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動物愛護TNR活動について

TNR活動ーさくら耳猫ーの活動について様々な意見があるようです。ここにTNR活動の牽引車となって全国でその活動を展開している「どうぶつ基金」さんのご意見を掲載したいと思います。皆様のご理解の一助になればと思います

(公財)どうぶつ基金事務局 no-reply@doubutukikin.or.jp  

「動物愛護とTNRの客観的データが伝わっていないがために                                発生している言動について」

(公財)どうぶつ基金事務局 no-reply@doubutukikin.or.jp  
「動物愛護とTNRの客観的データが伝わっていないがために                                発生している言動について」

このごろ、動物愛護の活動をしている方による、「殺処分ゼロは無責任」「安楽死はまだ必要」「不正をする動物愛護団体ばかり」「TNRは失敗している」という言動を見かけます。

なかには私たち「どうぶつ基金」の活動に対しアンチテーゼを表明される方もいます。(大きなくくりとしては動物愛護の仲間であるし一致している部分もあるので、余計ややこしく余計凹むのですが。)

そのつど、私たちは、「どうか客観的になってください」「違法行為を行った動物愛護団体の例を取り上げ、動物愛護団体はほぼすべて悪、ほぼすべて違法、という特殊な見方を広めないでください」とお伝えしています。

殺処分ゼロのための不妊手術、TNR(ティーエヌアール:ノラ猫をつかまえて不妊手術して元の場所に返すこと)の旗手としてがんばってきたどうぶつ基金だからこそ知り得る情報なのですが、じっさい犬や猫の殺処分ゼロを実現したいのであれば、「TNRは効果的」なのです。

ここ数年のTNRの実施件数と殺処分数の低下は明らかに相関関係にあります。どうぶつ基金が毎年発行している「どうぶつ基金活動報告書」の中で、ここ数年、毎年グラフ化し発表しているので、誰でも閲覧、引用することができます。また、TNRの成果を認め、どうぶつ基金のパートナー自治体になって、TNRを実施している地方自治体の数も、うなぎのぼりに増えています。
これら、TNRの客観的な成果について、お問い合わせがあれば、どなたであろうと丁寧にご説明させていただいています。

どうぶつ基金の情報公開資料のページ
https://i.r.cbz.jp/cc/pl/gxrx5667/sxvxbum3aqc2/oc1us0p5/

えっ、そうなの。本当かなあ。と思う方はぜひ、ご連絡ください。これまでも行政のデータに誤りや改竄があればその都度きちんと指摘し、訴えてきた私たちのデータの信頼性を、ぜひお確かめいただきたいと思います。

そんなTNRの信頼できるデータがあるよ、という話が伝わっていない、ということは、どうぶつ基金の告知力の足らなさを猛省しなければいけないのかも知れません。そんなTNRの実績に対する不理解が、「殺処分ゼロは無責任」「安楽死はまだ必要」「不正をする動物愛護団体ばかり」「TNRは失敗している」という言動につながっているのかも知れません。

ひとしきり猛省はするのですが、かといって、私たちの活動の源泉は理解ある皆さんからお預かりしている浄財です。テレビでコマーシャルを作って流そうか、冊子でも作って配ろうか、ポスターでも作って貼ろうか、動画でも作ってYouTubeで流そうか、などなどは思いつくのですが、でもそんなお金があるのであれば、それはTNRへ回さなくっちゃ、実際の活動に使わなくっちゃ、と思うのです。

とはいえ、不理解を放置したままでは、理解してくださっている皆さんから、これまた「何やっているんだ」とお叱りをいただくやも知れません。

というわけで、自家媒体であるメルマガで、えいっ、なるべく広まれ、皆さん読んでください、転送してください、と書いておるわけです。

どうかどうか「TNRの成果」をご理解ください。えーそんなの信じられないよーという方は、「TNRの成果」データをダウンロードしてください。
直接聞くまでは信じられないよーという方は、遠慮なさらずお電話ください。

また、あれ、これってどうぶつ基金のメルマガに書いてあった「TNRの不理解による言動」かな、と思い当たる発言を見聞きした場合は、ぜひすぐに、どうぶつ基金まで、ここにこんなこと書いてあるよ、と、ご連絡ください。放置しておくと、またそれを読んだ方へ誤解が広がるのも良くありませんから。そのような言動には、こちらから修正のお願いを、失礼のないように丁重に申し入れますので、ぜひ発見と修正の活動にご協力ください。

しつこいようですが「殺処分ゼロは無責任」「安楽死はまだ必要」「不正をする動物愛護団体ばかり」「TNRは失敗している」ではなく、「殺処分ゼロは実現できる」「安楽死は不必要」「不正をする動物愛護団体ばかりではない」「TNRは成功している」ということを、重ねてお伝えします。

どうぶつ基金はどなたにも、わかりやすい動物愛護情報の発信を、常に心がけています。動物愛護やTNRへの理解を広げることもどうぶつ基金の大事な活動の一部だと思っていますので、どなたからのお問い合わせにも、丁寧にお答えしています。お気軽にお問い合わせください。
(どうぶつ基金 /文責 マエキタミヤコ)