどそれに正比例して幸福感が高まっていく」
幸之助翁は此の感謝そして素直とか熱意と
云う言葉を非常に大切にされた方ですね。
それは経験上それらの言葉を行動に移し
実践していくことが人生を幸福に導く近
道だからと云う事がわかっていらっしゃ
ったからなのではないでしょうか?
否多分ご自身で体感されたからなのでしょう❣
この本「一日一話」や「日々の言葉」等
松下幸之助翁の語録が詰まった本は結構
沢山出版されています。
短い言葉の中にギュッと集約された処世術
或は生き方の基本とすべき考え方が読み易い
かたちで紹介されています。
ですから一冊読んでしまうのにそんなに時間
はかかりませんだから逆に読み易いのでざぁー
と流してしまいそうになります。
ひとつの読み方としては毎日の朝一項目
を読んでいくという方法も良いのでは
ないかと思います。それも一転読と云う
様な読み方をしていくわけです。
一転読とは仏教用語なのでしょうか意味は
一回読めばしっかりと身に染みると云う様
な読み方をすると云うことらしいですよ。
深い読み方が出来ればできるだけ其れ
だけ身に付くと云う事になると思います。
そしてしっかり理解したことは実行に移す!
そうすることで一歩一歩幸福な人生に近づ
いていけるのではしょうか?
何はともあれ先人の知恵のつまった書物
時々繙くのもいいかもしれませんね。
因みに松下幸之助著作を少し挙げて
みますと
「人生をひらく言葉」「運をひらく言葉」
「人生心得帖」「素直な心になるために」
「道をひらく」「続・道をひらく」や
最初に挙げた「一日一話」「日々の言葉」等々
まだまだ他にもたくさん出版されています。
何れも文庫本もありますのでご参考までに❢