易簡にして

01e0ce64-s百朝集見開きの言葉

易簡而天下之理得矣

易簡にして天下の理を得たり

易經繋辞上伝

易經のことば「易簡」とは乾坤を

表す言葉で乾-天・陽ーは平易なやり方(易)

で始動を行い、坤-地・陰ーは簡約な形(簡)

でそれを受け入れる。

従って一方(乾)は平易であるから始動が

遅滞なく行われ坤に対する親和力を

持つ。他方(坤)は簡約であるから相手の

働きを抵抗なく受け入れ完成に向かって

大きな力を発揮する事が出来る・・

人は易簡であることによって宇宙の

根本原理を体得する事が出来、それに

由って天地と並ぶ地位を獲得する。

(中国思想史関西大学丸山松幸教授)

百朝集見開きの言葉には同じく

シェークスピアの言葉

フランスの哲学アランの言葉

 が掲げられています。

★ 簡潔は智慧の要諦なり シェークスピア

★ 冗長になることは何時でも容易であるが

  簡潔にするには容易ならぬ努力が要る

  圧縮しそして最後はきりっと締める事である。

               アラン

要は冗漫になるより要点を簡潔に判り易く

纏めて伝えていくことが相手の理解を得易く

そうする事によって天と地・陰と陽が

お互い引きあうように物事がスムーズ

に運び総てが上手く行くという事のようです。

冗漫な話は結局何を言いたいのか

判らなくなってしまう事もあり

自分の思いも伝わらない事が多いのでは・・

そして簡潔にすることの一番の効用は

自分の思考が整理され物事の本質を

見えやすくするという事ではない

でしょうか。

今年は常日頃から三分間スピーチということ

を意識しながら自己紹介やプレゼンのアピール

法を練習するのもいいかもしれませんね。

pl-99998693893-1200x675

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です