明治・大正・昭和・平成・・・

降る雪や明治は遠くなりにけり

            中村草田男

有名な句ですネ!今年は明治150年❢AS20180525004243_commL

明治・大正・昭和・平成・・・・

その平成の年も終わりに近づき何となく

節目の年と云う感じになって参りました。

だから何?と云われればそれまでですが

丁度良い機会と捉えて今までのいろんなことを

見直すのもいいかもしれません。

そして新たな目標を設定し来年五月の新しい

時代に新たな気持ちで臨めるようにするのも

好いかも知れませんね‼

見直すと云えば先ずは自分自身から という

のはどうでしょうか?

そこで一つ温故知新 古教照心・心照古教と

云う事でちょっと強引ですが・現代の経営姿勢

またリーダーとしての資質人格形成に通じる

「九徳」と云う言葉をご紹介しましょう。

これは古代中国の儒学の聖典の一つ書経に

ある言葉でリーダーは斯くあるべきと云う

尊敬される人の在り方を示しています。

よく人望の九徳などともいわれますね(^_-)-☆

参考になると思いますよ‼書経

寛にして栗 カンニシテリツ⇒寛大にして威厳あり

条にして立 ジョウニシテリツ⇒柔和にして自立している

愿にして恭 ゲンニシテキョウ⇒誠実にして謹みがあり丁寧

乱にして敬 ランニシテケイ⇒事の処理能力に長け敬虔

櫌にして毅 ジョウニシテテキ⇒外柔内剛の資質

直にして温 チョクニシテオン⇒正直にして温和

簡にして廉 カンニシテレン⇒簡易簡潔で分別あり

剛にして塞 ゴウニシテソク⇒勇断であって思慮深い

彊にして義 キョウニシテギ⇒剛勇にして義に堅い

読み方は作家山本七平さんの

意味は京都女子大狩野直禎教授の

言葉を参考にしています。

これだけの徳を兼ね備えていれば

周りからも尊崇を受け何事も

うまく運ぶと云う訳です。

此れと真逆のこうすればだれからでも

嫌われ何れは失敗してしまうという言

葉を山本七平さんは挙げています。

① こせこせしてしまりがない

②とげとげしく事の処理が出来ない

③不真面目で尊大な態度

④治める能力に欠けて居丈高な態度

⑤粗暴な上に気が弱い

➅素直でなく且つ冷淡

⑦干渉はするが全体の把握が出来てない

⑧見た目弱々しく内心は虚ろ

⑨気が小さく小悪事を働く

如何ですか?周りにこんな方は

いらっしゃいませんか?

若しいるとすればよく観察

反面教師とするべきですね!(^^)! 

明治の日本人は外国の人々から見ても

非常に品位品格が感じられたそうです。

外国との交渉に於いても一つも臆すること

なく堂々として品位を保っていたそうですね。

これは当時の学問の基礎に江戸時代からの

学問 儒学の教えがありそれが人格形成に

良い影響を与えていたからとも云われます。

儒学と経済活動❢一見関係ないように思い

ますがかの日本産業界の父と云われる

渋沢栄一は論語の活用を推奨しています⁉

現代の経営理論やマネジメントの方法論の大家

P・F・ドラッガーは渋沢栄一を尊敬しその考え

参考としていたとも云われていますヨ!(^^)!

現代でも人間の基本は変わりません。

古い古いと思われている論語などでも

その気になって読めば新しい発見がある

かもしれません。

新時代に向けて温故知新・・・

自分を一新するきっかけとなるかもしれませんね!(^^)!

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